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【創作大賞】頑強戦隊 メガネレンジャー(第6話)

6 再来襲 タコデビル

 荒地の崖に青年男女5人が立つ。
同じ動きでメガネを装着し、全員で声を上げる。
「変身」
光に包まれた後、姿を変えると名乗りをあげてポーズをきめる。
「メガネレッド」
「メガネピンク」
「メガネブラック」
「メガネイエロー」
「正義に目覚め、悪を断つ キューティデビル」
『五人揃って、頑強戦隊メガネレンジャーα』
ちゅどーん(背後で大きな爆発)

メガネレッドのアップ。
「視界の平和を守るアイの戦士。我らはいつも人に寄り添う。いくぞ!」
ジャンプからの着地で、怪人を囲んだ。
一瞬怯んだ様子を見せた怪人が動きを止めて不敵に笑う。
「ヒィッヒッヒッ そうやく現れたなメガネレンジャー。この時を待ちわびたぞ」
刹那、鮫のような頭を持つ怪人にスモークがかかり、晴れた後にはタコデビルの姿が現れた。
「お前はタコデビル」
「いいや俺はタコデビルの息子、タコデビルジュニア。父の仇を討たせてもらう」
ブラックが首を傾げ、不敵に呟く
「息子と生き写しバトルか。結果も丸写し、タコ焼きにしてやるぜ!」
イエローとキューティーの声が重なる。
『タコでビール、てことね(だな)』
二人は軽いステップを踏んだがピンクは(飲みすぎないようにしてね)と警戒心を秘めていた。
(第6話 おわり)

#創作大賞2024
#ファンタジー小説部門

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