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鮎釣り入門講座2-1 何はともあれ竿だ

さて、今回から具体的な内容に触れていこうと思います、鮎釣り入門講座。

なんか記事タイトルのナンバリング(1-1とか、2-1とか)が、いまいち分かりづらいなって感じなんですが、どうでしょう?

道具編とかにしたほうがいいでしょうか・・・などと数少ない読者様に問いかけても仕方がない気がしますが。

(読んで頂いて大変ありがたく思います。)

本題です。

この釣りほど「格好から入らなければならない釣り」も、なかなかないと思います。

下手したら、下手したらの話ですが専用ウェアを脱げば全裸になってしまうというほどに、頭のてっぺんからつま先まで、あらゆるウェア類で揃えなければならないのが鮎釣りです。

ちなみにたろたろさんは脱ぎ捨てても全裸にはなりません。誤解を招かないように一応ね。

余談ですが、あまりにデザインがアレなため、衣装(笑)と呼ぶこともある。

私の鮎釣りは今現在4本の竿で完結してしまっている

そして、特にコレがないと話にならんぜ、というのがズバリ、釣竿です。

今回は「俺、今年から鮎釣りやるんだ!」という文字通りの初心者さんへの”最初の1本”を選ぶ指南・・・となれば良いなという記事になります。

もちろん、予算は人それぞれ変わるし、ホームとなる近隣の河川の形相で釣り方も変わるので、一概に言えない部分はあるかと思いますが、結論から述べさせて頂くと、

定価60,000~170,000円
全長7.5m~8m
の竿から選べ、となります。

竿のラインナップが頭に刻まれているような鮎師なら、もうアレアレアレだなというのが検討がつくくらい絞った選択肢になります。

では何故、その価格帯・全長を選ぶのか?という話に移っていこうと思います。

まず価格帯ですが、安値の下限値、これはまあまあ理解が及ぶところだと思うのですが、イマドキ流石にこれ以上のグレードの竿じゃないと厳しいゼ?という値になります。

ちなみに、それでもルアーロッドにおけるハイエンド付近の価格帯。たっけ~~!

まあ、リールはありませんのでね・・・。

そしてなにゆえに価格の上限値を設けたかと言いますと、どれだけ資金が潤沢で、「じゃあ、ここからここまでで」なんていう買い方が出来てしまう御人であっても、初めてであるならハイエンドは避けたほうが道具に対する楽しみがあるぞ、ということなのです。



個人的な意見になりますが、釣りだけでなく道具を使用する趣味全般において、楽しみの一つに”道具を愉しむ”というのがある、と思うわけなのです。

魚を取得することだけが目的ならスーパーの鮮魚コーナーに行くか、漁をしようやってことになるのですが、あえて遠回りな釣りという行為をする理由は、楽しみたいというのがあると思うのです。

ちょっと分かりづらいので、更に分かりづらい(笑)車に例えてみると、運転免許を取得して初めて購入する車がランボルギーニだったりフェラーリだったりすると、それ以降は国産車なんかを買っても感動は無いわけなんですね。

(そんな車所有したことなどないので、知らんけど・・・)

最初にエントリークラス~ミドルクラスの竿を使用し、それに体を慣らすことによって、将来、上級グレードの竿を購入した際に道具の良さを体感できる、というのが私の考えになります。

いきなりハイエンドモデルを購入するのは避けたほうが、楽しみを残しておけるというわけなのです。

続いて竿の全長について。

現代の鮎釣りにおいて最もオーソドックスな竿の全長は9.0mになります。

ではなぜ7.5m~8.0m(短竿に部類される)を選ぶのか?

9.0mという全長は、10m~数十mの川幅を持つ、いわゆる本流河川の中流域以下での使用を想定された全長になります。

この竿を上流域や、支流の渓流と呼ばれるような川相で使用するのは、取り回しなどにおいて初心者にとっては少々ですが難があるのです。

竿を担いだら枝に当たった長すぎる竿が川を跨いでしまい曳舟を腰に繋いでおけない、といったことが起こります。


じゃあ本流で釣りをすればいいぢゃん!となりそうな話ですが、本流域では鮎の着き所にバラつきがあり、釣れる・釣れないの差が顕著になりやすく、場所選びを一歩間違えばその日の鮎釣りは棒に振るなんてことも少なくありません。


↑これほどの規模の河川となると、鮎の着き所に入れた者のみしか釣れないなんてことはザラになります。

はてさて、この画像に写っている太公望たちの幾人が良い思いをできたのか?

その一方、川幅の狭い支流や本流上流域では、鮎が全域に渡って散らばっていることが多く、的確なポイント選定でなくても”ある程度の鮎の反応”を得られやすくなります。


↑このくらいの川相が、初心者にとっては丁度いいと思います。

前回の記事でも書きましたが、鮎釣りの面白さを知るということは、鮎を釣ることにあります。

初心者であれば、とにかく鮎の居るところで釣りをするべきなのです。

7.5m~8.0mの短竿はそのような支流~上流域での釣りに適し、尚且つ本流に出るにもそこそこ使える長さなのです。

それに加え、短竿であれば価格を抑えたモデルでも、30万円クラスの9.0m竿と遜色ない感度・持ち重りに仕上がっているので、将来的により高クラスの9.0mを購入するとしても、末永く支流専用竿として使い続けることが出来ます。

また、別の視点から見た話になりますが、比較的入手が容易なダイワのフロロ完全仕掛けの全長調整機能が7.5m~のというのも、初心者にとっては結構重要な要素かと思います。


おまけに支流・上流の鮎は、小さいながらもべっぴんさんが多いような・・・気がする。

と、ここまでうだうだと御託を並べてきたのみで、結局どれ買えばいいんだよ!という話になりますが、

シマノのナイアード75もしくはダイワのアバンサー80Mを買っておけば間違いはないはずです。

次回は竿以外に揃えるべきタックルについて何か書きたいと思います。

(未定)

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