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副業でも主業でもなく、修行なのです

 ある物語の登場人物のセリフから引用します。

「お給料はもちろん欲しいです。けど、早く良い仕事がしたいのです」

福島太郎著:黒田製作所物語より引用

 こちらの本です。以下、引用は部分は全てこちらの本からになります。

この本の内容については、Amazonの紹介欄を引用します。

 福島県郡山市にある黒田製作所。幹線道路からも見える工場には「日本一キレイなステンレス専用工場」の文字が描かれている。
 この企業の創業から現代までの歩みを振り返り、どこにでもあるような工場が「日本一」を掲げた想いを読み解く物語。

Amazonの紹介欄より

 先ほど紹介したセリフは、この本の主人公の妻が発したものになりますが、主人公も心に抱いている思いであり、終盤で登場する主人公のセリフにも通じるものです。

「どんなに頑張っても、その先があるんだ。面白れぇなぁ」

 私はこの登場人物たちのような立派な志はありませんが、「良いお話を書きたい。楽しんで書きたい」という気持ちで、日々修行をしている心境です。
 副業でも主業でもなく修行なので、稼ぎたいとか儲けたいという気持ちは薄いです。なのでロイヤリティを寄附してます。

 また、黒田にはこんな場面もありました。

「大切に使用してきたことが感じられる道具に対し、対価を受け取らないことは失礼であると感じた」

 読者の方のお時間とお金を費やしていただくだけの価値がある本で無ければ失礼だろう。という気持ちもあり、修行中の身ではありますが、kindle出版している書籍については有料販売としています。

 正直なところ「稚拙・未熟な作品」を有料でkindle出版していることについては悩ましい気持ちもあります。

 とは言え「無料」にすることは、子どものように可愛い作品に「対価をいただく価値が無い」とも認めるような気持ちや、モデルで協力してくださった方や、福島太郎を応援していただいている方にも失礼な気持ちを感じてしまい有料としています。

 ただ、印刷経費の都合もあり「(税抜き)1,000円」と価格を設定している紙書籍は「そこまでの価値は無い」とも感じています。なので、出店を予定している「文学フリマ東京36(5月21日)、文学フリマ岩手(6月18日)文学フリマ大阪11(9月10日)」におきましては、「見本としての紙書籍」を準備するものの、
「紙書籍は買わず、Amazonの電子書籍を購入してください」
と説明しようかと考えています。

 まぁ、そもそも私のブースに立ち止まっていただける方がいるのか不安です。そんな時は、あの映画のセリフを心に浮かべます。

人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。
Life can be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.

映画「ライムライト」より引用

 小さな勇気を振り絞り、ブースに来てくださる方がいることを夢見て、文学フリマに挑戦します。
#何を書いても最後は宣伝
 勇気を振り絞り、無謀に挑戦した人間讃歌の物語がこちらです。






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サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。