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膵臓の3分の2を失って無事(?)に重症急性膵炎での通院が終わりました

こんにちは、膵臓なしです。先日3カ月ぶりのCT検査で経過を診てもらい、「まあいいんじゃないか」ということに相成りまして重症急性膵炎に関する通院は終了ということになりました。

一時は膵臓が壊死して完全にオワタ状態になり天国タッチしてもうだめぽと思ったものですが、最終的には膵臓の3分の2が失われた程度で無事にフィニッシュとなったそうです。3割3分3厘あればワンチャン首位打者も狙えるでしょう。これからも精進します。

前回CTを撮りに来たときはまだ5月で、杖をつきながらよちよちやってきたことを思うと、普通に歩いたりできる今はだいぶ回復したなあと思います。当時は立ったり座ったりするのも「頑張って」やらないとできなかったけど、今はかなり自然にできるようになった。この調子で回復していけば20年後には100mを8秒台で走るのも夢ではないですね。(古典ジョーク)

久しぶりに病院に行ったらなんだか何もかもが懐かしく見えました。苦しかったリハビリ室。宝石箱のように見えた売店の飲み物コーナー。眠れない夜に何度も数えた天井のシミ。実際にはほぼ病室で寝たきりだったのであんま院内の思い出とかないはずなんですが、なんか思い出の母校を訪れた感じがすごかったです。

CTの機械って撮影のときに「息を吸って~……止めてください」って音声アナウンスが出るんですね。呼吸がまともにできなかった当時、その数秒間息を止めるのができなくてめちゃくちゃしんどかったことを思い出しました。そういえば常にジョギング中みたいなハァハァ状態で生きてた。あらためてやってみて「こんな簡単なことができなくなってたとかやべえな」と。

救急科で通院になる人は珍しいようで、採血のときに看護師さんから「救急? どうしたんですか?」みたいなこと聞かれました。主治医の先生もそういう患者は数人しか抱えてないらしく珍しいから覚えてたらしい。飲食店で顔覚えられたり「いつもありがとうございます」とか言われたくないタイプの自分としてはなんか恥ずかしかったです。お薬1個おまけでくれたりしたらどうしていいかわからん。

最後になるということなので「今後の生活で気を付けたほうがいいことは?」「健康診断は何かオプションの検査とかつけたほうがいいですか?」とか2万字インタビュー記事にする勢いで質問攻めにしたんですが、記事にできない寡黙なロックミュージシャンくらい「はい」「どうでしょう」とかで返されました(医師として不確定なこと言えないからそうなる)。結論としては「自分なりに様子を見ながらがんばってうまいこと生きていって」ということになるらしいです。それってさ、ただの人生じゃんね。

ということで、今後もただの人生を続けさせていただけることになったようです。帰りに「かつや」に寄って久しぶりにしっかり揚げ物を食べたら、僕よりも妻のほうがつらそうにしていました。まだ指が動かなかったり足がしびれたりしてますがだいぶ元気になりました。今後もがんばってうまいこと生きていけたらいいなあと思います。

以下、そんな指のリハビリをかねて出場した先日のスト6大会と勝ち負けに関する人生観について。

一言で言うとこうなったという話です

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