DeNAを退職したので同僚の皆さんにお願いして自分NPSを測定しました
6月末で株式会社エブリスタの代表取締役社長を退任して早くも3ヶ月が立ちましたが、9月末をもって親会社である株式会社ディー・エヌ・エーも退職しました。
退職時に、同僚の皆さんへの最後のお願いとして、芹川へのフィードバックをお願いして自分NPSを測定しました。
このように退職のご挨拶メールにちゃっかりお願いを書いて依頼しました。
結果として非常に学びが多かったので、みなさんも転職・退職の際は是非真似することをおすすめします。
というわけで、参考までに結果をまとめて共有します。
回答者との関係
匿名でアンケートに回答してもらったので、自分との仕事上接点について聞きました。
約200人にメールを送って回答n数が26人なので、回答率12~13%です。
まずこれが期待より低かったので、もうちょっと回答ほしかったなという気持ちがあります。
部下たちがあんまり書いてくれなかった・・・
5年も同じ会社にいるとそこそこ顔が広くなるので、仕事上の接点はあまりなかった人たちがけっこう回答してくれています。ありがたいかぎりです。
NPS: あなたが芹川太郎と一緒に働くことを友人や同僚に勧める可能性はどれくらいありますか?
いわゆるNPSについての質問です。NPSについての説明はこちら。(この概念を開発した古巣Bainに敬意を評して公式のリンクを貼ります)
概ね高かったので安心しました(評価が低い人は回答してくれないというバイアスはあります)。
合わせてその回答の理由も聞いています。
ポジティブな要素は
といった仕事力そのものへの評価と、
などパーソナリティ面での評価に大きく分かれそうです。
ネガティブな要素のうち一番低い評価につながっているのは「よく知らないから判断できない」という至極まっとうな理由だったので、これも安心しましたが、
といった大雑把さが身近に仕事をしていた部下から上がってきており、概ね自覚していた通りなので申し訳ない感じです。(ちなみに前者の「忘れっぽい」は家庭でも奥さんに一番怒られるやつです。)
あなたは将来機会があれば芹川太郎と一緒に働きたいと思いますか?
こちらも1つ目の他者推薦の質問とほぼ同じ結果ですが、部下からのポイントが微妙に下がっているのがミソです。
※ここに上司や先輩が含まれると部下や後輩との評価の違いなどもわかってよいと思うのですが、僕の場合は上司や先輩が少なすぎて誰も回答してくれなかったので、そういうインサイトは得られません。
一緒に働きたい理由としては、
などが多く、若干下がるポイントとしては
がありそうでした。
みんなが熱狂できるようなビジョンを掲げてもっと一緒に働きたいと思ってもらえるように努めます。
あなたが知っている芹川太郎の短所を簡単に教えてください
続いて自分の短所を聞きました。普段あまり指摘してもらえないので、この質問からの発見が一番多かったです。
自覚していて短所だと思っていないので変えないところもありますが(「言葉選びが過激」とか)、①直接的なダメ出しをしない、②たまに怖い、③ときどき近寄り難いなどは意図していないものがありそうなので、今後具体的に改善していきたいと思います。
①は厳しいフィードバックをすべきときに十分にできていないということなので、そこは逃げずにやるべきですね。
②は多分部下からなので、怖くて当然の場面はあるのですが(不誠実な行動をとったときなど)、そうでない場面もありそうなのでそこを深掘って解消したいです。
③も近寄るなオーラを全力で発する場面も多々ありますが、意外とシャイでときどきコミュ障なのもあると思うので、もっとオープンな人になりたいです。
あなたが知っている芹川太郎の長所を簡単に教えてください
最後に自分の長所を聞きました。これは一緒に働きたい/人に薦めたい理由と大きく変わらない印象です。
以下、自慢としてご紹介します。
総括
実際に同僚のみなさんにフィードバックをお願いしてよかったと思う気づきが2つありました。
評価してもらった点は、自分でも「そうだよな」と認識していたことが多く、意外な指摘は特になかったと思います。
(自己評価についてはこちらの記事↓に以前まとめてあるので、それと比べるとわかりやすいです。)
自分で知っているつもりだったことばかりが回答に出てきたことは決してネガティブではなく、自己認識と他者からの評価のずれをなくしていくこと自体が大事だと僕は考えています。なかなかこのように人から丁寧なフィードバックをもらえる機会はないので、今回それが確認できてよかったです。
上述の通りですが、"自分でもうっすら気づいていたけど認識が甘かったこと"をはっきりと言語化して指摘してくれたことは非常にありがたかったです。具体的改善行動につなげるきっかけになります。
360度評価との違い
ディー・エヌ・エーでも360度評価がしばらく前から導入されているので、そのプロセスを通じて下から・横からの評価をもらう機会はありました。
しかし、学びの質という意味では今回のシンプルなアンケートの方が高かったように思えます。
その理由は、定量的なアンケートをNPSという簡潔なフォーマットに絞り、その根拠を短いテキストで回答してもらったことで、インサイトがはっきりと得られたからではないかと思います。
おまけ
今回僕が使用したGoogle formをコピーしたい方がいれば、このnoteを100円で購入してくださればリンクを共有します。
以下で購入できますが、文章は特に含まれていませんので、読み物として課金しないようにご注意ください。
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