#16 騙されない方法

皆さんこんにちは!

私は数年前まで専攻していたわけではないですが大学で心理学を学ぶ機会があり、その時に学んだ騙されないようになる方法について五つ紹介していきたいと思います。



まず相手を騙すためにとられる方法として、うそをつくというものがあります。このうそをつくという行為には、必ず事実と矛盾しているという特徴があります。ですので、一つ目の騙されないようになる方法としては、話の矛盾点を探すことを心がけるということです。当たり前のことのようですが、うそをつく人の心理としては気づかれない様に隠したい事実から話を遠ざけるように行動しているので、矛盾点がないかを常に意識することは非常に大切になってきます。



次に、相手をだます方法として相手に勘違いをさせるという方法があります。これは詐欺師がよく使う手法で、本当のことを言っているのですが勘違いをさせることで相手を騙すという方法です。例を挙げると、ある人から「私まだ子供はいないんですよね」と言われたときに、多くの人がこの人は結婚はしているけど子供はまだいないんだなと勘違いをしてしまうみたいです。実際は独身であったとしても相手にうそをつかずにだますことができるわけです。そのため騙されないように必要な事実は掘り下げて確認することが重要になってきます。私も今の職場で出会った友人から十数年間にわたってこの手法で騙されているので、この手法に対しては特に気を付けています。私の友人は詐欺師でもないし今でも仲はいいので問題ないですが皆さんも気を付けてください。



次に、相手を騙すために取られる方法として、小さなうそを看破させて大きいうそから目をそらさせるというものがあります。例として、ある勉強会に参加させてそのレポートを提出するように部下に頼んだとします。そしてその部下が「勉強会が終わってすぐにレポートを書いたのですが、データが何らかの原因で消えてしまいました。なのでレポートはもう少し待ってください」と言ってきたとき、多くの人がこの人はレポートを書くのを忘れてうそをついているんだろうとうそを看破することで、相手が勉強会をそもそもさぼっていたという事実があったとしてもこれを見抜くことが難しくなるようです。これらの内容から4つ目の騙されない方法として、真実とうその切り分けを行うということを心がけてみてください。どこまでが本当でどこからが嘘なのかは常に念頭に入れておくと相手の隠したいものが見えてくると思います。



最後に、騙されないようにするための方法として、提示されている根拠に対して自ら調べる事を心がけてみてください。数値やグラフ、統計といったものは信じるための強い根拠として提示されていることが多いですが、印象を操作し相手を騙すために使われていることがあることも事実です。“ウソばかりの統計学”(著 宇瀬戸 州)の中で、統計が読み書きの能力と同じぐらい必要になっている昨今、「統計でだまされない」ためには、まず「統計でだます方法」を知ることが必要であると述べられており、統計やグラフのどの部分が重要で注意して着目すべきかを丁寧に説明されているので一度読んでみることをお勧めします。かなりグラフを見る目が変わるかと思います。



それでは長々と書いていきましたがここまでお読みいただきありがとうございました。

ここまで読んでいただいて、気が付いている皆さんならもうだまされないだろうと思います。



それでは次回もまたよろしくお願いします。

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