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第9回「新入社員に捧ぐ…入社1年目やることリスト」

講談社では4月に入社した後に、2ヶ月の研修を経て6月に本配属となります。今年もこの6月に新入社員が月マガ編集部にやってきました。今回のnoteは歓送迎会もろくに開いてもらえない、彼らに「先輩、冷たいっすね」と言われたくないので、好々爺ぶって書いたものを抜粋転載したものになります。新入社員向けに書いたものですが、「書いた以上はお前もやるんだよね?」という圧を自分にかけるためにもここに載せるとにしました!ゲフッ_:(´ཀ`」 ∠):

ここから新入社員に語りかける口調になりますが、あしからず!

新入社員のお二人はもう職場に慣れたでしょうか?
様々な社会人ルールに面食らっているでしょうか?
しかし、ご安心下さい。初めて部署の電話を取った時に「はい、小田です」と言った新入社員もいたくらいですので、大抵の失敗は許容される(?)優しい職場です(^ ^)

今のように新入社員が切れ間なく配属されることは実は月マガには珍しく、最初の後輩が異動してくるまで5年くらい?もっと?僕は一番、下っ端の編集でした。

そんな下っ端時代が長いことにかけては他の追随を許さない僕が1年目に「やっていた事リスト」をお教えします!

<1>とにかくたくさん、作家さんと打合せする。
これは状況がラッキーだったのですが、とにかくずーっと下っ端だったので持ち込みは、ほぼ独占状態でした。平均、1日3件くらい打合せ入れてたと思います。

<2>違う人から2回「面白い」と聞いた漫画、映画、小説などは手に取ってみる。
何せ、生きてる時間が違うので仕方ないと思うんですよ。
僕も未だに見てない映画とか読んでない本とかいっぱいあって…。
ただ、めちゃくちゃ有名な作品は打合せの「共通言語」になるので
僕は違う人から2回、作品名を聞いたら観る(読む)ようにしてました。

<3>感想をメモる。
<2>で観た映画、読んだ本、漫画は一言でいいので感想を付けるようにしてます。心で反芻してても意味ないので自分も誰かに(主に打合せで)「こんな作品のこういうところが面白かった、つまらなかった」と言えるようにする練習です。

<4>トレンドリストを付ける。
エンタメ作品とは別に、新聞やネットに出る大きな社会的ニュースも手帳にメモってました。仕事を始めて面食らったのは「10歳、20歳、30歳、時には それより歳上の人と対等に話す必要がある」という事です。そこには「同じクラスのノリ」みたいなものは存在せず、世間一般に語られる事に自分の意見を乗せて話す必要がある、と強く感じました。
「東日本震災」とか「トランプ当選」みたいなことから「東芝決算延期(2015)」とか書いてますね…。まぁ、何でもかんでもは無理なんで、ほんとトップニュースくらいは知っとこうくらいの気持ちでした。

そう…僕はこれら<1>〜<4>のことを1日も欠かさず…

やって来ませんでした〜(´・_・`)

…1年目に色々考えて、「よーし、やるぞー!」って思ったんですよ。
でも、まぁ…“欠かさず“はやってませんでしたね。
「はぁ、疲れた…飲みいこ!」ってなってました。

まぁ、でもいいんです。(何が?)
ジェーンスー女史が著作の中で「大切なのは“連続“ではなく“継続“ではないか」と述べており、大きく首肯した僕です!

もちろん、「これをやっていれば大丈夫」なんてリストは存在しません。皆さんにはこれらを参考にして頂きつつ、自分だけのリストを作っていってもらえたらと思います。

じゃあ…頑張って仕事しますか!

長くなってしまいましたが…今週は以上です!

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