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闇堕ちあるある

やってまいりました!!
シネマンガテレビ・リーダーたろちゃん組の
『勝手に漫画コラム!』

本日のテーマは〝闇堕ち〟!

本件を扱うには冒頭から
高すぎるテンションに
ややブレーキを踏みつつ
書き殴っていこうかと思いやす。

そもそも何故今回はこの回かと言うと
呪術廻戦第2期でついについに
夏油傑くんが闇堕ちしてしまったからである!
闇堕ち大好き芸人たろちゃん組くん
長年待ち侘びたシーンに大歓喜。

人が一人闇に堕ちているのに
歓喜とはワレ人の心あるのかと
その人間性に疑いを向けたくなりましょうが
本当に作画と演出、それらの表現が
神がかっていてアニメにしか
出すことのできない
漫画にも実写にもない
奥行きを孕んで夏油氏は
痛快に堕ちてくださったのだ。

闇堕ちキャラと一口にいえど
タイプは千差万別だ。

この夏油くんやサスケェのように
本来は仲間であったにも関わらず
取り巻く環境や感情の変化などから
沸々と現実に怒りや憤りを覚え
なんらかのきっかけを契機として
ストンと堕ちていく人がいる。

はたまたヒュンケルのように
最初から闇堕ち状態で登場し
主人公たちとの戦闘を経て
見事光堕ちしてしまうお手頃リバーシブル
人気キャラに成り上がる?こともある。

と思えば爆豪のかっちゃんニキのように
あ、こいつもここらで闇堕ちするやろ、、、
と思いきやまったくしない!?
どころかジャイアンよろしく
最後はめちゃくちゃ良いやつに!?
みたいな展開まで用意されてるんだから
集英社の引き出しはすごい。

とりわけ夏油傑の闇堕ち描写は良い。
あまりにも良すぎる。
呪術廻戦はフィクションでありつつも
現代の日本を舞台にしている分
感情移入やその背景に入り込みやすい。
夏油傑の闇堕ちは我々人間の内包する
負の感覚そのものだ。
それは長く暗いトンネルのようであり
迷路のように次々と阻まれていき
グルングルンとうねり続ける闇の渦なのだ。
掲げる理想や信念と目の前の現実との違和感
できることとできないこと、
自分と他人・自分と天才
いつしか自分の信じたものすらも疑う
自分と自分の乖離。
心を亡くして忙しいなんて
言ってる余裕もないほど心の擦り切れる毎日。
これらは時間をかけてじわりじわりと
本人を追い詰めフッと事切れた瞬間に
一気に堕ちていく。

『猿め。』

我々も仮に闇堕ちするならば
負に完全に染まり切る感覚はおそらく
こんな感じだろう。

「猿め」この一言がやはりアニメでも
ズドンと響く。
たった3文字、否漢字を使えば2文字。
彼本来が掲げていた理想の世界を
ひっくり返すには
あまりにもシンプルでいて
含みの多い重厚なパンチラインである。
ここで英語版だと
「Monkey...」とでも言うのだろうかと
余計なことを考えてしまう前に
本題に軌道修正しよう。

たろちゃん組は敵キャラが大大大好きで
どうして敵になったかという背景が
その作品における根幹だと定義しているので
闇堕ちキャラは大好物。
もちろん夏油傑は呪術廻戦で
最も好きなキャラだ。

呪術廻戦の過去編は
五条悟の覚醒及び夏油傑の闇堕ちが
セットでやってくる。
むしろ覚醒したからこそ闇堕ちしたのだ。
あのまま2人は最強でいれたら
2人で問題解決できていたら
また違う未来もあったかもしれない。
だが1人は五条悟になってしまったのだ。
対照的な二人の思想は交差し
序盤と終盤においては見事に
逆転する。
この構成の美しさ
脱帽致します。

やはり敵の描写は良い。
堕ちていく様も悪の道を突き進む様も
大義を持って悪になる様も
どれもが僕としては天才五条悟よりも
感情移入できるのだ。
そう考えると悪に天才はいない。
悪は悪の道へ努力しているのだ。
とわけわからんことを言って
今回のコラムを締めたいと思います。
ちゃお👋

p.s.
闇堕ち好きたろちゃんのつくった
闇堕ち回だよ

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