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SDカードはどれがおすすめ?

カメラとレンズが揃ったら、あとはSDカード。
コンビニで販売しているSDカードでも、もちろん撮影はできます。さらにラインナップ豊富な家電店で購入する場合、より“連写しやすい”SDカードがあるんです。

容量はどのくらいがおすすめ?

一眼レフで写真を撮影した場合、「3,500px × 2,800px」のサイズで撮影した写真1枚のデータ容量はだいたい5MB~8MBです。もちろん、画質やサイズ、それから暗い場所で撮るか鮮やかな場所で撮るか等で少しずつサイズは違ってきますが、だいたいこのくらいです。

そうすると32GBのSDカードで5,000枚ほど、64GBのSDで10,000枚ほど、撮影することができます。

さらに容量が下の16GBでも2,500枚くらいは撮れるので十分ではあるんですが、ホーム球場3連戦を3試合とも現地観戦するようなオタクだとSDカードが容量いっぱいで、結局コンビニとかで買い足す羽目でした。

かといって、64GBのさらに上の128GBのSDカードを買ってみたら、PCに取り込むときにいちいち読み込みに時間がかかってイライラしたので、個人的には32GBか64GBあたりを推しておきます。

SDカードの“書き込み速度”を気にすると快適に撮れる

野球を撮っていると、機材によりますが、おおよそ1秒間に7~10枚のシャッターを切ることができます。つまりバッターのスイングを3秒間連写したとすると、それだけで30枚(しかも1枚あたり5~10MB)の写真をSDカードに書き込まないといけないわけです。

書き込み速度が遅いと何が起こるかというと、一眼レフが一時的にフリーズします。次のシャッターを押しても反応しません。

慣れてくるとシャッター押しっぱなしにすることはなくなりますが、緊迫した状態でずっと連写を続けて一番肝心なところでフリーズしたことが度々ありました。

なかなかの速さで立て続けにけん制され続けて、いざ走り出した先の2塁を撮ろうとしたらフリーズしたりとかね。(体験談)

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少しでもフリーズのリスクを減らしておくために、書き込み速度を気にしておくと、だいぶ連写が快適になってきます。

どこに表記があるかというと、ココ。

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この「U3(Uの中に3と書いてある部分)」であれば、データ転送速度が最低 30MB/秒。「U1」と書いてあるタイプだと、10MB/秒。U1でもギリギリなんとかなりますが、U3のほうがより安心です。

U1と書いてあるSDカードでバスケの試合を撮ったら、30秒間で4本のシュートが入る緊迫ぶりにシャッターを切り続け、結果フリーズしまくりでした…。

Wi-Fi付きSDカードを使ってみた

使ってみたというよりは、使う必要が出てきたというのが本音だったりします。CANONの7D markⅡ(上級機)にはwifiの機能がついていません。上級者は大きなモニターで細部までチェックしてからじゃないと人にお披露目しないからwifi要らないっしょ?ということも理由のひとつだそうですが(店員談)、カメラモニターで見た感じ大丈夫そうだし いいやInstagram載せちゃえ~~っていう適当オタクな私にはwifiは必要でした。

前置き長くなりました。このFlashAirシリーズなら、カメラ本体にwifiがついていなくても、カメラに差してカメラのmenuボタンをぽちっとすると、wifiでデータをスマホに飛ばしてくれる優れものです。(スマホに受信用アプリを入れておく必要があります)便利だなぁーーー。

球場でスマホ開いてwifiを検索すると、案外このSDカードのwifiが飛び交っているので思ったよりも使っている人は多そうな予感。唯一の欠点は、バッテリーをものすごく消費します。1試合3時間半撮影していると、バッテリー3つ目に突入することも。(撮影枚数も多いから余計に消費しているかもですが)使う際は残バッテリーに特に注意が必要です。

SDカードを扱うときの注意

SDカードは磁気はもちろん、静電気にとても弱いです。やらかしたことがある人ならわかると思いますが、データが飛んだ瞬間、丸3日放心状態でした。「どうせまた撮ればいいよ」って思っても、一生懸命レンズを覗いている以上、あの瞬間はもう帰ってこない…なんて思ってしまうんですよね。気持ちだけガチ勢つらい。

静電気っていってもピンと来ないかもしれませんが、人から人に手渡すとき本当に注意です。本当に。「パチッ」と儚い音がしてSDカードごと使えなくなったあの瞬間のことはしばらく忘れません。

人に手渡すときは、一度机の上に置いて手渡すか、買った時についているプラスチックケースに入れて渡すと安心です。

めったにないでしょ、って思うかもしれませんが、私が知っているだけで自分含めて4件ありました。冬場は特に怖い。ちなみに、データ復旧できないか様々な業者を検索しましたが、復旧にかかる費用が10万円前後と見積もりが出てやめました。そんなら試合のチケット買うわ。(泣けない)

SDカードのメーカーによってはデータが飛んだ時の保証がついていることもあるので(SanDisk等)、もし消えたときは藁にもすがる思いで問い合わせてみるのもいいかもしれません。

こまめにデータのバックアップを

試合から帰宅したらへとへとでそのままにしてしまいがちなデータですが、SDカードは案外もろいので、できればマメにバックアップを取っておくことをおすすめします。

枚数がそんなにない人ならパソコンに移すでもいいでしょうし、私は外付けのHDDに放り込んでいます。ちなみに、知人にHDDのデータごと吹っ飛ばした人がいたので(PCからUSBをそのまま引っこ抜いたら飛んだそう)、最近では余裕があればネット上のクラウドに同期しようかなーと思ったりしながらなかなか実行に移せていないずぼらです。

ちなみに、HDD保存時は、対戦相手・得点・席種を書いておくと、どれがどの時だったか分かりづらくなっても比較的思い出しやすいですよ。年間100試合行った廃人が断言しときます。

キャ

(いまちゃんと見たら(データ未)とかになっているところあるけど、もうデータが樹海に入ってしまって見つからない気がする)


次回、福岡ペイペイドームの各席種から見える景色を一挙ご紹介します。


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