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発達障害(アスペルガー)の方が人と話すときに気を付けるべきこと①

さてさて、今回は発達障害で対人関係に悩んでいる方に向けて、人間関係で気をつけるべき形について語っていこうかなぁと思っています。

なんでこの内容を伝えるのかって言うと、シンプルに3年前のぼくがめちゃくちゃ対人関係で悩んでいたからなんですよねー。

発達障害の中でもASDの方の大きな悩みとして、気づかないうちに人を傷つけてしまったり、嫌われてしまったりって結構あるあるです。

でも、誰に聞いても「いや、普通だと思うよ」とか「みんなもやってるからしょうがないよっ」って軽く流されたりして、結局答えが見つからなかったり。

あれ、学生時代に味わうと本当につらいし、人間信じられないなーと悪い方向に言っちゃうんですよね。うんうん。

人によっては、すべて受け入れるから自分の悪いところ教えてやー!って思う人も多いので、アスペルガーの診断を受けたぼくが同じ目線に立って「ここ気を付けたほうがいいかも!」っていう部分を書いていきますね!

参考にするのはこちらのツイートです。

人間関係をこじらせてしまう人のあるあるっていうツイートをしたら、結構な勢いで伸びたんですよね。

今回は、これを1つずつアスペルガーの方でもわかりやすいように、論理的に伝えていきます。

それではスタートォォ!!

①正論伝えがち

まず、ツイートの1つ目のあるあるとして書いた部分が「正論を伝えがち」というあるあるですねー。

これもうめちゃくちゃやってしまうし、めちゃくちゃ気持ちわかるんですよ。正論を伝えたもん勝ちだ!とか正論を伝えることの何が間違っているの?っていう気持ちも。

そりゃあ、正論 = 本質だし、その答えに近づけば近づくほど、相手の悩みが消える可能性は高く、喜んでもらえるのかも?と善意でやりたくなります。

だから自分は「本質を相手に伝えてあげることが優しさだー!」って言う流れで、相手に伝えちゃうと思うんですけれど、これって実は落とし穴なんですよね。

真剣に相手が悩んでいたから真剣に答えを伝えてあげたら、逆にめっちゃキレられる…。っていう謎現象が起きるわけなんです。

これについての答えは「多くの人は正論(答え)をすでに知っている」からなんですね。

そして、答えを知っていても、分かっていてもなぜか動けない…。そんな自分が嫌だ…。と自分の感情が納得いかないことに悩んでいるって言うことなんですよねー。

ここは想像力の問題や、経験数によってイメージが難しいのですが、恋愛で例えるとします。

付き合いたい人がいて告白したいけどできないって言うパターンって、思春期の女子に結構あるあるなことだと思うのですが、それに対して「告白すればいいじゃん!」という答えは間違える可能性が高いです。

よく、女子と話すときは共感しようねって言われますが、この本質は共感 = 行動できない相手の感情面に寄り添うことができるからなんです。

結局、人が相手に相談をするときに求めているのは「告白すればいいじゃん」という行動目線のアドバイスではなく「告白するときって緊張するから難しいよね」という感情の部分のやさしいフォローがほしいってことなんですねー。

もうねー、この裏側の答えを知るまでに、ほんとに自分も多くの失敗をしてきました。

ぼくは店長としてお店でいろんな人と話す機会があるのですが、彼氏とうまくいかない女の子の相談に乗ってたんです。

んで、彼氏に全然かまってもらえないっていう話があったんですが、ぼく的には「自分が彼氏に対して時間を使わないからでしょ?」みたいな正論を投げ続けてたんですね。

結果的にですね、女の子の相談に1時間2時間3時間と本気で向き合い、解決しようとすればするほど感情的になり、相手は最後めっちゃ泣いてました(笑)

もう意味わからなかったっす本当に。なんで真剣に答えを差し出しているのに、こんなもんいらねぇ!って悩みの部分に自分から戻っていくんだと。女子の行動の理解を完全にやめようとさえ思いました。

でも、冷静に考えて「なんでだろー?」って考えた結果、解決策よりも感情面の寄り添いが1番だったってことですね。いやいい経験だったww

てなわけで、正論を言いすぎないっていうのは、相手の感情面をまず優先しないといけないからだよーっていう話でした。

もちろん、最終的に相手が悩みを解決するには正論という答えに向き合わないといけません。

ただ、関係性が浅いうちや話初めてすぐの段階では、まずは感情の理解をするために時間を自分から使ってあげる。「なんでそんなことになったのー?」みたいに。

んで、ある程度感情が落ち着いたり、納得したり、正論を聞ける体制が整ってきたなーっていうタイミングで、やっと!伝えてみようかな?と考える。

こんな感じで、急ぎすぎずに感情を理解する寄り添いの時間を、意識的に作ってみるとだいぶ人間関係のもつれが減るんじゃないかなーと思っています。

最初は苦行かもしれませんが、人と深い関係性になりたい方や、自分を変えたい人はやってみてくださーい。

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