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工業の街 郡山

 湖南産のLED照明がルーブル美術館を照らす。

 という見出しをつけても、ほとんどの方が『何のこと』と、感じると思います。多分、郡山市民の方も「?」になると思います。

 湖南町というのは、郡山市の最西端にあり、会津若松市や須賀川市、猪苗代湖と接しており、住民の方には辛らつな表現になりますが、東北の片田舎である郡山市においても、僻地の一つであり、人口減少が続いている町でもあります。
 ちなみに、noteにおける「福島太郎」の背景に使用している写真は「湖南町から猪苗代湖と磐梯山」を撮影した風景になります。
 風光明媚なスポットが多くある地域でもあります。

 さて、本題。
 そんな郡山市湖南町において、LED照明の基盤を製作している事業所の社長から聞いた話になりますが
「我社で製作したLED照明が、ルーブル美術館で使われているのさ」
というものがあります。

 筆者が確認できた事実として
「当該事業所は東芝系のLED照明の基盤を受託生産している」
東芝系のLED照明がルーブル美術館に採用された」
ということは間違いないようです。

それを踏まえて、
「我社で製作したLED照明が、ルーブル美術館で使われているのさ」
という社長の言葉を信じています
 夢とか浪漫とかを感じるわけです。湖南町産のLED照明が、モナリザやニケの像などを、さらに美しく照らし出しているかもしれないのです。

 そこで、『本当なのですか』なんて、野暮なことは聞く必要も無いと思いますし、聞いてはいけない気がするのです。
繰り返しますが
「当該事業所は東芝のLED照明の基盤を受託生産している」
「東芝のLED照明がルーブル美術館に採用された」
という事実、そして社長は
「我社で製作したLED照明が、ルーブル美術館で使われているのさ」
と話をしてくれました。これが、筆者にとっての事実であり、真実です。

 できましたら、読者の皆さんも同じ夢を見てください。小さな田舎で生産されたLED照明が、世界のルーブル美術館を映えさせるって、凄い話ですよね。夢みる価値がありますよね。

 また、話は変わりますが、ある大手企業の社長から
「グローバルな事業展開を考えれば、福島県に工場を置く意味は薄いのよ。本音を言えば、○○地方の工場に集約したいのです。けどねぇ、福島工場の製品は質が良いのよ。同じ工程で作業しているはずなのに、仕上がりが異なるから、福島工場を残さざるを得ないのです」
という趣旨の話を聞いたこともありますので、
「東芝系の下請事業所が何社あるかわからないけれど、湖南事業所の製品は質が良いのかもしれない。世界の中でもNo1を取れるのかも知れない
ということを考えてしまうのです。

 工業振興を語る場合には、製造品出荷額などの統計データを用いることもありますし、地域の代表的な企業や製品を語ることもありますが、筆者としては、そんな数値はともかく

『湖南産のLED照明がルーブル美術館を照らしていました』

という口伝がある郡山市は「工業の街」と称しても良いのではないかと考えています。
(もちろん、製造品出荷額も相当な数字ですし、日本を代表するような企業の生産拠点も有しているという、凄い街でもあります。しかし、筆者は、この湖南町の話がスキなのです)

 真偽が定かではないこともあり、なかなか他の人に伝えることができない話をnoteで披露することができました。あらためてnoteスタッフと本稿をお読みいただいたクリエーターの方々に感謝です。


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