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捨てられる教師
久しぶりの本紹介。石川一郎氏の『捨てられる教師』
AI、chatGPTの到来で変わっていく、求められる教師像。そして、捨てられる教師たち。
どんな教師が捨てられていくのか。少し紹介します。
高次の認知スキルを求めるこれからの教育
これまでの教育は、知識を身につけ、上司の命令に逆らわない人材を育成する教育が行われてきました。時代が大きく変化し、「予測困難な時代」と呼ばれていく中で、高次の認知スキルが求められるようになってきたのです。
それでは、高次の認知スキルとは何でしょうか。本著では、ブルームの「ブルーム・タキソノミー」を基に説明されていました。
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これまでの教育は、知識を理解し、応用することができていればOKでした。しかし、近年は、そこからさらに分析・統合し、評価していくスキルが求められるようになってきています。これが、高次の認知スキルです。
今こそPBL的な探究学習が求められる
高校の学習指導要領に明記された「探究」。教師が教えるのではなく、子どもが自ら課題意識を持ち、問いを立て、調べ、新たな価値を創造していく学習。かつてアメリカで行われていたPBL(問題解決型学習)が重要視されるようになっていくと思われます。
これから求められる教師像
以上の2点を踏まえ、これから求められる教師像として、
・学ぶ動機を与えられる教師
・学ぶことが楽しいという姿を見せられる教師
・子どもと一緒に考える教師
・子どもを信じて見守ることができる教師 など
が紹介されていました。
共通することは何でしょう。それは、何かを教えるティーチャーではなく、ファシリテーターやコーチのような、子どもたちのやる気を上げ、導く存在であることだと思います。
他にも色々な視点で、これからの教育について書かれています。ぜひ、呼んでみてください。
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