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鬼滅の刃を読んだ

「つなぐ」物語

つなぐ物語だった。

親から子へ、師から弟子へ、継国縁壱から炭次郎の祖先へ。 鬼滅隊員から鬼滅隊員へ。

そうやって世代を超えてつなぐことによる永遠が、不死であり再生の能力を持つ鬼の「永遠」と対比して描かれていた。


武術の「型」というものについてもメッセージを感じた。

章末余白に

知っている→使える→極める

っていう説明があった。

型を身につけることだけではなくて、そこから極めていくプロセスの大事さも作者は知っているんだなと思った。

作中に出てくる刀の振り方は型という名前がついていたし、呼吸法というのも型だった。

作者は「型」の大事さを知ってるんだなと思った。

このあたり、作者のバックボーンが気になるなと思った。 武術とか習っていた人なんだろうか。

総括

「極めた」ものは誰かを感動させるんだよなというのを改めて思った。

鬼滅の刃の作中であれば、それは「型」だった。

・何か一つのことに一生かけて取り組んで、極めること
・そしてそれを世代を越えてつなぐこと

そんな大切さを再認識させてくれた本だった。

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