見出し画像

【プペルバスin山梨】 光る恵林寺展とプペル茶会がすごすぎる!

昨年、先輩が勧めるので、お笑い芸人で絵本作家の西野亮廣さんのオンラインサロンに入ってみました。(入ってわかったのですが、その先輩はサロンに入っていませんでしたw入ってないんかい!!入っとけよw)

「利休よりヤバい茶人になりたい」と挑戦している自分にとって、ちゃんとディズニーに挑戦してる人の情報は本当に貴重で、何にも挑戦せずに愚痴やひがみ、妬みで酒飲んでるおっさん達よりずっとかっこいいなってシンプルに思いました。

半年くらい経った2019年の12月に、ヨメと「プペルのテーマでお茶会やったら面白そうだよねー」って話をしてたら、その2日後に縄文茶会に来てくれたお客さんから、「今度、光る絵本のバス来るから、お茶とコラボできませんか?」って言われて、秒で受けました。
その方も、サロンメンバーだったことは後に知りました。笑
ご縁を繋いでくださり、本当にありがとうございます!

※絵本「えんとつ町のプペル」はこちらから無料で読めます!


「プペルバス」が山梨に来る?!

病気や障害を持っていて、展示会場に来られない人向けに、展示会場が会いにいくというコンセプトの絵本バス。(プペルバスって何?って人はこちらから
存在は知っていたけど、あくまで他人事だと思ってたこのバス。
これを借り上げる権利をノリで買っちゃったヤバイ焼き鳥屋さんがいて、このバスが山梨に来ることになりました。



「光る恵林寺展がヤバい!?」

バスのコンセプト通り、基本は病院や支援学校などをメインで巡回し、展示をするスタイル。

その期間中、1日(正確には5時間)だけ、原画を外して、イベント的に展示会をすることになりました。

これが「光る恵林寺展とプペル茶会」。
これが山梨ツアーの超メインです。(勝手に思ってる)
バスの展示見たからいいやーって人は確実に後悔すると思います。

光る恵林寺展はほんまにヤバイんです。
何がヤバイか、ひとことで言うと・・・
たった5時間で終わる展示のために作り上げるセットじゃない!という点です。


なぜ、即席なのに、そこまでの作り込みができたかというと理由は3つあります。

①武田信玄公菩提寺の恵林寺さまの全面的協力

全面的な協力を快諾してくださった御住職の切れ味たるや、半端ではありません。
(立川談春師匠と対談してます!こちらもぜひご覧ください!

光る恵林寺展では、拝観無料という心配り。。。
本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

②プペルバスin山梨の実行委員会の熱量

今回の首謀者である、焼き鳥 燈の古屋さんはじめ実行委員会のメンバーの熱量が凄まじく、短期間にも関わらず、バスの巡回場所の展開や仕掛け、情報発信などをエネルギッシュに展開してくださる皆さんに、応援していただけたことが、挑戦するきっかけとなりました!

③甲州市教育委員会の特別協力と後援

市としても、素晴らしい価値を持った作品の展示を文化財を活用して行うことができることは、非常に有意義であると確信してくれて、この企画を全面的にバックアップすることが決まりました。(こういう新しい挑戦に理解があって、応援してくれる上司がいるということは、本当にありがたくて、、感謝しかないのと同時に完全に結果を残さないとならないといういい意味でのプレッシャーになります。本当にありがとうございます!!)

「公務員だってヤバイ奴はいる」

公務員って、真面目で根暗な奴が淡々と事務作業するってイメージがなんとなくありますが、まちのためになるのならば!って実は超汗臭い、目が血走っているヤバイ人が一定数います(ごく少数ですが笑)

で、まさにその一人が私です。(実はいい奴なのです、本当に。)
で、そこに灯油を注ぎながら、バーナーで炙ってくる先輩が1人。
それを応援してくれて、さらに強風で煽りまくり燃焼を加速させる先輩が2人。

その辺の変人が集結して、
「この流れは乗っかろう!」ではなくて、
「この流れは乗っ取ろう!」という勢いで5時間展示の作り込みがスタートしました。

西野さんは「素人がイベントや講演会するときは、変なことはするな!」
としばしば言われてて、その通りだよなーって思うので、そもそも作り込みをすべきかどうか、結構悩みました。。。

ただ、
今回協力してくれているメンバーを見たところ、
大規模イベントの仕掛け人や、アーティスト、イラストレーター、ハンドボール熱が熱すぎる修験者(山伏)、先生スキルが異様に高いサッカープレーヤー、茶人など異色の経歴を持ったチームが組み上がっていて。
で、面白いのはチームのほとんどが公務員である点。
公務員って、何やってもセンスがなくて、何もできない税金ドロボーって叩かれることが本当に多い。。。
でもそれは悔しい!
これはもう「5時間」のために悪あがきをしよう!ということにしました。
(面白い集団でも、やはりプロではないので、素人が何にもやるなっていう指摘も聞こえてきそうですが、やってみたくなってしまったのでごめんなさい。見にきてくださった方で、満足頂けなかった方には、全力で謝ります!!)

今回は、会場となる武田信玄公菩提寺の「恵林寺」の歴史や魅力を最大限引き出しつつ、絵本の展示をすることにどのような意義があるかをしっかりと見定めたいと思いました。

お寺の持つ役割の一つに「文化芸術を育てる」ってのがあると思います。
市としても「文化財の新しい活用として、ユニークベニューのような取り組みが重要」ということがあって。(画像は文化庁が作成したユニークベニューのハンドブックです)

この辺を整理すると・・・
つまり、今回のミッションは

「恵林寺の歴史的魅力を引き出しつつ、
現代の光る絵本というアートを、しなやかに調和した展示」

で、結果として

「地元の人が、自分の地域の魅力に気が付くきっかけとなる」
「甲州市に訪れる人が増える」

ってところを狙う必要がありそうです。
ここを狙うために、4つの仕掛けを考えました!


仕掛け①「ゴミの灯籠」

夜なので、やっぱり参道に灯籠が欲しい。
竹でカッコよく作ろうと思いましたが、、、
「意義がない」と言われました。。
竹の灯籠とお寺の相性なんて抜群に良いに決まっていて、
みんなが簡単にイメージできるくらいに、ありふれています。
ありふれてること事態は、王道ということで、やっぱり素晴らしいことですが、
「今回の展示でしかできないことは何か?」
それが
「空き缶の灯籠」
ゴミがテーマの絵本。
「ゴミを拾ってきて、綺麗に洗って、火を灯す」
この行為自体が絵本のモチーフに抜群にあってる気がします。。

仕掛け② 「お寺に負けない、絵本に負けない、展示什器」

まずは、絵本を置く台。
当初、会議用テーブルとか、100均の額たてとか考えてましたが、
「だめ、絶対。」という先輩の一言。
古〜い時代のハコとかを探し始めます。
探し始めると、出てくる出てくる!!
明治〜昭和くらいのが、どんどん出てくる!
それらは、ほぼゴミとしてオンボロ倉庫に封印されてました。

それらには確実に歴史が染み込んでいて、この地域ならではのブドウ栽培やワイン醸造の文化が醸されています。(こーゆーのたまらなく好きです)

極寒の中、手が引きちぎれそうになりながら、ハコを綺麗に洗って生き返らせていきます。(骨董の類には洗ってはいけないものもありますが、今回はあくまで絵本の展示に使う台なので、きれいにします)

時代のものは、やっぱりお寺に置いても、負けていません。

絵本を置いても必ずあうと思います。
(現物を見てないので、完全に合うか、試せていません。。直前3時間前にならないと試せない・・)

仕掛け③ 「庭園の特別ライトアップ」

今回の絵本は光るんです。
光るのなら、絶対的に「夜」やりたい!
夜やるなら、満願寺での展示レベルにしたい!
満願寺での展示はこちら

そこで、今回、恵林寺の御住職様のご厚意により、
超特別に庭園のライトアップをしてくださることになりました!!
この庭園、国の名勝庭園に指定されていて、(山梨県内だと2件しかない!!)
この庭のライトアップだけでも、十分すぎる見応え。

そして、最強に素敵なのが、
この庭園のライトアップがガラスに反射され、景色が切り取られ、
一つの光る絵画のように浮かび上がるという、憎い設計になっているとこです!!
(ほんとにきれい。)
昼間でもこの写り込みの綺麗さ、、

これが「光る絵本との、しなやかな調和」。
マニアックすぎるので、どのくらいの方が気づいてくださるか不安ですが笑

仕掛け④ 「プペル×茶の湯」

恵林寺では、寺子屋事業として親子茶の湯教室をやってます。
その教室の子ども達が、ルビッチの格好(シルクハットに蝶ネクタイ)をして、プペルの世界観のなかでお茶を振る舞います!

「プペル」と「茶の湯」
その根底は、「和」という思想に繋がると確信しています!
(詳しくは別記事としてまとめたいと思います!)

イラストレーターさんにお茶のイラストを描いて頂きました!

プロのパティシエさんにお願いしたお菓子の試作品!!!

クオリティの高さはもちろんのこと、、
何がすごいって、とにかく美味いすぎる!!


「光る恵林寺展とプペルのお茶会」

たった5時間のためだけに
出現したゴミの光を、
ぜひ、目撃して頂きたいです!

▪︎日時
22日(日)15:0020:00

▪︎場所
乾徳山 恵林寺

404-0053 山梨県甲州市塩山小屋敷2280
0553-33-3011

▪︎詳細はコチラ

恵林寺ホームページ

甲州市ホームページ

プペルバスin山梨

オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」

#絵本 #えんとつ町のプペル #プペルバス #プペルバスin山梨 #西野亮廣 #にしのあきひろ #プペル #ルビッチ #光る恵林寺展 #プペルのお茶会 #ルビッチのお茶会 #恵林寺 #お茶会

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?