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アドリブ…いったい何から手を付ければ良いの⁉︎

「アドリブ演奏がしてみたい!」
「でも、自由に演奏するのって難しそう…」
「とりあえず理論を勉強してみたけど、どう使えばいいの…?」

というのは、僕自身が実際に感じていた悩みでした。
理論書を見ても、コードやスケールやら覚えることがいろいろとあるらしい。ひとまずそれを練習してみる。うーん、たくさんあって大変…。そもそも、これがアドリブにどう繋がるんだろう?一生懸命練習してるけど、何の役に立つの?というような感じ悩まれている方が多いようです。

僕の持論ですが、アドリブ演奏は、即興演奏という言葉の通り、そのときの気分で好きなように演奏する、というようなことかなと思います。
ただ、好きなようにと言っても、全く何も考えていないわけではなくて、決められた「ルール」があって、その中でいくつかのパターンを「選択」して、「自由」に演奏するっていうことかなと解釈しています。

ざっくり言うとこんな感じでしょうか…

「ルール」=コードや進行など
「選択」=スケールなど
「自由」=フレーズなどのアイデア

ということで、アドリブは

「ルール」×「選択」×「自由」=???

ということで、無限…ですよね。
これだけたくさんのことを一気に覚えようとしたら、結構な忍耐力が要りそうですね(汗)。
独学で学ぼうとしてカベにぶち当たるのはこのあたりなんじゃないでしょうか。というか僕が実際そうでした。

ということで、僕の場合は、まずは理論は置いといて、簡単なスケールだけで出来る曲から実際に楽器を使ってアドリブにチャレンジしてもらっています。
いわゆる「1発もの」と呼ばれる1つのスケールだけで出来る曲、例えばブルースの曲などです。

ブルースはもちろんいろいろなスケールの選択がありますが、たった1つだけでもアドリブをすることが出来ます。
まずは、1つのルール、選択肢に絞ることで、自由に演奏するということに集中出来ます。

決められたコード進行
「ルール」→1
決められたスケール
「選択」→1
1×1×「自由」=???

というような感じですかね。

僕が思うには、自由に、好きなように演奏するというのが、アドリブを始めたときのまず第1のカベかなと思います。最初は出来ることは少ないですが、それでも表現することは出来ます。もっといろいろな表現をしたい、選択肢を増やしたい、となったときに新たなスケールを覚える、必然的に理論を勉強しよう!ってなると思います。

アドリブはまだまだずーっと研究なので、僕が偉そうなことは言えませんし、もっともっと上手い人の演奏を聴いたり、コピーしたりして積み上げていくものだと思いますが、まずは導入部としてアドリブに興味を持って頂けたらいいなあと思っています。
自由に演奏する楽しさをぜひ味わってもらいたいです!


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