間抜けなホモがフィッシング詐欺に引っかかった話(前篇)

実はわたし、先日
まんまとフィッシング詐欺に引っかかり
30万円以上の不正利用までされてしまいました。

ことの発覚は、クレジットカード会社から
早朝に数ヶ所のサイトで合計30万円以上の
カード利用があるとの連絡をいただいた事からでした。

『30万円以上のカード利用』がパワーワードすぎて
この方はいったい、どこぞの異国の言葉で喋ってるの?
ってくらい、話がまったく頭に入ってこず
自分が今まさに不正利用された事実を
突きつけられてる事を理解できた時には
騙された人が言うフレーズ第1位(わたし調べ)の

「まさか、わたしが·····?」

でした。
まさに、ここぞって時のキラーフレーズですよね。


不審に思って機転を効かせていただいた
カード会社のお陰で、請求書が届くまで
アホみたいにのうのうと日々を過ごし
一気に奈落の底に突き落とされる羽目にならずに
済んだことを、感謝しなければならない。
わたしの末代まで絶えず、カード会社の功績を
語り継いでゆかねばならないとさえ思っている。
ほんとうに、ありがたい。

しかしなぜにカード情報が漏れてしまったのだろうと
ふと疑問に思ったときに、前日にとった
自分のとある行動を思い出したのです。


「ん·····、もしや?」


身に覚えのあった行動を今一度、確かめるべく
スマートフォンで、とあるサイトを訪れて
隈なく確認すると·····。


「ぎゃ!!これだ!!」


わたしはAmazonに化けた輩に
まんまと、してやられたのである。


こんちくしょう!!


そして、事もあろうに
もう1枚、別のクレジットカードを
登録してしまった事実が
瞬時にフラッシュバックされ
慌てて、そのカードを止める手続きをしたのです。


自分の間抜けさに、その日は悲しすぎて
真っ暗な部屋で膝を抱えながら
杏里の「悲しみがとまらない」を心のBGMに携え

だれか救けて 悲しみがとまらない

と、歌い上げる杏里に

「わたしには痛いほどわかるよ、その気持ち。」

と、シンパシィ感じながら
一日を終えました。


いつまでも悲しみに明け暮れてる場合ではないと
思い立ったわたしは、この間抜けさを
後世に語り継いでいただかなくてはなるまいと
無駄な使命感にかりたたれ、こうしてnoteに
書き記しておこうと決意した次第であります。

わたしの華麗で鮮やかな
騙されっぷりを、とくとご覧いただき
間抜けなホモがこの時代を懸命に生きぬいたと
記憶の片隅にでも残していただけたら本望です。


まず、ことの発端は、このSMSからでした。

画像1

実はわたし、Amazonに化けた輩から
SMSを受信したのは、これが初めてじゃないんです。
その時は、貼ってあるurlがamazon.co.jpじゃないから
「これは詐欺!!」と我ながら鋭い洞察力を発揮して
未然に防いだ経験があるにも関わらず
どうして今回まんまと引っかかったのか?
それについて検証していこうと思います。


まず1つめは、
プライム会費のお支払い方法に問題があります。
の文言でした。

タイミング的にわたしのクレジットカードが
丁度、3月で更新を迎えていたせいもあって
それが原因だと思ってしまったのです。
人間ってほんとに不思議なもので
自分の都合良く解釈するようにできていて
(もしや、わたしだけ?)
今、思えば4月にも何度か買い物して
クレジットカードの変更もしてるにも関わらず
プライム会員の会費に紐づいてるカードは
別手続きで更新しないといけなかったのかと
解釈してしまったのです。


2つめは、いつの頃からか
わたしがAmazonにログインする時に
送信されたSMSの通知を承認しないと
ログインできないようになっていた事です。

画像2

ログインする度に、この通知がくるので
不可解な文字配列にも免疫ができてしまい
前回、co.jpの鋭い洞察力で回避できた
過去の栄光はどこ吹く風と言わんばかりに
何の疑いも抱けませんでした。

ご丁寧にも、本家Amazonさんは
不可解な文字配列の中にも
ちゃんとco.jpって書いてあるじゃんね。

co.jpって何だよ!!って
ずっと、こバカにしてたけど

co.jp、ほんとだいじ!!

大切な事だから、2回言うよ。

co.jp、ほんとだいじ!!


こうしてわたしは、urlをクリックしたせいで
Amazonに化けた輩に「チョロいホモ」認定され
まんまとフィッシング詐欺に引っかかるのでした·····。


後篇につづく


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