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鮎釣り入門講座1ー2 心得2

先回では私の所信表明、というか自分で見返しても

と思うような御託を並べていたわけですが・・・。




すみません、今回も御託を並べさせて頂きます。

先回は私の心得(?)でしたが、今回のタイトルにある心得とは、これを読むであろう初心者さんたちのための心得となります。

おおまかに3箇条にまとめました。

そして、これを読んでをやりたくなるような初心者さんは存在するのだろうか、というような内容になります(笑)





一、鮎の友釣りの敷居は高いぞ

昨今、鮎釣り入門サイトを見ると、「今では竿の価格もリーズナブル」「仕掛けも完全仕掛けがるので初心者でも始めやすい」などと書かれている事が多いようですが、それでも他の釣種に比べて敷居の高さは群を抜いています。

タックルの価格は高く、鮎釣りの話を人とするとまず話題になるのが「竿の値段が~」となるわけですが・・・実はタックル価格はそこまで敷居の高さに影響はしません。


例えばシーバスフィッシングと比べた場合に、釣具屋で安い竿とリール、ルアーを買って堤防でポイっとキャストすれば、それがシーバスフィッシングのスタート地点になるわけですが、それで本当に釣果を求められるかと言えばそうではありませんよね。

シーバスで釣果を求めていくと本当のスタート地点は、ウェーダーを履きゲームベストを着てルアーケースに十数個のルアーを入れて夜中に行く、となります。(この価値観、私だけ?笑)

鮎の場合はシーバスにおける前者のスタート地点と呼べないようなスタート地点は元々存在せず、後者のスタート地点が鮎のスタート地点になるというだけです。

皆さんが大好きな話題の、竿の値段の件もハイエンド品を選ばなければ、メーカー製のシーバスロッド+リールの価格と大差ありません。

タックル価格以上に敷居を高くしているのが、釣れる仕組みが他の釣りとあまりにも違いすぎるという点にあると思います。

友釣り故に、オトリを管理しなければならない。

友釣り故に、オトリへの負担を減らす仕掛けが必要になる。

友釣り故に、オトリの活きの良さを保つ専用の道具が多く必要になる

友釣りにおける複雑さの全てはオトリを元気に保つという点に集約されていると言っても過言ではなく、それが友釣りの敷居の高さに繋がっています。

生餌を使う釣りを除けば、他の釣りではほぼ意識しなかった要素が非常に多くあります。




一、他の釣りに漏れず、根気が必要


釣行日数が週イチの鮎師は、鮎を始めた年は苦労をするだけで終わるかもしれない、という覚悟が要ります。

私が鮎釣りを始めた歳は20代前半、今年で10年目になりました。(早すぎ、まじかよ!)

当時は夜勤のある仕事をしていて、子供も居なかったため昼間は手が空くわけですが、本当に毎日のように鮎釣りをしていました。

毎日毎日鮎釣りをするわけですが、それでも、よく分からず釣れた(要は楽しめたわけではなかった)、仕掛けのトラブルで釣りを中断せざるを得なかった、そして竿を折り(借り物の!)、釣りをしばらく休まなければならくなった、などなど鮎1年目は釣りを楽しむというよりは経験を積むためのシーズンに終わった、という記憶があります。

いや、まあ、それでも楽しんでいたのかもしれない(笑)

今は、ほとんどの社会人にとって一般的と思われる、行けて週イチアングラーになったわけですが、もしこの状態で鮎釣りデビューをしていたら、最初のシーズンは本当に苦労の経験を積むだけのシーズンに終わったのでは、と思います。

運の良いことに私の鮎デビュー年・及びその翌年は地元河川のウルトラハイパー大当たりの年だったようで、非常に豊漁に恵まれました。

特に2年目の豊漁は狂ってると言っても良いほどの大漁&大型鮎に沸いたシーズンで、釣れまくる経験をすることが出来ました。


それ故に鮎釣りの面白さを知ることが出来、続けることが出来たのだと思います。

鮎の面白さを知るためには何よりも、釣れまくる経験をすることが非常に大切です。

あくまで個人的な嗜好も含みますが、鮎は大切な1尾を追い求める釣りより、釣れまくる釣り(入れ掛かりと呼ぶ)に面白さがあると思います。

釣りに行ける日が限られる方は天候にも左右されやすいですし、釣り自体が技術的に上手くいかないかもしれません。

それでも根気強く続けることで、どこかのタイミングで入れ掛かりを経験できれば、鮎釣りが大変面白い釣りであると知ることができるはずです。



一、鮎をやるということは、一目置かれるということ


他の釣りをやられる方に「おれ、鮎やるんだ」という話をすると、ほぼ間違いなく(こいつ、釣りに関しては本気(マジ)なやつだな・・・)と思われることでしょう。

会社で釣れた鮎を配ったりなどすると、特にご年配の方から大変喜ばれます。

もし、あなたが目が死んでる陰キャでも、仕事もミスして他人に迷惑ばかり掛ける方でも、毎年夏になるとを配るということが免罪符となる・・・・かもしれません。

地域の集会や慰労会などで鮎を焼こうものなら、あなたに対する他の印象等は全て消え去り、鮎をやる人という人物像が出来上がります。

地方の、特に田舎では、鮎釣りをするのは地元の名士だったり、ボンボンの道楽息子だったりすることが割と多く、普通に会社員として生活していては関わりを持たないようなタイプの方と親しくなることが、ままあります。

そして家に対するイメージも、「せがれが鮎をやる家」だったり、「あそこの旦那は鮎をやる」になります。

もしくは「奥さん大変でしょうねえ。」である。

(実際、奥さんが大変かどうかは、あなたの思いやりに掛かっています)

以上、鮎釣りについて心得や思ふことを書こうと思えば、いくらでも言葉が脳内に湧いてくるのですが、きりがないためにこの辺りで終わりにしておきます。

ここまで、友釣りの原理とか、鮎の食性とか、一切書いてないのですが、いいのだろうか(^o^)

友釣りの原理に関する、版権に抵触しないイラストや写真を用意するのは大変だし~まぁその辺はググれは一瞬で出てくる内容だし~。

友釣りを始めたいと思っている人ならそのあたりは元々知っているか、調べる気概はあるでしょう(笑)

ということで、恐らく次回からは道具の選び方など具体的な釣りに関する解説をしていこうと思っているのですが、どういった順序で説明したらいいか、写真?動画?はいるのか?など構図が、私の頭の中で全く出来上がっていないので、しばし時間がかかりそうです。

当初の通りコラム、エッセイ的に書いていこうと思っている次第です。

Youtubeチャンネルもよろしくお願いしますm(__)m


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