ベビが遂に誕生!

予定日より10日過ぎたのですが、待望のベビがようやく先週水曜日に生まれてきてくれました。生まれて初めての出産体験。忘備録として付けておこうと思います。

入院日の早朝に突然来た腹痛!

午後3時に入院予定だったのですが、入院当日は、早朝6:30頃に腹痛で目を覚ましました。明らかに痛みの鋭さがいつもの腹痛と違うので、病院に行ったところ前駆陣痛が始まっているので、もう入院しましょうということに。計画無痛分娩を希望していた私は出産は予定通り翌日に出産を行うという医師の診断のもと、午後は病室でゆっくりと過ごしていました。無痛麻酔を打ち始めたら一切食事が採れないので、最後に食べたいものを口に放り込みながら。

夜中にとうとう本陣痛。痛くて睡眠薬も効かず。

出産前日なので睡眠導入剤を飲んで早く就寝したのですが、午前2時頃、今までのレベルとは比較にならない痛みが来たので即ナースコール。本陣痛が来ているとのことなので無痛麻酔を即打ってもらい主治医が来るのを待ちました。麻酔を打って15分後にはあんなに激しかった陣痛の痛みは完全に消え、携帯で友達とLINEしたり、物件探ししたり、facebook、インスタを一通りチェック後は育児書を読み始めるという悠々自適な時間を過ごしました。

ベビの心拍が低下・・・。

そんな優雅な時間はつかの間、どうやらベビの心拍が突然低下しはじめたようで、朝6:00に私に酸素マスクが装着されました。主治医に連絡してもらい早く来てもらうことに。朝8:00、お医者さんがベビの頭の位置を確認したところ、かなり上の方にあるので、このまま降りてくるのを待つ&吸引はベビの心拍の状況を加味したらリスクが高いとの判断。主治医からは、赤ちゃんの命を最優先するために、緊急帝王切開に切り替えます。との告知がありました。帝王切開するなんて全くもって予想していなかったので、私は不安と混乱で半分パニック状態です。あれよあれよという間に手術の準備が施され、15分後には手術台の上に乗せられていました。

帝王切開開始。

麻酔が効いていることを確認したあと、手術は始まりました。痛みはないものの、切られたり・引っ張られたりする感覚は残っているので、なんとも恐怖な時間でした。意識は鮮明にあるため、恐怖の頂点に達し、涙は止まらない、麻酔の副作用で吐き気も止まらない、助産師さんが手を握ってくれてたことだけが心の支えでした。手術開始して15分ほど経過した時、赤ちゃんの声が室内に響き渡り、無事に生まれましたとの報告と共に、紫色で必死に泣いている小さな赤ちゃんが私の目線に入ってきました。恐怖の涙が嬉しさと安堵の涙に変わったこと、かすかに記憶に残っています。赤ちゃんは処置のためにどこかに運ばれ、待望のベビとのご対面はほんの15秒くらいだった記憶です。

描いていたイメージと実際の出産体験のギャップ。

「無痛で痛みを極限に抑え、旦那さんの立会のもと、生まれてくる赤ちゃんの生命の誕生の瞬間を見守る」これが私の理想の出産でした。感動的な初めてのご対面を経て、私の「母親スイッチ」がON!されるのだろう、なんて妄想を膨らませながら。だから、妊娠した当初から無痛で行くと決めていて、帝王切開も避けたいと強い意思を持っていました。にもかかわらず、ベビは妊娠後期で逆子になり、帝王切開で産むことを勧められ、どうしても嫌だった私は、わざわざ入院までして逆子を治す「外回転」という治療を受けたくらいです。ここまで最善を尽くしたのに、私の出産は緊急帝王切開という形で締めくくられましたw 出産直後に赤ちゃんを抱くこともできなかったし、肝心の初対面は麻酔のせいで記憶が曖昧で、もちろん旦那さんは立ち会うことなく。手術後の痛みがひどくて、一日目はほとんどベビと触れ合うこともできないくらいでした。今振り返ってみると、理想とは正反対の出産だったことに、なんの悔みもなく、ただただ、ベビに出会えてよかったと思うばかりです。

本来、感動的な出産を経験することによってONされる予定だった、私の「母親スイッチ」については、色々と思うことがあったので、また今度書こうと思います!

一週間後にようやく退院。今は傷が癒えるのを待ちながら、ベビとの貴重な時間を大切に過ごしています。

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