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情報がなくて困っている人必見!! 音楽科受験の色々

こんにちは!メンバーのえりつぃんです(^ ^)♪
音楽科受験についての色々をご紹介したいと思います。

主に「受験準備期」と「受験当日」の2つに分けてお話ししますね。


1.受験準備期

①共通テスト(旧センター試験)対策との両立について

ここでは私(現在の所属:東京学芸大学教育学部A類音楽選修)の経験に基づいてお話するので、これから音楽科受験をする人が必ずしもこのようになるとは限りません。

〇センター試験(現共通テスト)本番まで
5教科の勉強中心
それでも、楽器が演奏できる時間(※)は、できるだけ実技の練習を優先するようにしていました。
※私は自宅に防音室がある訳でもなかったので、夜は遅くても22:00くらいまででないと、ピアノを弾いたり、歌を歌ったりすることができないという制約がありました。

cf.)実技レッスンのペース(私の場合)
  ピアノ 週1回
  声楽 2週間に1回
  ソルフェージュ 2週間に1回

*模試について
 当時の私は、学校や予備校でマーク模試や記述模試を受けていました。
 ちなみに、音楽の模試はなかったので、その代わりに音大の受験講習会に参加してみたり、ピアノだったらコンクールを受験したり…という感じでした。

*入試の配点(センター(現共通テスト):実技)について
 音楽科は音楽科でも、学部としては音楽学部・教育学部などに分かれると思うので、それぞれの入試の配点について、少しお伝えしたいと思います。
国公立大
芸大・音楽学部:センター(現共通テスト)よりも実技の配点が高い
教育大・教育学部:実技よりもセンター(現共通テスト)の配点が高い

 ←ここでご紹介しているのは、あくまでも一例なので、各大学・学部・学科によって異なる可能性もあります。

〇センター試験(現共通テスト)が終わってから
ソルフェージュ・実技の練習中心
英語が好きだったということもあり、時々英単語の勉強などもしていました(英検に向けて)。

*英検を持っていると、何が便利なの?
 入試の段階では…
 英語の試験が免除されたり、点数が加算されたりすることがあります!
 大学入学後は…
 英語の授業が単位認定されたりすることがあります!
 ※詳しくは、各大学のサイトから入試情報を見るなどして、確認してみてください。

②ソルフェージュ(楽典・聴音・新曲視唱)

私が本格的にソルフェージュを習い始めたのは、高2の6月からです。
厳密に言うと、それ以前もピアノのレッスンのときに、少しずつソルフェージュのようなことをやっていたかなという記憶はあります。

*ソルフェージュのレッスンについて
 当時の私は、ピアノの先生の紹介で、ソルフェージュを専門に教えている先生のところに 通っていました。レッスン形態は、基本3~4人のグループレッスンで、1レッスン90分という感じでした。

過去問は、自分の志望大だけでなく、他の音大・一般大音楽学部・教育大音楽科などの問題も可能な限りたくさん解くようにしていました。
自分の志望大の過去問を何年分か解いていると、ある程度入試の傾向がつかめると思うので、それに似たような問題を他の音大などの過去問から探して解いてみると良いです。

ここからは、楽典・聴音・新曲視唱それぞれの項目に分けて、詳しく見ていきましょう。

〇楽典

(1)レッスン:ソルフェージュ・ピアノ

(2)使用していた本(教材):
 ・音楽之友社;石桁真礼生, 末吉保雄, 丸田昭三, 飯田隆ほか 著
   『新装版 楽典 理論と実習』
 ・音楽之友社 編
   『音楽大学・短大・高校音楽科入試問題集』
 →現在は『音楽大学・入試問題集 2020 国公立大・私大・短大・高校・中学・大学院』というものが最新のものだと思います。

(3)その他
もしかしたら役に立つかも!?覚え方シリーズ

・和音(三和音, 七の和音)の種類と和音の調判定

和音(三和音と七の和音)の種類と和音の調判定

~上の画像(表)の見方~
和音の種類 「[ 」または「 ]」=長3度
      「〈 」または「 〉」=短3度
和音の調判定 上段:dur(長調)
       下段:moll(短調)

・音楽用語

音楽用語の覚え方

A4(絶対にA4サイズでないとダメということはありません)の紙を3等分になるように折る
 ↓
折り目を付けて開く
 ↓
左端の列に、音楽用語を書く
 ↓
真ん中の列に、意味を書く
 ↓
答え合わせ
 ↓
一番左端の列を折って(隠して)、右端の列に音楽用語を書く
※真ん中の列に書いてある意味を参考にしながら

左端の列を開いて、答え合わせ



〇聴音

(1)レッスン:ソルフェージュ

(2)使用していた本(教材):
 ・全音楽譜出版社;赤石敏夫 著
    『新訂 独習聴音問題集(上)CD-ROM付』
    『新訂 独習聴音問題集(下)CD-ROM付』
 ・音楽之友社 編
    『音楽大学・短大・高校音楽科入試問題集』

(3)その他
 ・自主学習を進めて、習慣的に聴音をすることを心掛けていました。
 ・レッスンのときに取ったものを、もう一度下に書いて復習し、難しいリズムや(臨時記号付きの)音なども取れるようにしていました。

〇新曲視唱

(1)レッスン:ピアノ

(2)使用していた本(教材):
 ・大阪開成館(三木楽器)
  『全訳コールユーブンゲン』
 ・東京音楽大学 編
  『新曲視唱523-楽曲例とともに-』
 ・音楽之友社 編
  『音楽大学・短大・高校音楽科入試問題集』
 ・全音楽譜出版社
  『コンコーネ50番 中声用』

(3)その他
 ・ピアノのレッスン内で新曲視唱をするときは、「1分間予見→歌う」という感じでした。
 ・また、新曲視唱だけでなく、(私が受験した大学の入試内容には含まれていませんでしたが…)新曲試奏にもチャレンジしていました。

③実技(ピアノ・声楽)

〇ピアノ
まず、私は5歳の頃からピアノを続けていて、学芸大の入試の課題曲を譜読み・練習し始めたのは、高3の12月でした。
実際、大学に入学してみると、センター試験(現共通テスト)が終わってから譜読み・練習し始めた!という人もいたので、本当に人それぞれですね。
ただ、なるべく早いうちから練習しておくことがオススメです!
入試の課題曲は、入試要項の中に書かれているので、例年7月末くらいには分かるようになると思います。(学芸大音楽科の場合)
ここで、入試本番までの練習で心がけると良いことは、【途中でハプニングが起きても最後まで弾き切る!】ということです。
たとえ、途中で音をミスしたとしても、一瞬飛んでしまったとしても、とりあえず【最後まで弾き切る】ことを意識してみてください。
※入試本番は、途中でカットされることもありますが、それも特に気にすることはないです。
また、私は入試本番を迎えるまでに、コンクールなどでリハーサル的なことをしていました。
人前でピアノを演奏する機会が、入試本番までに少しでも得られると、そのような環境に慣れたり、安心したりできるかなと思います。

〇声楽
私は、高3の9月から始めました。
それまでは声楽というものを本格的に習ったことはありませんでした。
しかし 、声楽が受験に必要なことが分かって「どうしよう…」となっていたところ、夏休みに三者面談があり、そこで担任の先生に相談しました。
その後、担任の先生から音楽の先生に繋いでもらい、昼休みなどの時間を利用して声楽のレッスンをしてもらうことになりました。
内容としては、発声練習→入試の曲という流れで進めていました。
当時の私は、外国語歌曲にあまり触れたことがなく不安でしたが、高校音楽の教科書にも載っている外国語の曲を選んで、本番まで1つの曲に絞って頑張りました。

結論…なるべく早い段階から準備しておくことが大切!

④音楽系の塾・予備校
こちらは参考程度に載せておきます。
首都圏以外の地域に開校されているところもあるので、ぜひ見てみてください。
また、その施設(校舎)から遠いという場合でも、現在はオンラインで実技レッスンを受講したりできるところもあるようです。

芸大・音大受験予備校 東京ミューズ・アカデミー
(東京・池袋)
https://www.muse-a.com/
東京音楽学院
(東京・西日暮里、日暮里、北赤羽/神奈川・横浜 etc.)
https://www.tokyo-musicac.co.jp/masterclass/
スガナミ音楽学校受験コース-スガナミ楽器
(東京・目黒、経堂、町田、多摩/神奈川・相模原/兵庫・明石)
https://www.suganami.com/school/exam
ミューズアート音楽学院
(東京・板橋)
https://maac.jp/subje-piano_ex/
ラネージュ音楽院
(長野)
http://la-neige-music.jp/school/
                                など

2.受験当日

ここでは、地方からの受験では大切となる宿泊先やスタジオ(ピアノ練習室)をご紹介します。
他にも色々とあると思う(スタジオ(ピアノ練習室)の方は…)ので、ぜひ調べてみてください。

①宿泊先(ホテル)
音泊
(東京・池袋)
http://onpaku.net/
24時間いつでも演奏できる♪(楽器の種類によっては時間に制限があります)

いわゆる普通のホテルでも、ピアノを貸してくれるところもあるので、ホテルに問い合わせて確認してみるのもオススメです☆

②スタジオ(ピアノ練習室)
Piano Studio NOAH
(東京・池袋、吉祥寺、恵比寿 etc.)
https://www.grandpiano.jp/

私立の音大では、試験前に大学内の練習室等で、軽くリハーサル(指鳴らし)させてくれるところもあります。

+α よく聞くウワサ〜これって、実際どうなの?〜

①入試本番、演奏が途中でカットされちゃったらどうしよう…
→これは、全然気にしなくて大丈夫です!
受験者数や時間の関係で、ある程度のところまで演奏を聴くことができれば良いという感じで、審査に影響するということはないと思います。
→演奏の途中でカットされても、焦らずゆっくりで良いので演奏を止めて、次の曲に移る or 審査員の先生方に一礼して去るという流れをイメージしておくとスムーズだと思います。(本番までにイメージトレーニングしておくと良いかもですね☆)

②志望大の教授などと繋がりを持っていた方が有利?
→入試の有利・不利は関係ないと思いますが、一概に言えません。正直に言うと、このような点はグレーな部分があるので、分からないというのが、私の回答です。

まとめ

この記事を読んでくれた皆さんにとって、少しでも参考になることがあったら嬉しいです!
皆さんの受験が上手くいきますように…!

図1

学生団体 タルトタタン  自分らしく生きるための環境づくり
メール:tarte.tatin.edu@gmail.com(渉外担当)
Twitter:https://twitter.com/tarte_tatin_edu
note:https://note.com/tarte_tatin_edu
代表 かめちゃん
メール:kame.tarte.tatin@gmail.com(代表直通)
Twitter:https://twitter.com/tgu_oyasumi



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