人間意外と暇(正しいプライドとは)


忙しい中でふとした瞬間に、「あ、忙しいと思ってたけど意外と暇なのかもしれない」と思うことがあるだろう。
私はこの感覚がとても好きだ。

何かに追われ、精神的に窮屈さを感じる中で、
静かに動めく雲、軽やかな風、揺れる木々、同じ時間を過ごす生物
そうした身の回りのものの存在に感動する。
自分はこの世界の一部でしかないことと自分ができることの有限性を実感する。

その上で

暇だから、何か頑張ってみよう
暇なら、こうするか

という自発的なモチベーションが生まれるから好きなのだ。

もうちょっと視野を広げてみたい。

現代の日本で暮らす人は本質的には何にも追われていない。
生きる伸びることが目的だった時代では、とにかく食べ物にありつくこと、安全な環境を探すことが大切だった。

そして現在私達は

社会的に生きる為に必要なことを追い求めている。


自分がどうありたいか、何をしたいか、どう思われたいかという人間のエゴ的なものが大事なのだ。これは綺麗事ではなく、本当のところだ。
人にチヤホヤされたい、ムカつく相手に優位でいたい、人の上に立ちたい
様々な欲望があるだろう。
こうした欲望を押し殺して生きる人生なんて面白くないだろう。

次に考えたいのが、社会的に生きる→人間関係の中で生きるにあたって大事なことだ。

人は基本、目に見える物しか分からないし、
『目に見える凄さ』を追い求める事でしか人間関係の中で、差別化できない。

そう考えると社会的に生きる上で必要なことが見えてくる。
それは
自分自身のエゴに拘らず、差別化を目指すことだ。


周りとの差別化で自分自身のブランドを構築する。
周りのニーズに合わせて、相手がして欲しい反応をし続ける。
笑ってほしい場面で笑う、
周りをよく見て、うまく合わせるのだ。周りあってのあなたなのだ。
これを忘れて自分自身のエゴしか頼らず物事を決めるから、
人間関係でうまく行かず悩み苦しむのだ。

そこで私は周囲との差別化を追い求める中で、正しいプライドを持つ事が非常に重要だと考える。
今回は正しいプライドの持ち方について考えていく。

正しいプライドの持ち方とは、自分と周りに嘘をつかない事だと考える。
これが出来れば、絶対幸せになれる。

スポーツをやっていて思うのは、思った通りにしかならないという事だ。
テニス車椅子のレジェンド国枝選手も「ダブルフォルトをすると思っていたらする」とおっしゃっている。
だから出来るだけポジティブな思考になれるように、自分に言い聞かせる嘘をやめて、自分を大きく見せる嘘をやめる。
正しいことをしていて、正しい方向に向かっていると自他共に認められ、尊敬される境地にある事が大事なのだ。
自分と周りに嘘をつき続けることは、非常に辛いことだ。


人間弱いもので、すぐに精神的に弱くなる。
実はみんな寂しがり屋で、うまくいかないことだらけで、つまらない人生を送っている。
その寂しさに屈してしまい、クソつまらないくだらないやつになりたくはない。
本心を隠すもしくは自分自身が分からず、他人にへりくだって、保険をかけて、人の不幸を願い、メンヘラを起こし、誰かにかまって貰おうとする人だ。私はそういう人にはなりたくない。

しかメンヘラというのは仕方ない事だ。
私も自分自身の価値を疑い、自己否定の罠にハマる事がある。

そういう時は基本的には、考えすぎな事が多い。原因は暇すぎるのだ。

自分自身は何なのか、人生に意味はあるのか、
周りからどう思われているのか
尊敬されるも、舐められるも、
これら全て考える必要がないことだ。

まず基本的に答えがない、堂々巡りになるだけだし、他人からどう思われるのかは相手次第だ。そんな答えを出すことは諦めてしまおう。

どうするべきなのかというと、
メンヘラになることは仕方ないと諦め、
自立することがメンヘラにならない秘訣だ。

確固たる自分を作ることは決して簡単ではない。
自分で料理を作ってみる、自分からコミュニケーションをとってみる、自分が好きな本を読む
自分ができる範囲のことから手をつけてみる。自分のコントロールできることだけをする。
部屋をきれいにする、外見を整える、体をムキムキにする
目に見えることから丁寧にしていく。
そうすると不思議と、メンタルも安定する。

人生はシンプルであればあるほどブレない。
シンプルに寝て希望を持って会いたい人に会えるように起きる生活をする事が最も人間らしく最高な生き方なのだ。
自己犠牲的な考えを捨てて、周りの環境を利用して、自分自身の欲望のために生きていこう。正しいプライドを持って、周囲との差別化に取り組もう。

私は自分自身の価値を信じている。

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