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#62 市川町の校内研修にお邪魔しました!

今年度お世話になっている関西学院初等部の宗實直樹先生がSNSで紹介されているのに目が止まり、参加しました。

終始穏やかな雰囲気で、部外者の僕を暖かく迎え入れてくれました。本当にありがとうございました。
そこでの学びを少しまとめていきたいと思います。

「問い」とは

偶然なのか、私が先日校内で行った教科部提案で使ったスライドと同じものを使われて説明されていました。

「問い」は創造的対話を促すものとして定義されており、「問い」を通して、更なる問いやアイデアが創発されるとされています。

学習指導要領では、問いについて、

問いとは、調べたり考えたりする事項を示唆し学習の方向を導くものであり、単元などの学習の問題はもとより、児童の疑問や教師の発問など幅広く含むものであると考えられる

小学校学習指導要領解説社会編

と明記されているようです。
宗實先生は、「単元などの学習問題」「児童の疑問」「教師の発問」に整理され、さらに発問を組織化されていました。
実践者でもありながら、理論を構築するために組織化もされており、理論ー実践の往還を感じました。

子どもが問いを作るために

個人的に研究している部分。宗實先生に質問してみました。
結論から言うと、子どもが問いを立てられるようにするためには、
教師が良質な問いを子どもたちに問うこと

です。
良質な問いとは、社会的な見方・考え方を働かせて概念的知識へつながる問いだと考えます。

そのために、宗實先生は、問いの表を子どもに手渡しているそうです。
下の資料は宗實先生の著書を参考に作成したものです。


新しく「受動的発動」という言葉も教えていただきました。教育は受動であるが、子どもたちが自分のものにする「発動」にもつながると言うことです。

子どもが考えやすい問いに修正する

ただ「なぜ?」と聞くだけでなく、子どもが考えやすい問いを作る必要があります。

例えば、ゴミの学習で、
「なぜ6種類に分別しているのか?」という発問をした時、子どもは
・6種類あるのは(   )だから
・分別するのは(   )だから
・6つが選ばれたのは(    )だから

と色々答え方ができてしまう。これはこれで、まとめられそうだが、もう少し焦点化するために、宗實先生は以下のような問いに修正した。

A市では5種類なのに、なぜ自分たちの市は6種類なのか

複文型の問いと呼ばれていて、私も前任校でよく使っていました。(のになぜ発問と呼んでいました)
(私が参考にしていた本です)


時間が来て途中で終わりましたが、最後の方のお話も興味深そうでした!また宗實先生に聞いてみたいと思います!

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