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ヴァサラ戦記撮影裏話#2〜OPあるある〜

バトルアニメOPにありがちなシーン
『ヴァサラ戦記』OP第2弾が完成しました🎉


楽曲提供は一期のOPに引き続き
3rdTimeLuckyさんに作って頂きました!
(実は母校の先輩でもある)
第二期主題歌「灯」は1/7にリリースなので
フルで聴きたい方、ぜひともiTunesへ

・サビで必ず見せ場となる必殺技連弾
・ラスボスの演出
・味方陣営・敵陣営のキャラ紹介
・未登場キャラの影→登場後はフルカラーetc...

小学生の頃から脳内でお気に入りの曲に
自作のアニメシーンを付け加えて
OPを完成させる、なんて妄想を
よくやってましたが三十路を一歩前に
それを具現化できるなんて
夢にも思いませんでした。
己の思考は行動にこそ移せば
大なり小なり形になるもんですね。

さても12月の極寒の中、
タンクトップや肌着半袖1枚で
アラサーが傘を振り回す異様な光景は
日本の、いや世界のどこを探しても
我々しかいないでしょう
オンリーワンにしてナンバーワンなのです。

『ヴァサラ戦記』という少年漫画の
あるあるをたくさん詰め込んで一個の
物語にしちゃおうなんて馬鹿げた企画を
ワクワクしながら作ってる僕。
それを見て楽しんでくれる人がいて
そこからさらに世界を広げてくれる。
ある種、部活のような熱い熱い
共有体験ができています。

こうしてあるあるを作るときとか
どうしてるんですか?って聞かれるんですが
好きだと勝手に脳内が
情報収集しちゃうんですよね

なんか漫画読んでても映画見ててもアニメ見てても
あれ?このシーンなんか既視感あるぞとか
見たことあるなって思って調べるとやっぱり
その元となるネタとか影響を受けたシーンとか
パクry…オマージュされたシーンとか多いんですよ
そういったいわゆる
ベタ(王道)とベタじゃない(斬新)
な設定や筋書きが見え隠れしながら
ストーリーが進行するから面白いんですよね
ベタばかりでは飽きるけど
ベタじゃない展開だけでは観客はついてこない
よほど斬新かつ面白いと突き抜けたものは
それが評価されて更なる
王道として見直されるので
その絶妙なバランスを行ける人が
俗に言う天才なのかもしれませんね

そして今回はアニメOPでした

アニメOP(ED)も含め演出が
オサレだなぁと思うのはジョジョ四部とか
抜群ですよね
回を追うごとにOPやEDの演出が変わってくる
1話と最終話で対になってるような
映像の細部までのこだわりは
作品にかける愛や情熱が伝わります。

そもそもアニメという媒体は
演出もそうですが脚本や
ストーリー構成など漫画では出来ない
表現を駆使して魅了させてくれるのが
最大の利点。

ハイキューやスラムダンクなど
スポーツ系の漫画をアニメで見ると
ボールやキャラクターが活き活きと動くので
「あぁ今こうなったから影山や日向はこう動いたのか」
と漫画で読むときよりも鮮明に明確に
視聴者に見せてくれるのです。
アニメしゅごい・・・。

進撃の巨人・鬼滅の刃など
アニメが大ヒットしたからこそ
評価される作品もありますものね。
原作それ自体面白いけど
これ、アニメにしたら(映像化したら)
もっと売れるよ
って売れた作品だと思います。
昨今はそれ狙いでさらに売り込みにかかる
作品も多いと思います。
それほど日本のアニメ産業は全ての娯楽に
(楽曲・ホビー関連にしろ)
多大な利益をもたらすものであります
末恐ろしいですね・・・。

そのアニメを成り立たせる
演出・脚本・構成そしてなんといっても作画。
それらを手がける天才的クリエイター
なくしてはこのアニメ文化は
発展していきません。

僕の中でアニメといえば
小林靖子大先生と思うくらい
気づけば彼女の脚本や演出に
魅了されています。
幼い頃熱中した仮面ライダー龍騎も
彼女が手がけていました。
さらにもっと言えば彼女に影響を与えた
大先生の大先生である井上敏樹氏は
神様のような存在です。
僕が一番好きな仮面ライダー555(ファイズ)は
彼が生み出しました。
最近では今年の戦隊ヒーローである
暴太郎戦隊ドンブラザーズも脚本しています。
特撮界の重鎮であり、まさしく
井上〝大先生〟なのです。
特に井上先生の作り上げた
555は仮面ライダーという枠を抜けて
一つのドラマとして最高傑作なんです。
悪には悪の流儀がある様を子ども向け番組で
流すしたたかさ。
一見子ども向けのお話なのに
大人が頷いてしまうシナリオが
どうにも僕のツボなのです。
御伽噺のフィクションの中に
突如リアリティという
鉄槌がくだるあの奇怪な世界観は
この世の真理ですよ。。。
こうして単に特撮は何も子供だけが
見るものじゃないんだよという
確固とした地位を築いているのは
仮面ライダーの強みだと思います。

アニメでも同じです
子ども向けに思えるタイトルを
見事に大人向けな作品に昇華した
永井豪先生の「デビルマン」も好きです。
〜マンって聞くと
ウルトラマンとかヤッターマンみたいな
子どもが喜びそうな作風なのかと思いきや
油断して見始めると結構心抉られるんですよ。。。
視聴後の感情をめちゃくちゃにされるので
あまりお勧めはしませんがw

こうした偉大な先人たちや
リスペクトするクリエイターが
何に影響を受けて育ったのか、
何に影響を受けて創作をしているのかを
知るのが好きなのですが
ONE PIECEの尾田栄一郎先生も
先に述べた小林靖子先生も
もっと言えば映画監督のタランティーノや
ジョージルーカスも日本の〝時代劇〟に
感銘を受けているんです。

僕はONE PIECEがきっかけとなり
学生の頃に時代劇を貪るようにハマってしまった
人種なのですがやはり面白いです。
(僕の年代だとマジで周りに見てる人
いないのが悲しいがw)
尾田先生がお勧めする
「次郎長三国志」や藤虎の元ネタである
「座頭市」も面白いですが
特に好きなのは小池一夫原作
三隈研二監督の『子連れ狼』、
黒澤明監督の『椿三十郎』ですね
当時の時代劇に共通してあるものは
〝弱きを助け強きを挫く〟作風。
いわゆる義侠とか任侠って世界観ですね。
戦後まもない昭和の日本のヒーロー像は
こうして作り上げられました。
ONE PIECEもその作風が
脈々と受け継がれてますよね。
まさに受け継がれる意志ってやつです。
こうして半世紀近く前に作られたものが
海を越え時代を越え今もなお様々な作品に
影響を及ぼしていると考えると
元祖やオリジンと呼ばれるものの力は
凄まじいなと思うばかりです。

戦隊ヒーローや仮面ライダーにしたって
それを創造した石ノ森章太郎先生がいなければ
いまこうして子どもたちを夢中にさせる
ものさえなかったのです。
常に誰かが熱狂して何かを手掛け
それを紡いでいき新たな魅力を
見出す人間が産まれ続けることで
文化は発展していくんだなぁと思いました。

ぼくらはその恩恵を大いに受けている。
さまざまな人間が紡いできた
漫画や映画といったサブカルチャー、
ひいては音楽・芸術といった
歴史の全てを五感で体感し楽しめている。
だからこんなふうにYouTubeで動画を作って
たくさんの人々に楽しんでもらえる

ならばその良さを存分に伝えないと
先人に申し訳が立たないではないか!
と思うのですよ

最近はね大人たちが日本はもう
オワコンだなんだって言い過ぎなんですよ
確かに昔に比べて経済的な数値とかで
見たらそうかもしれないけど
日本にはこんなに素晴らしいものが
まだあるじゃないかと!
終わった国なんて自分たちで
レッテル貼ってたら残された子どもたちは
どんな顔で過ごしゃあいいんですか!
終わったならまた始めろ!という
謎の気概のもと僕は自分のやれるだけのことを
心血注ぐ次第であります。
まあ正直難しいことはよくわかんないですwサーセンw

だから見てくれる人にはこんなアニメとか
映画があるんだよ!スッゲーよね!
元ネタ見て楽しんでね!とか
そんなふうにも思って作ったりしてます。
事実、シネマンガテレビきっかけで
この映画見ましたとかアニメ見ました!
ってコメントがくることがありますが
非常に嬉しく思います笑

これからも日本が作ったスッゲー文化を
超微力ながらも誠勝手に後世に
伝えられるよう工夫していく次第であります
そのためにいろんなエッセンスを
凝縮していく作業を繰り返しています

たろちゃん組

少年漫画あるある『ヴァサラ戦記』

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