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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

ウマ娘プリティーダービー新時代の扉の感想(ネタバレしかない感想とか)


ざっくり感想は前の記事にあるので批判的な事やネタバレ見たくない人は向こうの感想どうぞ。

作品としては面白くて、キャラもゲームで実装されているキャラもそうでないキャラも生き生きしててすごく良い。
話もシンプルでジャングルポケットが最強を目指す話、無駄に凝らずに『最強とは何か』『何故走るのか』といった点に焦点合わせてたのも良い(最強とは何かに関しては明確にどうのこうのではなく自分がただそう感じただけ)。

【序盤】

フジキセキのレースを見たジャングルポケットが「なってやる!最強に!」っていう思いを胸にトレセン学園でフジキセキ見つけたシーンはジャングルポケットが可愛過ぎる、手握ってめっちゃ尻尾振ってて表情もめっちゃ嬉しそうで可愛過ぎるだろ!レース前のフジキセキの笑顔もすごく可愛い。フジキセキよりタナベトレーナーの方が扱い雑なジャングルポケット、でも雑ってだけでちゃんと慕ってる感じもあって良い。

ホープフルステークスで初めてタキオンとレースするジャングルポケット。タキオンがめっちゃ脚触りまくった時に軟体動物になるジャングルポケットが面白いし可愛い。そんな緩い感じからの激熱レース、結果自体はタキオンの圧勝だったけどジャングルポケットの強さも描かれる。
皐月賞で自分の全てを出し切る事を選んだタキオンは結果走れないほどの怪我を負った事で離脱、そこからジャングルポケットはタキオンに縛られる事になる。めちゃくちゃ曇る、お前どんだけタキオン好きなんだ、可愛いな。
有マ記念のテイエムオペラオー登場はジャングルポケットの目指す最強にふさわしいものだった。

【中盤】

東京優駿。
タキオンロスのジャングルポケットに対してタナベトレーナーがフジキセキの時に感じた悲しみを語るの良かった。自分自身に対してだけじゃなくてまだこれからがあるジャングルポケットに対しての優しさもしっかりあって、それを影で聞いてるフジキセキも自分自身が故障してなかったらとかタキオンも自分と同じ気持ちなのかとか、そういうことを思ってるのかなって感じられる良いシーンだった。
東京優駿ではタキオンの幻影に悩まされながらもダンツフレームとの一騎打ちで互いの「勝ちたい」という想いがぶつかる形で接戦、それを制したジャングルポケット。そして咆哮。このシーンは勝った嬉しさよりもタキオンに向けて吼えていたように感じられた。
ダンツフレームのイメージとして「私なんかがみんなに勝てるわけがない」みたいなイメージだったけど、勝利への執着がしっかりあって、ライバル達に「勝ちたい」という想いもあって、練習もおそらく人一倍頑張っててっていう感じでめちゃくちゃ好き。「私には何も無い、けど勝ちたい気持ちは負けたくない」っていうのを感じられるの本当に良かった。
ジャングルポケットと競り合うシーンもゾーンに入ってるような描写もあって最高だった。

夏合宿以降マンハッタンカフェやダンツフレームが練習しっかりしてるのに対してタキオンロスで身が入りきらないジャングルポケット。ここら辺はまぁしゃーないってなるんだけど問題のレース、菊花賞。
尺の都合のせいなのかなんなのか分からないけど、出走シーンはバッサリ切られてるしジャングルポケットがタキオンに囚われ過ぎてて勝てないから印象に残らないみたいな。なんなら映像見てるタキオンから話振られたマンハッタンカフェの回想みたいな形になってるの許せないんだけど。もっとしっかり描いてほしかった。マンハッタンカフェの復帰でしかもPVであんだけのシーン来たらレース期待するだろ、何であんなさっくりやっちゃった?おかしくない?ここマジで不満しかない。BDなったら追加してほしいくらい。

【終盤】

フジキセキがヒロイン過ぎるのよ。曇りまくるジャングルポケットに対して道を示すの最高だったけどさー!やっぱりフジキセキの爽やかな感じからのあの勝負服はおかしいよ、なんなの・・・おかしいよ。フジキセキとレースして初めてフジキセキのレース見た時の気持ちを思い出して「自分自身が最強である事の証明」に至るの最高だった。東京優駿でフジキセキがタナベトレーナーと自身の夢を託してから、ジャングルポケットのレースを見てもう一度走りたくなったっていうのも最高なのよな。

問題のレース、ジャパンカップ。
序盤のレースと比べると菊花賞とジャパンカップがあっさりし過ぎなのよ。最強のオペラオーもさらっとしてて、最強に挑むジャングルポケットの心情もタキオンの事ばかりでオペラオー意識してないとは言わないまでもちょっと熱量が足りない感じなのすごく不満。最終直線での競り合いも割とあっさりしちゃっててもっとくれ!ってなるのよ。ただレース前にジャングルポケットがタキオンに併走頼む所とか、レース開始時のタキオンの呟きとか、ジャングルポケットの走りでタキオン自身が「本当は自分の脚でその先の景色が見たいんだ」って感じなのは最高だった。

【総評】

作品としては集大成といった感じで良かったし、面白かった。けどRTTTと比較すると不満点が出る、RTTTではレースシーン全部良くて全部ちゃんと盛り上がってたと思う。それを基準に考えてしまうとどうしても新時代の扉はレースシーン全部が全部盛り上がってた訳じゃない感じがした。細かい部分ではファンサービスもあり重くなり過ぎないように笑えるシーンもあって良かったんだけど、一部のレースシーンの描写がやっぱり物足りない。最後のジャパンカップはともかく菊花賞はもっとちゃんとやってほしかった。
それでも劇場版の名に恥じない最高の作品だったとは思う。

【個人的好きポイント】

・ジャングルポケットの表情コロコロ、カッコいい描写より可愛い描写の方が多い

・ダンツフレームがとにかく一生懸命で可愛い、応援したくなる

・ポッケ応援隊が可愛い

・フジキセキとタナベトレーナーがヒロイン過ぎる

・ゲームに登場してるウマ娘とトレーナー達が結構出てくる

・RTTT組もちょっと出てくる、アドマイヤベガに辛辣なカレンチャン

・泉本奈々の実況が最高、表情も動きもめっちゃあって最高

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