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話題のAI翻訳機「ZERO」で海外出張は乗り切れるのか?
語学の勉強をしていると「どうせ翻訳機の開発が進むんだから、こんな努力しなくてもよくなる」なんて考えたことがある人も多いのではないでしょうか?今回は最新の音声翻訳機ZEROを使い、無料のgoogle翻訳アプリと比較しながら、その実力を確認してみました。
詳細はこちらの記事にもまとめているので是非ご覧ください👇
1.音声翻訳機の種類
まず翻訳機の種類についてですが、アプリ、専用翻訳機、ハイブリッド型、と大きく3つに分けることができます。
アプリ
グーグル翻訳や百度翻訳など、無料で手に入るスマホの翻訳アプリで、別で何かを購入する必要はなく、今持っているスマホが翻訳機になります。
専用の翻訳機
ポケトークなどが有名ですね。スマホとは別で、いわゆる専用の翻訳機を持つというものです。
ハイブリッド
今回試した「ZERO」がこれです、スマホに専用アプリをダウンロードし、そのスマホに外付けの翻訳機を差し込むというもの。
2.アプリの代表、グーグル翻訳の実力は?
まずは翻訳アプリの代表とも言えるグーグル翻訳を使って音声翻訳を試してみました。今回は「会話モード」で試してます。
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簡単な価格交渉の出張に行ったような感じで、以下の内容でトライしてみました。
「今日は値段について相談させていただきたいと思いきました。」
翻訳→「今天我想谈谈价格」
「もう少しだけ安くしていただくことはできないでしょうか?」
翻訳→「可以便宜一点吗?」
「もし今回少し安くしていただけたら次回もっとたくさん買います。」
翻訳→「如果这次可以便宜一些,下一次我会购买更多。」
![ファイル_001 (3)-min](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26999022/picture_pc_25150a63a5b73ea7968e1b2a060835ce.png?width=800)
全く問題ありませんでした。少し待ってもらえるような状態であれば、1人で出張に行き、商談成立させて帰って来れるレベルです。
3.AI翻訳機「ZERO」とは
続いて今回の主役とも言える「ZERO」を使ってみましょう。
その前に、ZEROって何?という方も多いと思うので、簡単に紹介すると、アメリカと台湾のクラウドファンディングで、計18210人/141,656,850円以上の支援を得たという、世界でかなり期待されているAI翻訳機です。ZEROを開発している中国(深セン)のタイムケトル社は2020年に日本に進出予定とのことで、日本でもMAKUAKEというクラウドファンディングですでに3000万円以上の資金調達を達成しています。今後ポケトークなどと同じように知名度を伸ばしていくのではないでしょうか?
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そし、このZEROの特徴は以下の通りです。
・財布に収納可能
・高精度AI翻訳機能搭載
・93言語をスムーズに翻訳
・充電・ボタン操作不要
・音声テキスト化、文字起こし機能あり など
4.ZEROとグーグル翻訳の翻訳精度に差はあるのか?
無料のグーグル翻訳アプリとZEROは、翻訳精度に差はあるのでしょうか?ZEROでも翻訳してみました。専用アプリをダウンロードし、アプリを立ち上げた状態でZEROを差し込むと、自動的に翻訳モード開始です。
![ファイル_001 (4)-min](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26999188/picture_pc_d35ae968285f20d0f6eba0288f3ab8d8.png?width=800)
「今日は価格についてお話ししたいと思います。」
翻訳→「今天我想谈谈价格」
google翻訳と同じ「今日は値段について相談させていただきたいと思いきました。」で試そうと思ったのですが、日本語をうまく認識することができず、言い方を変えました。
![ファイル_001 (1)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26999230/picture_pc_3bdaedc1000930372c925ff8d67d4151.png?width=800)
「もう少しだけ安くしていただくことはできないでしょうか?」
翻訳→「可以便宜一点吗?」
「もし今回少し安くしていただけたら次回もっとたくさん買います。」
翻訳→「如果这次可以便宜一些,下一次我会购买更多。」
基本的にはグーグル翻訳と同等の精度で翻訳をしてくれました!少し日本語認識の精度が甘く感じたので、中国語の方でも試してみたところ、中国語の方が認識精度が高いようです。
5.無料アプリと比べた時の3つのメリット
わざわざお金を出して翻訳機を購入するとなると、そのメリットを明確にしておきたいところなので、明確なメリットを3つ紹介します。上述の通り精度でいうと差がないので、その他のメリットです。
①テンポよく会話が可能
無料アプリは話をする度にボタン操作が必要ですが、ZEROはそれが不要なので、その分会話のテンポがキープできるように感じました。
②ノイズキャンセリング機能が強い
これは今回の感触ではないのですが、カフェや屋外など、ザワザワしたところでは、音声認識の機能が優れているZEROがあると便利かもしれません。
③翻訳とは別に、文字起こし機能がある
最後に多少の修正は必要になるものの、精度高く文字起こししてくれたという印象です。なので、翻訳ではなく、日本人同士の会議での文字起こしなどにも使えそうです。
6.結論、翻訳機やアプリの実力は?
無料アプリとAI翻訳機「ZERO」の両方を試してみましたが、翻訳精度については現段階で差は感じません。よりテンポよく、周囲の音があってもスムーズに使いたいという場合は「ZERO」を購入するメリットもありそうです。
また、よく「翻訳機があれば語学学習はいらない」という話が出ますが、現段階では「翻訳機だけで乗り切れるシーンもある」といった程度です。
完全に頼るとなると、誤訳などに気づけず、まだまだかなり不安が残るかなという感じです。補助的な役割としてうまく活用してみてください。
何か翻訳機についてなど、ご相談があれば、私のわかる範囲で、となってはしまいますがお応えさせていただきますので、お気軽にご連絡ください😊
翻訳機もだけど、中国語の勉強もという方はこちらの記事に独学でもできる勉強方法をまとめていますので、ご覧ください👇
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代表コーチ 伊地知太郎
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