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瞬間

気がつくと、残す曲は
アンコールを抜いてあと二曲だった。

あっという間過ぎて
それに気がついた時
まだ数曲残っているような気になり
危うくループしそうになった。

曲数が過去一で多かったので
リハで通しの練習をした際にとても長く感じて
当日無事に終えられるか不安に思っていた。
ステージって本当に不思議な場所で
時間の流れが違うんじゃないかなと思う。

なんだかずっと楽しくて、暖かくて
瞬間なのに永遠のような気がして
だけど確実に終わりに近づいていくから
すごくそれが惜しくて
現実に戻れなくなりそうだった。

本番はみんなの顔をみたら
泣き出してしまう気がしたから
最初は正直あんまり見ないように
しようとしていたけど、
やっぱりなんだかそれはもったいないような気がして
できるだけ一人一人見つめようと思った。
だって、せっかく現実で会えたんだから
目を見て伝えたいし感じたかった。

練習ですらノーモアクライと言いながら
泣きそうだったから
泣かずに本番を終える方法を考えていた。

当日のリプやLINE@へのメッセージでも
泣きそうで、会場に向かいながら
絶対泣かない方法の検索もした。

会場に着くと青くて綺麗なスタンドフラワーが立っていた。
会場を間違えたのか、誰かの生誕があったのか
という想像が脳内で瞬時に繰り広げられたが、
ゆっくり近づいてみると
よく見慣れた優しい絵柄で3人描かれていた。
すごく驚いて口を開けて何秒か立ち尽くした。
驚きすぎて泣きそうなのに涙が引っ込んだ。

驚いたまま楽屋に入り、
入口にお花があって驚いて嬉しくてって
話そうとしたらぽろぽろと涙が溢れてきて
しばらく一人楽屋で泣いていた。
泣いてるところを見られると恥ずかしいので
早めに到着し、ほかのメンバーに
見られることがなかったのを
密かに良かったなと思っている。

まだ着慣れていない衣装で過ごす、
いつも通りの本番前。
少しづつステージに意識を集中させる。
緊張もするけど、それ以上にわくわくする。
結婚式ってこんな感じかもしれない。
分からないけど。
(分からないって言っちゃいけないんだよ...)

思い返すと一瞬で、
気を抜いたら忘れてしまいそうだけど
かつての目標であり、私たちには広かった会場。
いつでも届かない所に手を伸ばし続けたい。

もっと広いところで!と声を頂き、
それがひとつの糧となって
次のステージへと進んでいく。


2022.01.08に行われる
代官山UNITでの3rdワンマンライブでは
また違った光景を見てもらえるように成長していく。

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改めまして、
2ndワンマンライブ「アオノコトバ」
ありがとうございました。

スタンドフラワーや、
青いサイリウムもとても綺麗でした。
驚きと喜びで本番前泣いたことと、
Haconiwa no kizunaの歌い出しで
顔を上げた瞬間のあの光景は忘れられません。
一生の宝物です!きっとすごく大変なのに
準備してくださってありがとうございます。
少しでもステージで恩返ししていけるように
努めてまいります。

会場ではお会い出来なかった関係者の方、ファンの方も
いらっしゃいましたがTwitterやLINE@、手紙、花束などで
お祝い頂き大変嬉しかったです。
いつかまた直接お礼を伝えさせてください。

まだまだ厳しい情勢ではありますが、
こうして無事9/5ワンマンライブの日を迎え、
終えることが出来たのはたくさんの方の
応援と協力があったからです。
撮影スタッフの皆様、会場スタッフの皆様、
イベンターの皆様、関係者の皆様、
そしてご来場下さったファンの皆様
誠にありがとうございました。

運営さんみんな過労気味で
どうなっちゃうか心配してましたがどうにか終えて
本当にお疲れ様でした。VJ担当を迎えパワーアップです。
ピューパ!!運営さん凄いなぁと思います。尊敬しています。
これからもそんなピューパ!!運営㌠と共に
突き進んで行きますので、
今後ともどうぞ末永く皆様よろしくお願い致します!!

ピューパ!! 天音たると

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