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[Side:A]枝を見て木を見ず

仕事柄、企業の経営者…ではなく、企業の財務・経理部門の方々にお会いすることが多い。
今日も、そういったお仕事をされている方と昼食をご一緒しながら打ち合わせをさせていただいた。

これまで、様々な立場で「企業の数字」と向き合ってこられた方だけあって、なるほどと思うこと多し。

・経営者の中には、数字を見るセンスがあまりない人もいる。そういう人は、細かい数字ばかりを要求して、全体を見られていないことが多い。「木を見て森を見ず」どころか、「枝を見て木を見ず」になってしまっている。
・数字を見る時は、よく観察すること。しかも、一点を見つめるのではなく、推移に着目することが大事。
・企業の活動は、すべて数字に現れてくる。その数字を注意深く見ていれば、何かあった時は必ずアラートに気づける。アラートに気づいて早めに危機回避をしないと、取り返しがつかないことになる。その意味で、CFOの役割は大きい。
・根回しが重視されがちだが、変化が激しいこのご時世、意思決定はスピーディーに行わなければならない。
etc…

書き起こしてしまえばなんてことないが、長く実務に携わってこられた方の言葉には重みがある。
「身軽に動くこと」と「大局を見ること」の大切さを、改めて学んだ日であった。

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