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【駄文】2021年2月13~14日の忘備録

 おはようございます。今日も良い1日を。
 題名の日におきまして、ご厚情をお寄せいただきました皆様ありがとうございました。被害を受けた方、怪我をされた方にお見舞いを申し上げます。私とその周辺については大きな被害はない状況です。昨日のうちに御報告すべきかとも考えましたが、被災された方々のことを考えると、駄文に向き合う気持ちになれないまま、1日を過ごしてしまいました。

 さて、需要があるかどうかは別として、地震発生後の私のことを記録しておきます。「公務員のタマゴに伝えたい話」のおまけのような感じです。
 
 23時8分、揺れを感じた直後に緊急地震速報が鳴りましたが、あまりの揺れの大きさに、スマホに手を伸ばすこともできずベッドの上で半身を起したまま呆けてしまいました。揺れが一過した後、TVのニュースで震源地や震度の概況を掴み、1階にいる両親の無事、電気・水道が生きていること、家の中に大きな被害がないことを確認すると、すぐに着替え、noteを含むSNSで自分が無事なことを報告、安否確認をいただいたメールに簡単に返信をして、職場に向かいました。

 道路などに大きな被害はなく、23時40分に職場に到着してから、数人の同僚とともに、夜通しで、被害情報の収集、関係機関との連絡調整、来庁者や問い合わせの記録、避難所の後方支援などの業務に従事しておりました。上長が途中で、おにぎりとパン、お茶を1個ずつ差し入れしてくれましたが、危うく食料難民になるところでした。
 発災直後、コンビニで食料を確保してから職場に向かうことも考えましたが、コンビニとガソリンスタンドに、お客様が殺到していましたので、自粛して、職場に駆けつけることを優先しました。

 14日13時に別な職員に業務を引き継ぎ、嵐が過ぎたコンビニで食料を購入し帰宅、ニュースやネットで状況を確認したり、寝るともなく起きるともなくスマホを弄びながら就寝し、15日の朝を迎えました。

 御承知の方もいらっしゃると存じますが、大規模な災害が発生しますと、一部の公務員は緊急的に出勤することになります(規模により動員体制があらかじめ想定されています)。
 私の職制の場合、事務職になりますので、災害復旧作業などに直接従事することは無いのですが、主に市民の方からの問い合わせ対応や、関係機関との連絡調整などのハブ的な役割を担うことが多いです。いつも以上に多様な問いあわせが、時間や内容に関わらず役所に寄せられますので、「トリアージ」のような感じで、情報を捌いていきます。

 正直なところ発災直後は、役所も混乱していたり、機能不全気味のところもありますので、通常ベースでの対応では難しく、「何を優先して、何を行い、何を行わないか」などの判断を即座に行わないと、被害を拡大しかねないことや、禍根を残す場合もあります。こういう場合の対応について「マニュアル」に慣れた方、普段から「指示待ち」の方は苦手なように見えます。
 この辺りの捌き方については、それなりの経験値が必要になりますので、普段は冴えないおじさんの頑張りどころにもなります。

 現時点において、私の職場としては、大きな被害や急ぎ対応すべきことが無いようですので、本日は休暇をいただきます。これは、偶々なのですが、もともと、循環器の定期通院と私用を片づけるため、休暇を予定したのです。
 状況によっては休暇を変更する必要もありましたが、そこまでは至らないようですので、公私の意味で安堵しています。

 第一報を入れた後、note界の皆様に御報告ができず、御心配をおかけしてしまいましたが、このような状況です。油断をするわけにはいかないですが、少し混乱期は抜けています。

 最後までお読みいただきありがとうございます。
 皆様が安寧な日々でありますようにお祈りしています。良き一日を。



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