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「伝えたい」に込めた想い

 拙著「公務員のタマゴに伝えたい話」、について、少し長めのタイトルになってしまったのですが、この「伝えたい」という表現には、自分なりの拘りがあります。

 筆者は「教育」というもの「教える」ということについて「怖い」と考えています。様々な「教え」が価値観の違いとなり、対立や抗争につながることがあるのでは、と考えているからです。お互いに「教わった正しい答え」を前面にしますと、異なる答えを持つ相手を受け入れることができず、否定し、対立したりしてしまうことがあるのでは、と考えているのです。
 また「教わる」=「正解」という段階で、思考停止してしまうこともあるのでは、とも考えています。教わることは有り難いことですが、「本当に?」、「何で?」、「将来的には?」と考え続ける必要があると考えていますが、正解を教わった瞬間から、思考停止になり「前例踏襲」という悪しき慣習を有む土壌に繋がるとも感じています。

 このようなこともあり、筆者は自分の体験を通じた「一つの解」は示せるけれど、それが「正解」と申しますか、ベストの「解」かはわからない。とも考えているのです。
 「教える」ことによるリスクを減らす必要、解に対する自信の無さもあり、他の方に「教える」ということはできないのです。筆者が持つ知識と経験を「一つの解」として「伝える」ことについては、全面的に、積極的に協力します。
「答えを教えることはできないけど、何か「伝わる」ものがあり、その方にとっての「気づき」があれば嬉しい。そこから「学び」「深め」「活かし」て欲しい」
と考えています。「教え」は怖いですが「学び」は大きな力になると考えています。
このため、拙著の題名については「○○が教える」とか、「読むべき教科書」のような題名にはしませんでした。
 なお、「公タマ伝」を読んだ後輩が「入社1年目の教科書」(岩瀬大輔著)よりも面白い」と、コメントしてくれたのは、すごく嬉しかったのですが、なかなか披露できないエピソードになりました。
 販売数においては、 40冊 VS 50万冊 と4桁の違いがありますが、うちの後輩は「40冊」の方を面白いと伝えてくれました。多謝です。
 
 少し、脱線しましたが、筆者の拘りは「伝える」です。
 そういう意味では「公タマ伝」以外のnoteの投稿も、他のクリエーターさんへのコメントも同じような考えになりますので、何かを「教える」ということではなく、「あんなこと、こんなこと、いっぱいあるけど、筆者はこんな考えです」ということをお伝えしたいだけなのです。
 
 というわけで、筆者に共感、賛同いただくのも、有り難いのですが、「私は違う」ということをお伝えいただくのも大歓迎なのです。実生活においても「異なる考え」「違う価値観」をいただきながら、より良い解を目指していきたいと考え、行動しています。
 このあたりの考え方は、「公タマ伝」では「何を言うかより、誰が言うか」という稿にもつながるものになります。このような原稿に何かしらの「気づき」を感じた方がいらっしゃれば、是非、拙著の方もお読みいただければ嬉しいです。

 断言します。この本は面白い(500円の価値はあります)



 

   

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