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パセリ農家さん、蕎麦農家さんの話など

 うろ覚えなので恐縮ですが、テレビ番組でパセリ農家さんに
「パセリの9割が、食べられずに捨てられていることをどう思いますか」
という内容の質問をしたところ、農家さんが
今年は美味しくできたんですけどねぇ。残念です
と、悲しそうに応えた。という話が心に残っているのですが、ネットで検索するとヒットするぐらいメジャーな話のようです。

 さて、福島ローカルの話を一つ加えますと、山都町という蕎麦の産地にて
山都町の蕎麦は美味しいですよねぇ
とレポーターさんが、蕎麦農家さんに話しを振ったところ
「わたしらは、お米を作ることも、食べることもできず、仕方なく蕎麦を作って食べてたんだけどねぇ
と、悲しそうに応えた場面が、心に残っています。

 価値観という、曖昧なものについて考えるときに思い出す話です。

 また、筆者は「焼酎のホッピー割」を飲むことがありますが、多くの場合
「俺は昔の、不味いホッピーが好きだな。こんな美味しいのはホッピーじゃ無いのですよ」
と語ってしまいます。今のホッピーは「飲みやすくて美味しい」のですが、昔の「雑味とか苦味が強くて飲みにくい」方が、「いつかはビールを飲みたい」という「ビールへの憧れ」とか「リスペクト」みたいなものを感じるような気がするのです。

 価値観というものは、人それぞれなのだと思います。

 さて、去る7月3日(金)の夜、「好きな居酒屋」で、昔の係員を含む3人で、宴を開催していました。2人とも公タマ伝(電子書籍)を購入してくれていたのですが、紙本も製作しているという話になり、
元係員 「紙本も作るのですか、千円でも買いますよ
筆者  「いや、2千円は超えてしまう見込みなのよ」
元係員 「紙本ができたら、ください
ということで贈呈することととなりました。
 言われるまでもなく、元係員には本を贈呈する考えでいましたが、リップサービスとは言え「買います」と言ってもらえて、素直に嬉しかったです。

 より多くの方々に公タマ伝を味わっていただきたいです。価値観の違いから、認めていただけないとしても、否定されたとしても、何か伝わるものがあれば嬉しいです。

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