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若者のすべてというイベント

東京都豊島区の大塚という街では、「若者のすべて」というサーキットイベントの文化があります。今年の夏、3年ぶりの開催が決まったとのことで、思ったことを書かせていただきました。

若者のすべて 初開催当時、僕は21歳でした。
大塚Deepaでブッカーとして働いていて、ブッキングに出るバンドに対してのメリットとはなにか?何かバンドのためになることが出来ないかなぁ、と、常々悩んでおりました。

タイミング的に、サーキットイベントというものが流行っており、そのことを上司に相談したところ「やれっ!!」と、言われたのが、このイベントの発端です。イベント名はフジファブリックの「若者のすべて」から取っています。曲としても大好きですし、タイトルからも、しっくりハマったなと感じていました。

それから 代表は変わりつつも、大塚だけではなく、大阪での開催や、吉祥寺や新宿での関連イベントの開催等、一定広く開催されました。

本祭(毎年夏に開催していたもの)に関しては、当日は勿論、準備段階から文化祭のように事が進んでいき、どの回も色濃く思い出に残っています。あの時の温度感や空気は、あの時だけの貴重なものです。

回を重ねるたびに、手伝ってくれる方や、足を運んでくれる方が増えていきました。その時の人間関係も続いていたり、僕にとっては大切な人生の一部になっています。

20代前後は他人(大人)からの影響を色濃く受けたり、それによって進む道が変わったり、いい意味でも悪い意味でも刺激が多い年頃です。
そういう時期に、大人の力を抜きにしても、歳の近い仲間同士で楽しみながら目立ってやろう、ってのがこのイベントの根底にはあります。

コロナによって止まってしまった文化が、この夏、また動き出すようで、ワクワクしております。
僕自身、あの時思っていた大人の年齢に達しています。仕事に毎日の大半を吸われますし、生活を考えることで手一杯になってしまい、昔ほどは音楽に時間は割けなくなってしまいました。
年齢を重ねるに連れて、少しずつ、そう言った人が増えてきます。
だからこそ、今しか出来ないこと、出せない音を精一杯かましてください。かずい、しんた 、頑張れ 応援してます。

この文章を見た、当時その場にいた方、ライブハウスからしばらく離れてしまっている方、今年の夏はフラっと「若者のすべて」に遊びに行って、あの熱量をまた浴びてみるのはいかがでしょうか。僕自身も非常に楽しみにしてます。もし、お会いできましたら、乾杯でもしてやってください。

「若者のすべて」チェックお願いします。


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