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【駄文】島津創業記念資料館のこと

 5年前、娘の大学受験に同行して京都を訪問した際、合格祈願として八坂神社はお参りしたものの、受験中の娘を横目に観光するのも難でしたので、観光することなく、八坂神社から鴨川沿いを京都市立大学に向かい、ただひたすら歩いて北上していた時に、休憩しようと入った横道で、この資料館を見つけました。

 観光はその気にならないないけれど、「大人の社会見学は有りかな」ということで入館してみました。ちなみに、ノーベル賞を受賞したサラリーマン田中さんが在職していた「島津製作所」の創業の地であり、記念館ということになります。需要は無いと思いますが、ついでに娘が撮影した私の写真を上げておきます。

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 さて、この記念館で一番驚いたのが「GSユアサ」の社名の由来でした。GMと言えば「ゼネラルモーターズ」という有名企業の頭文字でもありますので、「GSユアサ」についても、外資系の資本が入った企業だと、この日まで思いこんでいました。
 ところが、さにあらず、「ユアサ」はもともと「湯浅」という苗字が由来で、「GS」も日本人の名前が由来なのです。ここまで御読みいただいた方、せっかくなので、名前を予想してください。見事、正解でしたら、何か郡山の名産の御菓子を贈りますのでメールでご連絡ください。締め切りは本日1月20日といたします(こういう時、ファンの少ない弱小クリエイターは気楽なものです。全員が正解してもせいぜい10名前後でしょうから)。
 また、私のページに遊びに来てくださる方は、不正をしないと信じています。さて、正解を申し上げてもよろしいですか。

 GSの由来は、ヒントはもう出ていますよ。



 それでは正解の発表です、Sが島津、Gは源蔵でした。島津源蔵のイニシャルでGSだそうです。生粋の日本企業でした。もともとは九州の島津家の所縁のようですね。いやぁ、これを知った時は吃驚しました。

 明治維新という時代の流れを受けて、九州から京都に上京した島津さんが「ものづくり」の職人的な仕事を始め、学校の教材や医療機器などを受注生産しながら技術を磨き、後の大企業の礎を築いたようです。
 また、その産業基盤を成長させるにあたり、疏水を利用した水力発電による安価な電気を活用したという話が、明治という時期、安積疏水による電気と、郡山の産業の歴史とも重なり、感慨深く見学をさせていただきました。

 当時の入館料は100円と安価で、創業当時の発明品と言いますか、産業機械と申しますか、男の子の心をくすぐる展示が多くありましたので、隠れた名スポットではないかと考えております。今はコロナ禍の関係で臨時休館しているようですが、再開を楽しみにしたいと思います。

 なお、娘はこの時の受験に失敗し、京都市立大学へは進学できませんでした。結果として京都にある別な大学に進学しましたが、京都市立大学を想定して、この時にアパートを決めましたので、大学とアパートが遠くなってしまいましたが、無事に4年で卒業してくれました。
 娘が大学時代は、年に数回京都を訪問していましたが、島津創業記念資料館は、この時だけの訪問でした。また、フラリと立ち寄りたいものです。
 治まれコロナ。ということで最後まで御読みいただきありがとうございました。正解した方はメールで教えてください。外れた方はコメントに感想などいただくか、こちらの本を購入ただくかお願いします。



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