春の台風

朝、10時4分、人と会う約束があった。京成線上野駅、改札口を出たカフェ。立石から青戸。青戸から特急。終点。すぐだ。雨だ。小降りだった。90分近くおしゃべり。

映画『ノマドランド』のことが話題になる。ウン、これは早いうちに見に行く必要があるな。今日もまた個として素数人間として生きることを確認し合った。素数人間はいつも百人組手の空手をやっているようなもの。

ひとりで百人を相手に試合をする。この精神こそが俺たちには問われているのだ。今は逆だ。誰かに何かに依存しよとする。寄らば大樹の陰か? 長い物には巻かれろか?

その多層派を押し返すんだよ。俺は俺なんだから。自分にしか根拠はないんだぜ。わかっているのか? よく、さあ。ポジティブシンキングという言葉を耳にする。

ポジティブとは頑固にして断固、妥協拒否のことなのだ。全部を敵にまわしても己を曲げない。貫く。それをポジティブという。生きるか? 死ぬかのガチンコ。

真剣勝負。その覚悟がないと人はポジティブにはなれない。舐めてんのかと言いたくなる。さて彼と別れたあとそのまま立石に直帰。すると午後から急に大雨。

ザアザア降り。さらに風までビュー、ビュー。とんでもない日曜日だ。春の台風か? そんな感じだった。夕方になるとさすがに雨は止んでくれた。だが風はまだ吹きまくっていた。

北風か? ちょうど桜が開花したのにね。とんだ災難だ。歌さんを立石に呼んで「焼きとん」で飲んだ。今日の競馬の反省会。まさか大楽勝すると思っていたアリストテレスが惨敗。

馬群に消えた。せっかくナムラドノヴァンの穴から買っていたのにボロ負け。あちゃーだ。競馬は一寸先、闇だ。“四字熟語”は春の台風。


ターザン大陸より)
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