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粽(ちまき)の転売は災いを被る

こんにちは。tarosuです。
今回は少し残念なニュースがありましたので、コメントをしてみます。

祇園祭の各鉾で販売されているちまき(以下、粽とします)が、転売されているという悲しいニュースを聴きました。

粽は、厄除けとして飾るもの。
笹の葉で作られた御守りで、厄病や災難除けとして玄関に飾ります。

ちなみに私はその昔、祇園祭の粽を「食べ物」だと勘違いして、
「食べてから飾るの?」
と聞いて、親父に笑われた記憶があります。

そんな私も、祇園祭に何度か足を運び、粽のイメージも変わりました。あるあるの間違いです。

祇園祭の粽ですが、どこで販売されているかと言うと、それぞれの鉾(ほこ)で販売されています。

例えばかの有名な長刀鉾。
粽のご利益としては、「厄除け・疫病除け」があると言われています。

また、芦刈山も粽でよく聞く名前です。
これは、「縁結びのご利益」があるからと言われています。
このような形で、それぞれの鉾によってご利益が違うのです。

そんな祇園祭の粽ですが、祇園祭が観光化される中で、お土産としても有名になりました。

でも、このお土産は自分へのお土産として。あるいは、家族へのお土産として欲しいものです。

なぜかというと、粽は厄除けのために使われているものだから。
簡単に書いてしまうと、厄除けのお守りみたいなものだからです。

だから、粽を現地ではなく、他の誰かから粽を貰ったり買ったりするのは正直よろしくないのです。

ではなぜ、問題があるのでしょうか?

それは、粽に人の念が入るからです。

今回のニュースのように、もし最初に手にした人が「転売して儲けてやろう」と言う念が入った粽を買った場合、受けた方はどうなるでしょうか?

その邪気の入った粽を玄関に飾るのですよ。
(転売したものを買う方がそこまで考えてないでしょうけど)

誰かの邪念が入った粽には、厄除けの効果はあると思いますか?
イメージを働かせればわかる筈なのです。

ちなみに、転売した側はもちろんその行為を神様は見ています。
災い転じて福とならず、自分にそのまま災いを呼び込むようなものです。
絶対にやめましょう。

ちなみに、お守りや御朱印の時にも、以前私は同じことを書きました。
粽も同じことなのですよ。

お守りも粽も、転売して売っても、転売して買ってもご利益が少ない。いや、むしろご利益なんぞない事を理解して下されば、このコラムを書いた価値があるのかなと考えます。

楽しむ祇園祭もありですが、神事としての祇園祭にも少し目を向けて下さる方が増えてくれると嬉しいなと私は切に願うばかりです。

本来であれば東京駅での占いのお話を書くべきなのですが、先にこちらの話が気になりましたので、一筆書いてみました。

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