1993年6月26日、爆誕。
先日、お店の取材を受けた。
社会人になってからのことを思い出して語るうちに、急に自分が生まれた頃から今までを振り返りたくなったので、思い出せる範囲で書き起こしてみる。
1993年6月26日、夕方らしい。
調べたら土曜日、大安。
同じ生年月日にアリアナ・グランデがいる。
これを初めて知った時に感動してすぐに聴き始め、想像以上に自分に合わないジャンルで聴くのをやめてしまい、アリアナに申し訳なくなった。
酉年、蟹座、B型。
赤澤竜也(あかざわたつや)という大それた名を父親から頂いた。
ちなみにずっと赤澤が言いづらい。
あかざーになる。
7つ上に姉、4つ上に兄がいる末っ子。
父、母、祖母との6人家族。
新発田市の端っこ、上中山という地域。
山のふもとに集落があり月岡温泉がすぐ近くにある。
朝陽が背後の山からゆっくりとのぼり、夕陽は向かいの山へすぐに沈んでいく。
すこし薄暗い田舎で育った。
一番古い記憶って、みなさんはなんだろうか。
自分としては保育園に通い始める前、幼馴染の悠太の家で、彼がウルトラマン?の三輪車に乗ってるのを見ている光景。
なんだか羨ましかった気がする。
年少、たんぽぽ組のころはあまり覚えてない。
年中、さくら組の先生が厳しい人で、給食を残すことを許してくれなかった。
年長、すみれ組の時はワタナベ先生だったことを覚えてる。
グラウンド近くにクルミの木があり、石で叩き割って中身をほじくって食べてたらめちゃくちゃ怒られた。
大きな積み木が好きだった。
ゆりかという女の子が空手を習い始めたと言ったので、教えて欲しいとお願いして見よう見まねで手を突き出した。
ゆりかの顔面にヒットして前歯を折ってしまい、大変な事件になった。
とても優しい園長先生から個別で呼び出され、鬼の形相で痛みについて説かれた。
みんながいる教室に入ろうとしたら、急に首を絞められた。
後ろを見ても誰もいない。
ひたすらに息が苦しくなる。
必死に扉を叩いても気づいてもらえず、意識が遠のいていった。
それは事件の日に見た、初めての悪夢だった。
一緒に寝ていた母親に夢の話を伝えて、水を飲んでから寝た。
今でも忘れられないのは、ちゃんと謝れていないからなのかもしれない。
続く。