詩にてえな
南瓜の緑
蚊にぶっさされたケツの穴
コンナコトガアロウトハ
水平線では
女中頭のロボットが
妙な笑顔で
薙刀を振り回していた
鯨の死骸
象の死骸
ヘミングウェイの死骸
薙刀が錆びると
女中頭は愛液でメンテを施す
太陽に焼かれた
お手々に
原爆をぶら下げた
赤ん坊が
国道4号線を走っている
兵隊たちが
切符をきろうと
やきもきしているところへ
老婆が通りかかり
轢き殺された
老婆以外の全員が
押しなべて
焼きそば好きだった
近くの大人たちは
沢山の生首に糸を括りつけ
空へと
通学している
今しがた
ビールサーバーを背中に抱えた女が
マンホールへと降りて行くのを
おれは見た
今しがた
大きな尻が
沈んでいるのを
おれは見た
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