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バカチン

日曜日、6月20日は「父の日」だった。「母の日」に比べると明らかに存在感は落ちる。社会的認知度も低い。ということは父親は半分、どうでもいい扱いかも。

だって外に出て働いている人だから。家の中ではこれといった居場所がないし、休みの日ぐらいしか家にいないわけだろ。まあ、そんなことよりも私は父として役割を果たしたことがまったくないのだ。

2回、結婚したが家庭のことはほとんど無視。子育てとかもそうだ。失格。ダメ人間。その典型。そりゃ離婚されて当然かも。子どもに対してはお前が好きなように生きろ。

俺も好きなように生きる。これが大前提。ルールなのだ。その方がお互い楽。自由だ。一切、干渉しない主義だ。無責任と言えばこんな無責任なことはない。

責任放棄だな。人生、ひとりが一番いい。他者との関係は“点”で止めておくべきだ。線とか面にするとストレスにつながる。必要な時だけ会う。それを点のコミュニケーションと呼ぶ。

お父さん、パパ、父ちゃんと呼ばれた記憶がないのだ。それが俺だ。自慢でもなんでもないけどね。私の父? 明治生まれだった。広島、瀬戸内海の島で農家の次男として育ち小学校しか出ていない。

成長すると島を出て繊維工業、帝人に就職。職工として定年まで働いた。生涯、家、マイホームを持つことはなかった。長屋、借家生活。そんなもんさ。91歳まで生きた。

ハッキリ言うぜ。親孝行はしたことがない。18歳の時、故郷を捨てた。家族も。両親、兄弟も。あれから57年が経った。都会生活を満喫。俺は自分に勝利宣言をする。

これは正しかったんだとね。何も間違っていない。そうだろ。後悔なんかしたことがない。だから一生、ストレスフリーだよ。さて能書きはそれぐらいにして今日は朝、渡辺整骨院。

整体治療。これはもう習慣だ。欠かせない。体のケアをして長生きするぜ。文句あるかだ。健康がすべてだ。これしかない。読書に熱中したので肩と目が異常に疲れていた。

自分でもわかる。ありがとう。先生から「ターザンさんは中性ですね」と変なことを言われた。たしかに両性具有かも。それって脳のことだろ。自意識のことだろ。

男のホルモンと女のホルモンが同レベルである。そう考えるしかない。午後、渋谷へ。友人が二人も映画『茜色に焼かれる』を見たのだから焦った。上映しているのはユーロスペースだけ。

15時35分だ。2時間20分、長い。だが寝なかった。シングルマザーが主人公。13歳の息子がいる。公営住宅に住んででいる。とにかく問題はここに登場してくる野郎たちのバカさ加減。

どうしょうもない。性的人間のクズだ。バカチン野郎。男ってなぜそうなるの? 上品なヤツはひとりもいない。どいつもこいつもみんな人相が良くない。

最悪だぜ。虫けら以下だ。それをあえて露悪的に描いているんだよ。テーマは変態か? 俺はそう思った。主人公の女性が美人というは問題だ。違和感がある。

崩れた顔の方が説得力がある。俺だったら美人でない人を選ぶ。『ノマドランド』の女優がそうだ。あれと比較するとリアリティに欠けるよな。落ちる。嘘っぽい。

作り事になる。夜は銭湯「喜久の湯」へ。アセロラの香り湯。そしてサウナ。サウナは改装したので木の匂いが強烈。整体、映画、銭湯。抜群な1日だった。

金がなくてパンフレットを買えなかったのが心残り。まあ、いいか。誰か俺と『茜色に焼かれて』を語る人、この指、止まれだ。押忍。“四字熟語”はバカチンにする。


ターザン大陸より)
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