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TARPノート 2024/3/10(中村美和子)

TARP周辺で回る交換日記、TARPノート

今回のTARPノートは中村美和子さんです( Instagram)

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10年くらい前から会話の仕方がわからなくなり、自分以外の人がどんなやりとりをして人間関係を築いているのか不思議に思っていました。今思うと、関西から九州に引っ越してきたばかりで、方言をはじめとしたいろいろな文化の違いに戸惑っていたというだけのことかもしれません。周囲の人々は、私の何倍もきちんと考えて言葉を選んでいるような気がして、わたしもそれに倣って、というか形だけ真似をして、わざとゆっくり話してみたりと試行錯誤をしました。最近は少しずつ普通に落ち着いて話せるようになってきたかも?と思ったりもしますが…。ずっと、なんだか会話がうまくいってる気がしません。
どちらから話し始めるのか?話題は何か?目に入ったものについて話すのか?エピソードトークをしているのか?具体的なコミュニケーションの仕方が、自分のやり方で合っているのかわからず疑問でした。

中谷・阪本の2人によるお笑いコンビ、マユリカのポッドキャスト番組『マユリカのうなげろりん!!』#104 「孤高の騎士」は、まさに個々のコミュニケーションについてひらいた回で、

中谷「仲良くなりたいなーと思った時どうするん?」
阪本「待つねん」「自然な会話の積み重ねで仲良くなっていくわけ。」「興味ないことを興味あるふうに聞いたりするのがしんどいねん。月日が経てば絶対仲良くなるから。遮断しているわけじゃないから。」

というやりとりが衝撃的でした。
そしてこの回を聞いて、私自身が「興味ないことを興味あるふうに聞いたりする」タイプだとはっきり自覚しました。
会話の空白や、予定調和が壊れる気まずさがこわくて、思ってもない相槌ばかり。会話というより「反応」でこなしてきたような気がします。かつてわたしに「全然感情こもってないやん笑」と言ってくれた人たち…、わたしにはあまりにもそれが当たり前だったけれど、いや、たしかに、きっと感情こもってなかったんだろうな〜と今思います。

人と自然な会話を積み重ねて仲良くなるというルートがわかったので、これからひそかに実践してみます。「大人は友達がいないのが当たり前の世の中…」とどこかで読んで鵜呑みにしていたのですが、これから誰かと仲良くなって、友達のいる大人になるのもいいかもなーと思います。おわり

画像は、本文とは関係ないですがこないだ佐賀県・伊万里市の有名なお店「伊万里ちゃんぽん」で食べた特製ミニミニちゃんぽんです。ミニミニだけどボリューム満点でした。

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