日本一きれいなステンレス専用工場がある街 郡山
JR郡山駅からそう遠くない位置にある「郡山中央工業団地」の一画に、このキャッチコピーを工場入口に大きく掲げた「株式会社羽田工業所」があります。
何をもって「日本一きれい」と判断するのか難しいのではないか、ということも感じましたが、おそらくは日本一を目指すという理念であり、そこに向けて様々な取り組みを実践しているという誇りを込めたコピーなのではないだろうかと考え、「もっとこの企業のことを知りたい」と、ウェブサイトを拝見しました。
事業内容は「製缶、鋼構造物、産業機械器具の設計・製作・据付工事業」と記載されていましたが、小さな部品から大規模な設備、タンク等を製造しているようです。素人目にも高い技術を有しているように感じました。さらに、驚きの連続でした。
・技術競技大会で日本一を取得した技術者の方がいます
・女性が活躍しています
・高校生インターンの受け入れ、イベント参加など地域貢献に励んでいます
・羽田短信という形で、情報発信をしています
150社以上が立地していると言われ、様々な規模の工場が立地する中央工業団地においては、大きな敷地、多い従業員数とは思えない、むしろ「家族経営」を感じさせる企業のような印象でしたが、その躍動は驚くほど、高いレベルで行われているようでした。
創立1956年とありましたので、今年で満65歳ということになろうかと思います。一般的なサラリーマンで言えば、継続雇用も終了し、完全に引退をする年でしょうか。また、企業の寿命は平均して20年～30年と言われる中、この長きに渡り、高い理念を持ち、第一線で活躍されていることに、深く敬意を表したいと思い、本稿をあげたところです。
ウエブにある社長の挨拶では『幾多の社会変革の中で皆様のニーズにお応えすべく』と、簡単に表現され、沿革には記載がありませんが、この間、豪雪もありました、大規模な水害も複数回ありました、そして、東日本大震災があり、東京電力福島第一原子力発電所爆発による風評被害もありました。
しかし、この企業は全てを乗り越えて、2021年も「日本一きれいなステンレス専用工場」を工場入口に大きく掲げ、郡山に在り続けています。
少し、ウエブサイトを閲覧しただけで、皆様に御紹介するのはおこがましいと思いつつも、この素晴らしい企業について、御紹介したいと考えた次第です。
最後まで御読みいただきありがとうございました。
再度、ウェブサイトへのリンクを掲載させていただきます。是非、ご覧いただきたいと思います。
※本稿の掲載については、企業様より承諾を得ております。ご配慮いただきましたことに感謝申し上げます。
サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。 皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。