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重心移動メカニズムから考える内反尖足の原因の一考

理学療法士のぱらゴリです!

前回の記事は歩行の応用的な知識として○○が大事だと行った旨の記事を書かせていただきましたが、○○の中は分かりましたか!?

\ まだ見てないよ!って方はこちらから! /
https://note.com/tarutaru92/n/nd491f450788e

今回から見ていただく方もいらっしゃると思いますので簡単に自己紹介をさせていただきます!

脳卒中認定理学療法士で、はじまりのまちというオンラインコミュニティを運営しています。

こちらのマガジンの執筆者のキンタローくんと一緒に神経系がで悩む方を一人でも減らしていく!そんなコミュニティとなっております!

またSNS、ブログを通してよく難しいと言われる、神経系の知識をできるだけわかりやすく伝えれたらと思い発信をしています。

もしよろしければフォローお待ちしております!


では今回の内容です。

今回の記事はコミュニティ内で行われたディスカッション会の内容をまとめたものになります!

荷重練習についての内容でしたが、側方への重心移動をメカニズムを知ることがとても重要では!?となり今回の内容になりました。

その重心移動のメカニズムが今回のテーマである
内反尖足を起こしてしまう原因の一つではないか!?
という話につながってきます。

内反尖足の病態について


内反尖足と聞くとみなさんどんなイメージがありますか?

  • 下腿三頭筋の筋緊張がたかい

  • 痙縮かな…

  • 下肢の伸展パターンが出てる

  • 歩くのが不安定になる

  • 立ち上がりが非麻痺側優位になっちゃうえetc

とさまざまな意見があがりますが、総じて「内反尖足をなんとかしないといけないもの!」と感じていると言えます!

でもこのイメージでは介入までつながってこず、ストレッチが第一選択となってしまうことも少なくない印象です。

なぜそうなってしまうのか…、それはどの筋肉がどんな影響によって内反尖足という関節運動を起こしているのか(原因)を知らなければ、何にアプローチ(介入)すればいいのかまでつながっていかないからですね。

ここでは内反尖足の病態と重心移動から考える内反尖足への介入アイデアについて説明して行きます!

内反尖足はときに内反足とも呼ばれ,足関節の底屈,踵部の内反(下肢中央線が基準),および下腿の内転(下肢の垂直軸から内方への偏位)を特徴とする。

MSDマニュアルより引用

すなわち、脳血管障害後に起こる神経系の問題と二次的な影響によって

  • 足関節の底屈に関わる筋肉の問題

  • 足部の内反に関わる筋肉の問題(踵骨の形も影響しますがここでは割愛)

が起こっていると考えられます。

特に歩き始めから起こり、歩行中に持続して起こってくることを多く経験します。

じゃあ非麻痺側から出せば良いのではないか、と考えてしまいますよね。もちろん非麻痺側から下肢を振り出すことで得られるメリットもあります。

ただ、歩き始めの内反尖足といった病態に対しての根本的な解決方法にはなり得ないわけです。

そして実際には非麻痺側から下肢を振り出したいけど、

麻痺側の支持性が低下している方に対しては麻痺側から振り出しを行うことが推奨されています。

長田悠路:片麻痺患者が非麻痺側から歩き始めた場合と麻痺側から歩き始めた場合の動的バランスの違い
─動的バランス指標Xcomを用いた分析─.理学療法科学30,2015

となると麻痺側の支持性が担保されていなければ、非麻痺側から出すことは難しいですし、麻痺側から振り出すとなぜか内反尖足になってしまう…。

といったことで悩んだことはありませんか?

そこで歩き始めの内反尖足について介入する前に、側方への体重移動における足部の仕組みを知り、介入までのアイデアを提案したいと思います。

重心の側方移動のメカニズム

足部の筋活動に着目して行きたいと思います。

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