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コロナに対して美容室・美容師ができること。

今日は今までと全く違う内容の記事を書こうと思います。

普段僕は、このnoteを美容師として施術のマニュアルを書くために使っていました。

自分自身、「わからないのは嫌」という性格から、薬剤や髪に詳しくなり、
それプラス「整理するのが得意」なのと「文章を書くのが得意」なことから、
施術や理論をまとめたマニュアルを作りたいと思い、出会ったのがこのnoteなんですね。

我ながら自分にぴったりだなと思います。

僕はブログもやっていますが、始めたのは集客目的で、書く内容も「悩みを解決できるような内容」もっと言えば、「検索されるような内容」ですね。

そして同じく文章を書くTwitterは文字数制限があって、自分の言いたいことを呟けるけど、なんせ140文字じゃ伝えきれない。
ちなみに僕はやっていません。


何が言いたいかというとnoteって、ブログみたいにSEOなんて意識しなくていいし、Twitterみたいに内容が浅くならない。

そして本当に何を書いてもいい。
僕も他の方の記事をよく見ますが、内容は本当に人それぞれ。

でも一つ共通するのは、何にも縛られてないからみんな自分の考えや視点で書いてて、全部面白いんですよね。
「あーその考えなかったなぁ。」「そういう風に見てるのか。」って思ってます。

僕も日々考えることはたくさんあったり、勉強することもあるけどそれをアウトプットする場が無いので、このnoteを使おうと思ったのが今回の経緯です。

というか、今更すぎますがそれが本来の使い方です。笑


現在、noteにて3つの記事を公開しています。
・㊙︎縮毛矯正完全マニュアル -asato-
・㊙︎パーマ完全マニュアル -asato-
・矯正毛もふんわり!5分で前髪パーマ

どれも美容師さん向けのマニュアルです。
ありがたいこと100記事以上購入いただいています。

僕は正直昔から勉強は出来ました。
中高専門とずっと成績は2番。(毎回すごいやつが一人いた。笑)
テストも85点以下は取ったことないと思います。まとめるの得意なんです。

これ嫌味でも自慢でもなんでも無くて、こういう場ではそういうことを謙遜せずに伝えるのが、説得力になることを最近知ったからです。笑

そしてマニュアルや僕のSNSを見てくれた方は知っていると思いますが、僕は「美容師のレベルを上げたい」という思いで、シェアしています。

YouTubeなんか5000円のnoteの内容を無料で公開しまくっています。


今回の記事もそれには変わりませんが、ちょっと変化球。

これを見ているのはほとんど美容師さんだと思うのですが、今話題のコロナ。
正直美容室やばいですよね?うちも相当やばいです。

美容師さん向けに、その解決策をシェアしようというわけです。
(あくまで僕の考えです。)


観光業や飲食業など、色んな業種の方が大打撃を受けていると思いますが、おそらく一番やばいのは美容室です。

飲食店で閉めているところはたくさんありますが、意外と大丈夫なんですよ。

飲食店の従業員って、一人二人が社員で、あとはアルバイトなので、お店を閉めてしまえばもちろんアルバイトの人件費はかかりません。
食材も仕入れないので、かかるのは家賃等の固定費と、数人の社員の人件費ぐらいですよね。ECや配達とかすれば正直なんとかなります。

対して美容室は一部を除いて、全員が正社員。
家賃と人件費の固定費だけで死ねます。

もちろんお客様が来ないので、売り上げは上がりません。
場所や業態によると思いますが、7割減ぐらいじゃないでしょうか。

いま助成金の制度があるので、社員を休ませると何割か国から補償されますが、それでも社員の給料は会社が払わなければいけません。

アルバイトみたいに全部削れるわけじゃないので、お店を閉めれないんですね。

だから「消毒や換気を徹底して、お店を開ける。」しかないんです。
この状況でも来てくれる、少しのお客様がいないと、売り上げは0ですからね。

周りの飲食店や、百貨店は閉めているし閉めた方がいいのは分かっているけど、閉めるとまあ従業員がいるところだと一ヶ月も持ちませんよね。

だから開けるしかない。

「家にいない人や、遊びに出かける人」に対しては、良くない風に思うのに、「こんな時期に来てくれるお客様」は美容院のとっては本当にありがたいですよね。(もちろん僕もそう思っています。ありがとうございます。)

でも「こんな時期に来てくれるお客様」も「家にいない人」ですからね。


そしてこのnoteを書いてる最中に、「緊急事態宣言」出されることが決まりましたね。
明日らしいですが、そうなったら当然美容室は閉めますよね。もちろん売り上げはゼロ。


色々な悪循環で、はっきり言って大ピンチです。

それは美容室のビジネスモデルが「お客様が来て初めて成り立つ対面の仕事」だからです。
普通の仕事みたく、「空いた時間に先にこれをやっておこう。」とか、「これは明日に回そう。」とか出来ないんです。

僕は店長なので、事務作業などはありますが、ほとんどが掃除したり、練習したり、携帯いじってたり。じゃないでしょうか?


「髪は伸びるし落ち着いたら来るでしょ。」って思ってませんか?

こんな経済が回らないと言われている中、落ち着いたらいく美容室は
「家の近くで、安いところ。」です。

自分の美容室が高価格帯、場所が遠いなどだと、余程のファンが付いていないと難しいと思います。

AIにも奪われないと喜んでましたが、美容室のビジネスモデルは弱すぎます。
でも僕はそんな美容師が大好きだし、一生続けるつもりなので、みんなで戦いましょう。


美容室として今必要なことは
・“とりあえず” ここ何ヶ月かの売り上げを確保すること。

美容師個人としては
・施術以外で美容師としていまできること
・他の収入源をつくる


この3つを具体的な案を持って、説明したいと思います。

いつもならここから先は有料なのですが、今回はシェアしたいから無料です。


“とりあえず“ ここ何ヶ月かの売り上げを確保すること。

1つめですね。

まず美容室が「髪を切る場所」という程でお話しします。

商品が「髪を切る」という時点で、オンラインでどうとかそんなものは不可能です。

なのでとりあえず今を凌ぐ案としては、「支払いを先にしてもらう。」
具体的に言うと、カットやカラーの前売り券を売ると言うことです。

施術をして、お金をいただく。のではなく、
お金をいただいて、施術をする。のです。

お金を払って、映画を見る。
お金を払って、コーヒーを飲む。

もっとイメージしやすく言うと、
電車の定期券、アーティストのライブ、家賃、サブスクの会費。

全然よくあることで、美容室の普通が僕らの普通になっているから、違和感を感じるだけで、今ではむしろ先払いの方が主流じゃないでしょうか。


僕ら美容師ができるのは、髪を切ること。

落ち着いたら、来てもらえるように、先にその権利を買ってもらう。
必ず使う前売り券だから。

今この時期に、どんなお店も売り上げが上がらないのは誰もが分かってる。
だからこそ今しかないと思う。

美容室って、どんな業種よりも一番ファンを作りやすいと思うんです。
美容師個人にもファンはつくし、お店にもファンがつく。

一時間も二時間も、あんな近い距離で、何ヶ月かに一回、何年も。
こんな人の人生に一生関われる仕事はないと思います。

シンプルにそのファンに “ちょっとだけ“ 応援してもらいましょう。

僕なら絶対買います。
だって自分のお気に入りの美容室が無くなったら嫌だから。

買っても何もマイナスにならないし、必ず感謝される。
こんなにお互いwin-winなことはないです。

しかも、どんな繁忙月より売り上げが上がると思いますよ。
だって、数ヶ月に一回しか来ないお客様も全員が対象だからね。

そのお金で、お店と従業員を守って、来てくれたお客様を全力で可愛くすればいいんじゃないでしょうか。
美容師はやっぱりそこです。そこだけは譲れない。

しかもそんな困難を乗り越えて、支えてくれたお客様はずっとファンでいてくれるでしょ。最高ですね。


そしてもう一つ。
前売り券だけだと、一人一枚しかおそらく買わないので、
「人にプレゼントする用の券」も用意しておくと良いと思います。

「こんな時だから髪型変えて、気分変えたい。」
そんな人たくさんいると思うんです。

それを彼氏から彼女へ、子から親へ、部下から上司へ、スタッフのみんなへ。
そんな理由で買ってくれる人がきっといます。
美容室からも、券をもらった人からもきっと感謝されます。

美容室からすると、紹介での新規獲得にもつながって、尚良いですね。

ぜひ、参考にしてください。


美容師個人として施術以外で今できること。

2つ目です。

美容師がカットやカラーの施術以外で持っているスキル
・カウンセリング
・パーソナルカラー診断
・メイクやファッションのアドバイス
・スタイリングやヘアアレンジのやり方を教える
・シャンプーやスタイリング剤の相談
etc...

これは直接手を触れなくても、オンラインでできます。
ちなみに僕もココナラというサービスを使って、カウンセリングサービスをやっています。

もちろんInstagramや、Youtubeで配信しても良いとは思うのですが、それだと一方通行です。

美容師のアドバイスを受けたい人は必ずいます。
しかも美容室に行けない今こそ需要があるはず。

なので自分の商品をスキルとして販売した方が良いです。
そういうサービスはたくさんあります。

・ココナラ 
・ストアカ
・タイムチケット
・BASE 
・ミツモア
・bosyu

などなど、探せば他にもいくらでもあります。

中でも僕が使っているココナラはオススメ。
チャットでできるのもあるのですが、ビデオチャットも可能だからです。
実際に髪を見ながら、しかも質問しながらできるので、かなり価値はあると思います。

僕は美容師の時間には価値があると思っています。
例えばカットが6000円の人なら、一時間枠の予約で6000円の売り上げが発生しますよね。
その人には一時間で6000円の価値があるわけです。

なのでアドバイス一時間なら6000円、30分なら3000円と言うふうに値段設定すると良いと思います。
ちなみに僕のサービスは30分で4500円です。

今、予約が入らないと思うので、
「メイクアドバイス」で一時間、「アレンジの方法を教える」ので一時間。
という風に予約が入る感覚で思ってもらえるとわかりやすいかなと思います。

これはどんな美容師さんでもできることだと思います。
今家にいて、時間はあるはず。
自分の美容師としてのスキルを活かすなら、ぜひ参考にしてください。


他の収入源を作る。

3つ目。
これは、美容師以外のスキルを使ってですね。

これはコロナだからどうとかではなく、前々から言われていたことです。
副業副業と言われているこの時代に、収入源を一つに絞ると、危険ですよね。
(副業okかどうかは一応会社に確認してね。僕は許可もらってます。)

今回のコロナの影響でそれを身を以って知ったと思います。
もちろん僕もです。

ちなみに僕の先月の収入源は美容師+このnote、ブログ、美容記事執筆代です。
そんな大した額ではありませんが、もちろんコロナの影響はありません。むしろみんな家にいるのかPVが増えたぐらいです。

みんな得意なことや、持っているスキルは全然違うと思うので、できることは違うと思います。
僕は文章を書くのが得意だったから、noteとブログでした。

何でもいいと思います。
メイクが得意ならそれを商品にする。大事なのは発信の仕方。

文章が苦手なのにブログにしてもダメだし、話すのが苦手なのにyoutubeを始めても意味ないですよね。

自分に合ったメディアを選ぶことが大事。
もちろん前述のココナラなどでスキルそのものを販売するのも良いと思います。


もしくは、全然違うことをしても良いと思います。
むしろその方が強いと思います。
投資とかそういう難しい話じゃなくて、自分の特技やスキルで。

ハンドメイドでアクセサリー売ってもいいし、
絵が得意ならロゴやイラストの作成もいいし、
パソコンに強ければHP作るでもいいし、
服が大好きなら仕入れて売ってもいいし、

なーんでもアリなんです。
そして美容師 × ○○だからオンリーワンになれるんです。

美容師がつくる、「アレンジに合うヘアアクセサリー」
美容師がつくる、「美容室のロゴ、髪型のイラスト」
美容師がつくる、「美容室のHP (これは本当に最強だと思う)」
美容師がつくる、「今流行りの韓国の服を集めたセレクトショップ」

とかね。なんでも良いんですよ。

美容師っておしゃれなイメージがあるから何に掛け合わせても最強だと思いますよ。

サラリーマン がつくる、アクセサリー
不動産がつくる、ロゴ、イラスト
漫画家がつくる、HP
カフェ店員がつくる、セレクトショップ

だから何って感じでちょっと弱いですよね。笑
でもこの人たちにももちろん、掛け合わせたら面白いものはいっぱいあります。

ただ、美容師は掛けれるものが多いなーと感じています。

自分の好きなものや、特技を見つめ直すと、なんでも武器になるものです。
この機会に一度考えてみると良いと思いますよ。


そして思いつくだけなら誰でもできます。
やるかやらないかが大事。こんな時間あるのは今しかないですよ。

コロナが終わっても、色んな影響は残ると思います。

リモートワークは残るだろうし、オフラインで会議する意味がないので無くなります。
実店舗で買い物をする意味もなくなるので、店舗はなくなります。

美容室では、ホームカラーで済ませる人が増えるかもだし、あとは本物の技術を持っている人だけが生き残るようになると思います。


これを機に色々なことが変わります。
というより、これを機にして変わらないと生き残れません。

美容師の皆さん、共に頑張りましょう。

いつもは本当に価値ある情報をと思って値段を5000円や4000円にしています。
でも今回は、そんなことよりシェアしたかった。だから無料にしました。

ぜひ少しでも共感してくれたら、シェアしてほしいです。

美容師みんなで生き残ろう。
待ってくれている大好きなお客様のために、今を生き残りましょう。
何か一つでも、ヒントになれば嬉しいです。


最後に、僕でよければ相談乗ります。
ぜひLINEください。


↓この時間に、学ぶのもぜひ。




















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