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仕事で難しいのは、技術なんかより人間関係な気がする

社会人になって8年目ですが、いまだに「うーん、こんなことを言われたけど、困るなあ」と思う場面に遭遇することがあります。そういう内容に限って、人間関係がらみだったりするんですよね。

まだまだ勉強しないといけないことはたくさんありますが、それでも技術的には自信がついてきたので、大概の技術質問には自分で答えられます。答えられないような内容はシニアな技術者に相談すればよいので、白黒がはっきりつけやすいですが、人間関係がらみの仕切りが必要な時はいまだにとても神経をすり減らしてしまいます。

今までにも細かいことは色々とありましたが、その度に必要以上にストレスに感じたり、どうすれば良いか考えるのに時間を費やしてしまったりしたので、備忘録もかねて考え方を整理しておこうと思います。

何があったか

私はセールスエンジニアなので、営業チームの一員としてお客様との商談を技術面から支援するのが仕事です。

それに対して、一緒に働く営業さんは、お客様とのメインの窓口です。営業さんたちがお客様との日時調整を行ったり、アジェンダを練ったり、最終的な契約の話をします。いわば営業チームの主人公といったところでしょうか。私たちのチームはバナナが商材です。バナナ売りの営業さんは、夏休みに入ってしまったので、しばらく出社しません。

さて、私と営業さんの他に、別の製品を売るチームがいて、そのチームも同じようにセールスエンジニアと営業といったチームを組んでいます。そのチームはケーキが商材です。

今回、ケーキ売りの営業さんから、直接私に対して、「あるお客さんにバナナケーキを売りたいので、来週デモを設定して欲しい。」と言われました。

この依頼の問題点

さて、バナナやらケーキやらが出てきて、読んでくださっている方はさぞかし????だと思いますが、なるべく分かりやすく、この依頼がなぜ問題なのかを書いていきたいと思います。

①バナナ担当の営業さんが不在の間に、私がお客様とのメイン窓口になることを期待されている。

ケーキ売りの営業さんから、いきなりマルっと依頼されたこの案件ですが、よくよく考えてみれば、お客様とのメインの窓口になることは私の業務範囲ではありません。私は営業チームの一員で、技術面の支援はしますが、お客様のビジネスニーズの発掘や商談全体のドライブはやりません。それは営業さんの仕事です。

それに、"あなたはケーキ担当の営業さんですよね?私が一緒に仕事をしているのはバナナ担当の営業さんであって、あなたではないんですが?バナナ担当の上司から依頼が来るなら分かりますが、なぜいきなり私のところに連絡を???"とも思いました。w

正直、これが一番「は???」と思った理由です。こんな基本的なことから指摘しないといけないの?と感じたのも、ストレスに感じた理由です😅

②私はバナナケーキ担当のセールスエンジニアではない。

ケーキ売りのジョーからさらっと依頼されたこの案件ですが、私はバナナ専門のセールスエンジニアなので、バナナケーキに関する専門知識はありません。

そのため、①バナナケーキ専門の技術担当は別にいるので、そのチームに依頼する または、②私のほうで、バナナケーキの技術デモをするためには準備時間が必要だと伝える のこの2つが対応策だと考えました。

どう対応したか

まず、一点目に関しては率直に、お客様との関係のオーナーシップを持つべき人は営業さんなので、彼の不在中に彼の役割に踏み込むようなことはしたくない。と伝えました。その上で、彼の戻りを待つか、彼の上司がミーティングに参加できるかを確認しました。

二点目に関しては、バナナケーキ専門の技術担当者のサポートを得るには、ある程度の規模の商談ではないといけないため、商談の詳細について質問しました。そこで、一定規模の商談であることが判明したので、バナナケーキの技術担当者のサポートを得ることができました。

次に活かしたいこと

質問することは悪くない。小出しに聞くのもOK。

アメリカで働いていると、分からないことに対して質問する癖はついてきているものの、それでも今回のように複雑な依頼をされて自分が困ってしまうと、「これが分からないと次に進めない!」と分かっていても、なんとなく聞きにくさを感じてしまったり、一括でまとめて聞けるように質問リストを作らないといけない、という風に感じてしまっていました。

いきなり反応せず、問題点を整理しよう。

こういった「???」な依頼が来た場合、感情的になっていきなり返信を書いてしまいがちでしたが、今回のように、行動に移す前に「何が問題か」を洗い出して、一つ一つの項目に対して論理的に行動していくのが良いと学びました。

変な人はどこにでもいる!

どこで働いていようと、ちょっと「えっ」と思う態度をとる人や、今回のように「は??」と思う依頼をしてくる人はいるんだなというのが学びです。

特に、営業さんはとても良い方が多い一方で、残念ながら自分のノルマ達成のためなら周りのメンバーをこき使う人も存在します。

私の場合、「(当たり前、初歩的すぎて)なんでこんなことを聞いてくるの?」という人たちに遭遇するととてもストレスを感じてしまします。技術的なことならどんなレベルでも大歓迎ですが、こういった人間関係のコミュニケーションや、人の作業範囲に関わることでゼロから指摘しないといけないのが特に嫌と感じると、最近気が付きました。

しかし、そういう人達は絶対どこにでもいるので、その度に一喜一憂したりストレスに感じるのはもうやめようと思いました。


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