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【創作】題名のない物語WSS 最終話+

最終話+ カーテンコールR

西野・木元 「最終話+までお読みいただきありがとうございました」
西野 「楽しんでいただけましたでしょうか。あらためまして、企画・脚本・主演・演出の西野です。今回も木元さんと二人で振り返りをしたいと思います。今日は時間を長めにいただいています。よろしくお願いします」
木元 「西野さん大活躍でしたね。感嘆というしかないです。12日の時点で作者が「次の企画が無い」とコメントしていた気がするのですが、まさか14日に再登場するとは。水面下で企画していたのですか」
西野 「そんなことあるわけないじゃないですか。12日の夜までノープランでしたよ。京橋の誰かと一緒で。けど、企画が無ければ創るのです」
木元 「セーノ・アントワネットですか。西野さんが企画したと」
西野 「まぁ、読者の方から「西野さんの心情が少ない」との意見がありましたので、「西野にフォーカスした続編」を提案したら「続編というか、レコードで言う裏面、両A面という感じで、同じ話を裏返しして、西野視点で描く」というアイディア、企画になりました」
木元 「西野(ウエスト)の側(サイド)の話(ストーリー)ということで、WSSですか。まるで、始めから狙っていたかのようですが、もちろん、そんなことは無いですよね」
西野 「学習していますねぇ。もちろん、行き当たりばったりです」
木元 「確認しますが、WSSを視野に入れて、西野という名前にしたということも」
西野 「あり得ない話です」
木元 「話は変わりますが、エンディング曲(RPG)の映像を、変えてきましたが、あれは、意図的に変えたで、良いですか」
西野 「いい質問ですねぇ。無印は公式なVを使用して、WSSはライブです。これは、リアルタイムで投稿を読んでいただいた方はわかると思うのですが、12日の夜に企画、13日のワンデイで制作、14日朝に公開という、WSSの疾走感、ライブ感との相性が良いこと、ライブ冒頭でSaoriさんのトーク「仲間のこと、チームを誇りに思う」に私が共感したからです」
木元 「共感といいますと」
西野 「WSSは、私や木元さんだけじゃなく、他の登場人物、作者、そして何よりも読者の方、note界の皆さんと、一つのチームとして創り上げた世界だと思います。そのことに、感謝と誇りを感じていますので、Saoriさんに共感したのです」
木元 「確かにそうですね。さすが西野さんです。ただ、一つだけ異議を唱えてよろしいですか。僕もこのWSSに期するものがあったのですが、「変な人」とか「鈍い・狡い・悪い」とか、「男性に魅力を感じるタイプ」とか、かなり扱いが悪かった気がするのですが、これも西野さんの脚本ですか」
西野 「扱いは悪くないですよ。木元さんの「優しさ」とか「誠実さ」をより際立たせるための演出です。読者の皆さんも、ちゃんと理解してくれていますから大丈夫です。人気があがりますよ。…………多分」
木元 「西野さんは、前回の「可愛い・聡明」に加えて、情の深さとか、健気さとか良い面ばかりが強調されていて、不公平な感じがします」
西野 「作者はペテン師ですが、私は女神が遣わした天使ということで、受け入れてください。何よりも、その魅力的な子が、木元さんの恋人なのですから、喜ぶべきところでしょう」
木元 「友達から恋人に昇格しましたか」
西野 「えぇ、1年以上時を重ね、2万文字以上費やしても、一度も「好き」とは言って貰えませんでしたけど。一応、両想いのようですから、恋人で良いでしょう」
木元 「いや、それは脚本がそうなっていたからで、僕は、」
西野 「脚本が悪ければ、修正すれば良いのです。無印の時だって、何度も脚本を直したじゃないですか」
木元 「確かに、無印は随分と修正しましたねぇ。それでも「紫蘇」を掘り下げることができず、WSSでようやく回収できて良かったです」
西野 「本当ですよ。作者に任せておくと投げっぱなしですからね」
木元 「投げっぱなしと言えば、「歌」について、もっと掘り下げる予定だったと聞きましたが、ありませんでしたね」
西野 「初期設定では、木元さんが持っている「歌が下手」というコンプレックスを西野が和らげて、木元さんが惚れる、という話でしたね。それで、序盤にカラオケの話がしつこくありました」
木元 「だけど、無印でもWSSでも没になったと」
西野 「そういうことです。まぁ、その理由は秘しておきましょう。ところで、新しい職場はいかがですか。ワイナリーと聞きましたが、やはり、あのワイナリーですよね」
木元 「はい、あの「元宮ワイナリー」です。五友物産の皆さん、大沼係長、御尽力いただきありがとうございました。西野を幸せにするのはもちろん、皆を幸せにするような果実酒を醸します。ということで、時間も押していますが、今回「カーテンコールR」とありますが、このRとは」
西野 「リターンとか、リバーシとか、リクエストとかの意味ですかね。皆さんの想像にお任せです」
木元 「もう1点質問です。無印でもWSSでも「リストランテ・ウエストフィールド」の場面は描かれていないのですが、これはまた続編で、ということですか」
西野 「その場面が描かれることは永遠にないでしょうね。そこは期待しないでください」
木元 「はい、ありがとうございます。では、最後に出演メンバーから一言ずつ」
父 「お前の父でいることができて嬉しい。恋も仕事も諦めない、夢を掴む、お前を誇りに思うよ。木元君、今度泣かしたら許さんぞ」
中村 「西野ちゃん、久しぶり。寿退社させてくれてありがとう。幸せになろうね。これからも仲良くしようね。色々と教えてあげるから」
塚原 「隣の課長は何もしなかったが、俺がキューピッドということだな。もちろん仲人も引き受けるから遠慮しなくていいぞ。西野君、君は見る目がある」
課長 「何で塚原には名前がついて、俺は無いんだ。俺も良い上司のはずだ。俺も仲人を引き受けるのはやぶさかじゃない。祝辞でもいいぞ」
営業所の男 「僕なんか、名前どころか、これが初めての台詞ですよ」
さて、さて
一同 「皆さん、最後までお読みいただき、本当に、本当にありがとうございます。皆さんが居てくれたから、私たちは生まれることができて、幸福になることができました。

 皆さんの幸福を、一同でお祈りさせていただきます。

 末永く幸福で、安寧な世界を、ともにつくり、つなげ、とどけましょう!

空は青く澄み渡り、私たちは、もう一人じゃない‼」


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