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4日目(2/3)~新婚なのに女一人で歩きお遍路~「徳島編」                   ◎田舎の愉快な(?)仲間たち                                 ◎愉快な仲間と大合唱                                            ◎お花を摘みに

備忘録12(013)
※歩きお遍路の記録です。
料金や宿泊などの情報が知りたい方は
4日目(3/3)の「情報まとめ」を見てね。
2017年情報なので注意です。

[前回の記録]
今後の宿情報を得て、「ちょうどいい」を模索し歩みを続ける。
小さな町の素敵な人形たちに出会い、元気をもらいながら。

超簡単なあらすじ

◎田舎の愉快な(?)仲間たち

トトロの「歩こう歩こう」を
独唱アカペラしながら順調に進む。

三番を歌いながら思い出したが、
昨日の山では
 猪のヌタ場(泥浴び場)を発見。
車で温泉に行ったときは
 イタチ?子狸?みたいなのに絶叫。
自然の中ってすごいなぁ。
お邪魔してますの気分。

9:20 かなりのんびり歩行。
しかし、足がまた擦れている。
新たな違和感にテーピングを巻き、
朝入れて頂いたお茶で休憩。

風もなく、歩くと丁度良い天気。
とは言え、現在2月。
やはり止まると寒い。

昨日も柑橘を頂いたので、
ビタミンCを摂取しながら出発。
数秒後、斜め上空から
「ガサガサ、ズザザー」と謎の音…
少し離れているが絶対人ではない。

こんにちは、お猿さん。
とりあえず手にある食べ物はすべて頬張る。
我ながら速かった。
食い意地はピカイチですので、
これはあげられません←

すごい速度で山から下りてくる猿。
私は頬張ったまま停止。
猿も途中で停止。こちらをうかがう。
そのまま見つめ合う一人と一匹。
そしてまたすごい速度で去っていく猿。

さようならお猿さん。
お邪魔しております。

◎愉快な仲間と大合唱

お猿様の駿脚を見せつけられ、
私も頑張ろうと少し速度を上げる。

山から下りると少し家が密集していて、
その先は見渡す限りの畑と山。
家は点在して数件。
とっても絵になるが、
買い物とかしないのだろうか?
視界にお店が一軒もない。

結構不便だし防犯的にも…
とか思ったら、
近くのワンちゃんが一匹吠え出す。
そして周りの家からも一斉に犬の声。
土地が広いのでお隣さんすら結構遠いが、
チームワーク抜群の番犬隊である。

一発目は叫ぶほどビックリしたが、
ちゃんと繋がれていると認識し、
山間での鳴声は意外とうるさくは感じない。
不思議である。
(家々が離れてるから?)

さて、大合唱は終わりが見えない。
小さくなってきたと思ったら、
次の家のワンちゃんに吠えられ、
再度、ボリュームマックスになる。

そこで会話を試みる←
犬「ワン、ワン、ワン」
私「わん、わん、わん」(苦笑)
犬「ワン、ワン」
私「わん、わん」(微笑)
犬「ワン」
私「わん」(含笑)

そして爆笑!
はい、他人に見られたらかなり恥ずかしい。
しかし効果は絶大で、
鳴声は徐々に小さくなりました。

ここはかなり住宅が密集しているところ
家がでかく、空が広い
機能性のみを追求したっぽい橋
進んでよいのか?
初体験にビビり気味
橋はとっても狭いのだ

◎お花を摘みに

再び山道だが、
今度はコンクリートの車道。
ひたすらクネクネ。
歩けど歩けど景色変わらず。

やばい、トイレに行きたい。

塗装された道なのだが、
周りには畑、杉林、川、崖。
お花を摘みにも行けない。

半泣きだが耐えるしかない。
その時、公衆トイレの看板発見!!
広い河川に汲み取り式の小屋トイレ。

上の道路を歩いていたため
どれがトイレ?どうやって降りる?!
右往左往したが看板に感謝
救いのトイレである

意外に綺麗なのに、
細かいペーパーが結構落ちている。
ナゾである。
落ち葉も散乱している。
箒があったので感謝のお掃除。
(この後、1時間以上無かったので
ホントにありがたかった)

さて、晴れやかな気持ちで準備中。
お遍路さんに抜かされる。
60代男性でお遍路は4回目、
本日は13番札所までの予定とのこと。

……あれ?
私は16番まで行きたい。
間に合うのかな。

11:30出発
テンポを上げて、男性を抜き返す。
3日目は「急がば回れ」だったが、
本日の4日目はあれだ
朝の「無理せず頑張れ」だ。
ちゃんと頑張らないと。

今日はペースを上げつつ、
休憩も短時間小まめに取るようにしてみた。
歩いてると栄養補給を忘れるが、
今日はちゃんと食べる。
良いペースな気がする。

すだち館の女将さんからのお接待
おにぎり&お菓子までついていた

うん、良いペースな気がする。

しかし、ここはどの辺だろうか。

私は歩きお遍路用の地図を持っている。
この地図、超簡易なのだ。
「道なりにひたすら進んでね」
という感じ。

目印が書いてあるところまで
とりあえず進んでみるしかない。

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お遍路中に書いたメモによると、
たぶん2~3時間の出来事なのですが、
我ながら落ち着きがない…
ところで「お花を摘みに」という比喩はご存じでしょうか?
女性が外で用を足す時に使います。
男性は「キジ撃ち」。
都心の外とか(人が集まるところ)ですると、
軽犯罪法違反ですから、
日常では使いませんね。

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