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【駄文】これでいいのだ!

 note街で交流している方のコメントに、
「これでいいのだ!」
とだけ、書き残すことがあります。あまり余計なことを書かずに、この一言か、前振りで「偉大な哲学者の言葉を贈ります」と付すこともあります。この言葉の舞台裏について、少し説明したいと思います。

 ほとんどの場合、皆さん、この言葉の語源を察していただけるようですが、知らない方のために念のため説明します。もともとは、赤塚不二夫先生の漫画、「天才バカボン」に登場する「バカボンのパパ」のキメ台詞になります。再放送も含めアニメをご覧になっている方が多いのか、世代を超えてこの言葉が通じることを嬉しく思います。

 近年、多様性とかダイバーシティとかの必要性が話題になることが多い印象ですが、面倒な理屈ではなく、一言で表し、実際の生活に役立つ言葉が
「これでいいのだ!」
ではないかと考えており、価値観の違いや理不尽なことに戸惑う時、自分に言い聞かせるとともに、迷う方を支える言葉として贈っています。
 何かもやもやしたとしても、迷い、戸惑ったとしても、1度は「これでいいのだ」と受け止める、そんなことを考えています。

 そして、この言葉はそのまま、自己の肯定にも繋がりますので、
「我思う故に、我在り」
「天上天下唯我独尊」
と、いうことに繋がるかとも考えており、バカボンのパパを「偉大な哲学者」と考えてしまうのです。さらに付け加えるならば、
「バカボンのパパは、バカボンのパパで、バカボンのパパだからパパなのだ」という名台詞も、同じような哲学に基づいているように感じています。それを、ギャグというところまで、笑いまで昇華しているところに、赤塚先生の偉大さを感じてしまいます。
 私のレベルでは
「ミーミーさんは、ムームーさんで、マーマーさんだから、メーメーさんでモーモーさんなのだ」
「いや、ママさんだけど、羊でもないし、牛でもないから!」
程度の駄洒落にもならないネタしか浮かばないところです。

 ちなみにネットで検索すると「天才バカボン」と「仏教」の関連性について考察している方も見受けられ、「レレレのおじさん」も釈迦のお弟子さんと関連づける方もいるようです。

 そして、数人の方はお気づきのことと思います。本稿については、実は真面目な話をしたいのではなく
「ミーミーさんは、ムームーさんで、マーマーさんだから、メーメーさんでモーモーさんなのだ」
という言葉を書きたいために、書き起こしているということを。そして、ミーミーさんというのは、御承知の方も多いと思いますが、人気クリエイターである、この方です。

 ミーミーさんのような、明るく楽しい話を書きたいと思いつつ、毎回、こういう駄文しか書けない我が身を嘆く訳ですが、同時に感じるのは、ミーミーさんの感性や表現力というものは、一朝一夕に生まれたものではなく、子どもの頃からの生き方、そして学びなどの、努力の結果として育まれてきたのだろうということです。
 楽しいエピソードの底に、育んできた心の力と、膨大な文学的知識の質量を感じるのです。なので、私ごときがミーミーさんの世界に、追いつけるものではない、と。

 その程度の理解力はあるので、我が身を嘆く一方で、ミーミーさんのようになれないことを受け止めて
「これでいいのだ!」
と呟きながら、
「福島太郎は福島太郎として福島太郎らしくnote街で暮らしていこう」
と考えています。

 おっさんの独り言を、最後までお読みいただきありがとうございました。ちなみに「サムネ画像」は昨年スウィングマンさんに作成していただいたものです。
 ミーミーさんや他の人気クリエイターに対して、星を見上げるように憧れながら、太郎は自分のいる場所で小さな光を灯せるよう、努力していこうと思います。
 ということで、「これでいいのだ」というコメントの舞台裏にある想いでした。


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