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「TOKYO2020」で熱かった2021年 ②




僕がField Cast として所属したのは
「フリート輸送」チーム。

各国の五輪関係者は数台移動用の大会車両を貸し出されるが、それを運転するいわゆる「運転代行」のような活動だ。

選手村が活動拠点になり、選手村の事務局が選手や関係者が競技会場など行く場所を受付し、我々のフリートチームに活動が割り当てられ、関係者から車両のカギを受け取り移動するということをしてきた。
 
厳密な数は数えていないが、恐らく20ヶ国ほどの関係者は乗せたと思う。

「選手」とか「選手団長」とか「政治関係者」とか「メダリスト」とか。

参加する前は不安だったし、見えない恐怖があった。

活動中もストレスはメチャクチャあった。

待機時間は長いし、
活動は順番待ちだからいつ出番が来るか分からないし、
車はデカいし(プリウスかノアかVOXY)、
東京を運転したことないし、
見知らぬ外国人乗せるし、
多分国の宝乗せてるし…

(ストレスが多くてサウナには何度もお世話になったし、暴飲暴食で体重も増えました…)

それでもそれ以上にやり甲斐を強く感じた。

2ヶ月選手村に通い続けたし、ボランティアやり始める前の見知らぬ恐怖はほぼ無くなっていた。

想像以上に応援してくれた人が多かったから。
そして同乗してくれた関係者がみんな笑顔で感謝を伝えて選手村に戻っていったから。「ありがとう。」の言葉や、記念にもらえるバッジが何よりの活力になっていました。

ここからはSNSではあまり伝えられないことを… 

実はパラリンピック閉会式直前、選手村の活動場所に橋本聖子東京五輪組織委員会会長が来てくださいました。

ボランティア始め、活動場所で働いている皆さんの元に足を運んでくださっていました。あいさつや記念撮影が終わった後に改めて僕たちの前で橋本会長がお話しされました。

「色々あった東京2020大会でしたが、こうやってずっと待ってくれた皆さんがいたから、成功することが出来ました。本当にありがとうございます。」

2013年の招致が決まってからなんとなくやりたいと思っていた東京2020のボランティア活動。7年…いや8年間ずっと「やる。やる。」と思い続けていたからこそ、選手村での景色があったんだと実感しました。

人生の大きな経験となったField Cast の活動。この過ごした2か月というのは今後の人生でも絶対に力になってくれると信じている。


   


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