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無痛MRI乳がん検診に関するニュース

昨年から今年にかけて、DWIBS法(ドゥイブス法)を用いた無痛MRI乳がん検診がかなり進んでおりますので、この点についてご報告をいたします。

受診者数、社員、アクセス数など

  • 5年が経ち、累計20,000人が受診しました。

  • 契約病院数は45に増えました。夏までに60病院になることが決まっています。

    • アウトバウンド営業はほとんどしておらず、ほぼすべてがインバウンドです。本当にありがたく思っております。

  • 今年度の年間予想受診者数は10,000人です。過去5年の平均値の5倍に達したことになります。

  • 社員数は長らく私を含めて2名でしたが、昨年1名採用しました(診療放射線技師)。さすがに少ないので、自ら志願してくださった方2名(やはり診療放射線技師)を7月に採用し、合計5名になる予定です。

  • ファストドクター創業者の小石祐司さんが、毎週欠かさずzoomで、他の有能なボランティアとともミーティングをしてくれて、毎週毎週、連続改善がなされています。

  • ホームページへのアクセス数は、2022年10月に20万PVを超えました。毎月コンスタントに6〜8万PVがあります。CVRも驚異的と言える値を示しています。

  • SEOにも力を入れていますが、その成績は極めて高く、様々なキーワードで1位となっています。

  • 自治体からの直接補助が一部で始まりました。北海道の2病院、また新潟の1病院では、自治体からの直接補助が受けられます。

    • 例えば、北海道の当該病院では、定価15000円のところ、自治体から10000円の補助がでるので、1/3の5000円で受けられます。

    • 普及してくると、このように考えてくださる自治体が増えてくると思いますので、引き続き努力します。

  • ふるさと納税の対象には6自治体で認められました。今後も拡大していくと思います。

成績、学術など

  • n=3000程度のデータを調べたところ、癌発見率は約2%(CDR 20/1000)、陽性反応的中率は約20%でした。

    • 比較データではありませんが、これは多くの研究報告による従来検診の5〜7倍の成績です。

    • 受診者背景は異なるので一概に比較はできませんが、これは「造影」MRIの報告データに匹敵するぐらいのレベルです。

    • このことから私は、今後もこの検診法が女性にとって重要で、みなさんが容易に受けられるよう、努力を続けたいと思います。

  • 受診した方の1/3は、人生においてはじめて乳がん検診を受けた方でした。「痛みのある乳癌検診を知らない方が2020年代に出現した」というエポックメイキングな出来事として記録されると感じています。

  • 受診した方の3/4は、今まで受けたことがないか、あるいはマンモ検診から2年以上遠ざかっていた方でした。本検診は、これまでの検診が届かなかった人に届いていると言えます。

    • 無料のマンモグラフィを受けられている方に加え、痛みや恥ずかしさなどから受けられなかった方に検診の機会をお渡しすることで、受診率の向上が得られると思っています。

  • 顧客推奨度を示すネットプロモータースコアは、n=3800の調査にといてプラス33.5となりました。一般的なトップ企業はマイナス20程度であることが多く、飛び抜けて高い値を示していることになります。

  • 2022年11月に、私は人生においてはじめてランチョンセミナーを主催しました。

    • アンケートで最も印象的なものは、無痛MRI乳がん検診には「死角がない(ブラインドエリアがゼロ)」であることでした。

    • これはMRI研究者にはよく知られていたのですが、改めて、基本的なことをお伝えするのが大切だと思いました。

  • 2023年2月に、NVIDIAのGCPで、無痛MRI乳がん検診とAIについて招待講演をいたしました。そのなかで、以下のようなことについて強調しました。

    • 「AIによる改善」とか「AIで99%診断」「AIで(従来の)150%診断」などと聞くとなにか魔法のようにすごいことが起きるように感じるが注意が必要。実はもともとの画像の持っているパワーが大切。

    • DWIBS法による検診は、マンモ検診やUS検診でAIを使って150%のものができても、はるかに成績が上回る。(もちろんさらにAIにより改善できる)

医の心の堅持

  • 毎年、故日野原重明先生の著された「医学概論」(医学書院)を用いて授業を行っています。

  • そこでわかりやすく説かれている「サイエンスとアート」や、「ヒポクラテス、オスラーなどの考え方」に心から共鳴し、学生にこれを伝えています。

  • いつか公開したいと思い、今年はその授業を動画で記録しています。

  • それまで保険診療のみで用いらていた全身DWIBSを用いて検診を始めるには、大きな心理的な障壁を取り除かなければなりませんでした。進行大腸がんで見つかった父が、またその死が、私を後押ししてくれて、全身DWIBSによる検診が初めて世に出現し、その後無痛MRI乳がん検診となりました。このときの気持を忘れることは生涯ないと思います。

  • 今後も、医の心を一番の基本理念として、どんなことがあってもそこから逸脱せずに進みたいと思っています。会社が大きくなる可能性があり、経営改善の圧力はだんだんと強くなりますが、医の心は譲れない理念として今後も堅持したいと強く思っています。

新しいサービスと会社の成長

無痛MRI乳がん検診ギフトの開始

https://mri-gift.jp
https://youtu.be/3xdHTRs9Qxo

  • 2022年11月、クラウドファンディングで「無痛MRI乳がん検診ギフト」を実現することを世に問いました。

  • その結果、150%の目標達成率を達成し、ご寄付や前売りのギフトご購入をいただきました。

  • この予算で動画を作成しました。また「無痛MRI乳がん検診ギフト」サイトを作成し、本月サービスを開始しました。

  • 将来的には、男性から女性へ、お子様からお母様へと、ギフトとしてもお送りできるようになりました。ご支援をいただいた方々に厚く御礼申し上げます。

ものすごいベンチャー展2023での優勝

https://kyozon.net/lp/premium-venture4-real/

  • フジテレビ本社球体展望室「はちたま」で発表しましたが、期せずして優勝することができました。

  • 元々はファストドクターさんが発表する枠でしたが、「高原さん、たまたま枠があるので、やってみる?」と誘われ、軽い気持ちで引き受けました。このため優勝という結果になり、本当に驚いています。

  • これをきっかけにかなり注目されるようになりました。しかし、まったく浮かれる気持ちはなく、むしろ慎重に進みたいと思っています。多くの方々と知り合うことができましたので、とてもありがたく思っています。

前澤友作さんの顧問企画

https://exit.yusakumaezawa.com

  • ダメ元で応募しました。経営に関しては素人ですので、たまには今後の(ビジネス的な)予定も書いてみたらよいのではと進められ、トライしたものです。

  • その結果、682社の応募があったそうですが、(私の感覚では)あれよあれよという間に3次審査まで進み、16社程度に選ばれたようです。近く前澤友作さんにお会いすることになりました。今行っていることを真摯にお伝えしてきます。

朝、500mLの魔法瓶用にコーヒーをたっぷり淹れて出発します。意外と半日以上ホカホカで飲めるんです。いただいたサポートは、美味しいコーヒーでアイデアを温めるのに使わせていただきます。ありがとうございます。