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フットマッサージャー実験 (ドイツ往復航空券=3万5000円の旅 )

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格安エコノミーの旅

今週一週間はドイツに滞在します。

いまはロシア上空を通れなくなったので、欧州は遠くなりました。長距離のフライトはなかなかつらいです。

しかし、コロナのときに溜まったマイルを上手に使うと、以下のように、4箇所を経由したり宿泊したりする変則的な乗り方でも、激安で行けることがわかりました。

羽田→ 関空(泊)→  ミュンヘン → ベルリン(泊) → フランクフルト(泊)  →羽田

お値段はなんと3万5000円。

内訳を見ると、手数料とか税金だけですから、航空運賃は実質ゼロ円です。
マイルは9万余り必要ですが、欧州往復のマイルとしては超節約の旅ができます。

35000円の内訳。 手数料や税金だけ。

フットマッサージャーの実験をしたい

だけど、激安だけが目的ではなくて、自分自身でどうしても実験しておきたいことがあったんです。

それが、フットマッサージャーの、機内での有効性実験です。だから足ラクの非常席も探さず、一番安い(一番狭い)、普通エコノミーの席にしました。

実験するマッサージャーは、こんなものです。

フットマッサージャー 【医療機器認証取得】 RENPHO レンフォ エアーレッグマッサージャー ポータブル マッサージ機 コードレス充電式 家庭用 足先~ふくらはぎ 2種類のマッサージモード 3段階のエアー強度 【家電批評2023年5月号A評価掲載機種】

このマッサージャーは、充電式なので機内で使えそうと思いました。また、ブーツのように、足先〜ふくらはぎまでカバーしているので、部分的なものよりも効果が高いはずです。

ただ、

  1. とにかく大きいので、果たして普通エコノミーの狭いスペースで使えるのか

  2. 足のむくみを予防・軽減する効果は、充電式で充分なのか

がわかりません。自分で実験することが必要でした。

デカくて恥ずかしいがなんとか使える

頭上の棚にあるキャリーバックから、マッサージャーをおもむろに出してきて膝上に展開した状態です。厚さも含めてかなりのボリューム。
これをいまからガサゴソ装着するのか〜と思うと、かなり恥ずかしい。

でもね、まぁみんな、そんなにお互いに関心があるわけでもないし。

そもそも実験なのだから何も恥ずかしくない、と自分に言い聞かせます。
科学者だからね!

狭いので、ホースとかの取り回しが大変なのですが、一番やばかったのが、足に巻くときに発生する、バリバリベリベリという、巨大マジックテープを剥がす音でした。

これは激しく目立つなぁ。でも周りの人は別に振り返らず。ま、いっか。

足の間にあるのがコントローラー(バッテリー内蔵)。下腿と足をカバーするブーツのような履き心地。

↑ 上から見た写真。ジーンズの上からも装着できます。

↓ 横から広角で撮った写真。長靴っぽくてイケてない。ううん、月面に挑戦する宇宙飛行士だと思えば、カッコいい!笑

マッサージコントローラーもでかいのですが、ここにバッテリーがたくさん入っています。シートの脇(おしりの脇で、隣のシートに出っ張らない場所)や、椅子の下に置きます。

テーブルの上に置いたコントローラー。上が電源、その下が強弱と、モード(どんな順番で揉むか)。

効果はすごい!!

このマッサージャーは、電源ボタンを押すと、10分間、間欠的に膨らんだりしぼんだりします。

足全体が包みこまれるように、何度も血圧測定をする感じ、です。

3段階の強さを選べるのですが、「充電式だから弱いだろうなぁ」と思ったら、あにはからんや、すごい強力!

「弱」モードで、まったくもって充分です。
「強」にするとイタいぐらいで、選ぶ人はいないんじゃないかな。

今日は昼のフライトだから、だいたいはパソコン作業で起きています。

起きている間は、一回動作(10分)させたら、しばらく後(たとえば15分後)にまたスイッチを押したくなる感じのペースで使います

また、寝ているときは、マッサージONにしたまま眠りについて、ちょっと目が覚めたらまた押す、みたいなことを繰り返して、2時間余り寝ました。

ビジネスクラスみたいに、足が平らになっているわけではないから、すこしのダルさはあるんだけど、

効果がとにかく半端ない!!

だってトイレに行こうと思って、脱いだ靴を履くときに、足がまったく膨れていないんです。

フツーの、ありの〜ままの〜♪ サイズ。だからスポっと靴が入ります。こりゃ驚いた。

恥ずかしさはあるし、狭い席ではなかなかやりづらいですが、足が浮腫むのを完全に防止できるんだから、すごいデバイスです。

ちなみに、空気を注入音は、機内ではまったくわかりません(機内ノイズのほうがうんと大きい)。

「動作時の注入音は繰り返すから大丈夫かな?」と心配していましたが、これは杞憂でした。

動作可能時間も、自分の使った頻度では、10時間の飛行を経過した執筆時点(使用時間8時間ぐらい)でも特に問題なく使い続けられており、バッテリー容量は充分な感じでした(動作を中断して充電することはできます)。

脱ぐときがちょっと大変

ただ、脱ぐときはちょっと大変です。大変、というか、狭いところであわてて脱ごうとすると、足を無理な姿勢にしがちですから、落ち着いてゆっくり脱ぐ必要があります。

あと、またベリベリ音を立てて外すことになるので、目立つという欠点があります。

でも、恥ずかしがりの人でも、夫婦とかお友達の2人で乗るなら、おしゃべりしながら装着すれば、全然恥ずかしくないと思いますよ。一人だと、周り知らない人ばっかだから、ちょっとはばかられる感じですけどね。

・・・というわけで、これさえあれば大丈夫なことがわかりました。

10分でスイッチが切れて、再度動かないので、これをときどき自動で繰り返すプログラムがあるとすごく良いのですが、

もともと自宅で一回か二回使うことを想定しているのでしょうから、その点は仕方ないかなと思います。

ちなみに、自宅で使うとしたら、帰宅時とかお風呂の後とかですよね。

仕事中はこれを装着するのはほとんどの人にとって現実的ではないので、以前ご紹介したこの、第二の心臓くんが良いかもです。

これはコキコキできるので、そういう楽しみもあります。

実験の動機について

この実験の動機は、エコノミークラス症候群を予防するのに、何が効果的か、試したかったことです。

(地上における)MRIでも、足の浮腫みを撮影して、治療効果を判定することに使いたいと思っていますが、そのための予備実験として、これを行いました。



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