「本当に世界を狙えるかも」と思ってGaudiyに入社し、1年半経ったエントリ。
はじめまして、土居(@taro_enginner)と申します!
お試し入社から、1年半経ってしまったのですが、今回機会をいただき必死に書いています(笑)
この note では今までをちょっと振り返るということで、社会人としてのキャリアも少し紹介しながら書かせていただければと思います。
ちょっと文章は当初思い描いていたものより、かなり固くなってしまったのですが、中身はふわとろな人間です。自分で言うなよって感じですよね。
そんな人だと思いながら読んでいただければ幸いです。
簡単な自己紹介
新卒では大手ハウスメーカーの営業として、注文住宅を販売するところから始まりました。今でもローンの計算や年収に対する借入可能額、おおよその間取りの設計とかはできると思います。(もしかしたらちょっとした特技と言える?)
そこから、エンジニア転職ブーム(?)に乗り、システムを触りはじめ、現在に至ります。
Gaudiy に在籍中のエンジニアでは、バックグラウンドが他業種の人ってまだいないので、社内的にはちょっと珍しいのかなと思います。
なぜ Gaudiy がいいと思ったのか?
Gaudiy に来る直前は、フリーランスとして活動していました。やってみたい仕事を自分から選ぶことができ、働きたいときに好きな場所で働き、かなり自由に働ける期間を過ごしました。
エンジニアになったからには、やっぱり一回はそういう働き方をしてみたくて(笑)、すべては自分の責任という緊張感があるけれど、ストレスなく仕事できるのが、この時の私にとってはとても魅力的な環境でした。
当時は(今も変わりないですが)決して有能な人材ではないのに、仕事を一緒にさせていただいた方をはじめ、お世話になった方々には、感謝しております。
自由な働き方で、みんなが羨むような環境を手に入れて、将来性もある。悠々自適な生活を手に入れたと思っていました。
が、1年くらいその状況で働いて、今の現状に ”停滞” を感じはじめてました。
エンジニアなので、スキルの停滞はあまり感じていなかったのですが、ビジネスを通して社会に貢献する ”社会人” としては停滞を感じつつありました。
停滞は衰退の始まりということで、このままでは「近い将来、仕事に対してやりがいを持って働けるのか?」という自分自身の問いに、「No !」と、心のなかで警鐘が鳴っていました。
エンジニアという職業に関してはやりがいがあって、フリーランスの働き方も良い点がたくさんあるけど、10年, 20年のスパンで考えると、今は「社会全体でみても挑戦的な仕事がしたいな」と改めて考えることになり、軸を変えて仕事を探し始めました。
そんなときに、「エンタメ × ブロックチェーン」という興味深い2つのワードが並んでいる会社を見つけました。
ブロックチェーンという言葉に引っかかったのは明確に理由があって、2020年の1月に、知り合いのエンジニアから「今のブロックチェーン業界は、一昔前の機械学習の界隈の雰囲気を感じた」という体験を聞いたことがあったからです。
その人自身がブロックチェーン業界と機械学習の業界どちらも働いていた方で、そこで得た体験知だし、「歴史は繰り返す」と考えていたので、近い将来関わるのはおもしろそうだなと、なんとなく頭の片隅に置いていました。
エンタメも単純に「おもしろそう」という思考がありましたが、本質的には “人格の形成” に強い結びつきがあるのが現代のエンタメだと考えていて、仕事で関係するのはとてもやりがいを感じるのではと考えていました。
さっそくお話を伺ってみようと思い、実際に石川さんとカジュアルに話させてもらう機会をいただき、衝撃を受けました。
描くビジョンとそこに至るまでの道筋、なぜブロックチェーンを手段として用いていて、エンタメという領域に展開しているのか、すべてが繋がっていてロジカルな説明を受けた時、「めっちゃ楽しそうだし、この会社は本当にやれそう」という納得感を持っていました。
当時はまだ世界的にも、NFT や DAO などがマスには届いていない時期でした。なので、正直なところ具体的なイメージは自分の中ではできていませんでした。
ですが「新しい世界を作っていける。その一端を担えるかも」と直感で感じ、個人のキャリアとしてもおもしろみがあるなと、ワクワクしていた記憶があります。その日のうちに友人たちにおもしろい会社を見つけた!と、興奮気味に話しまくっていました。
そこからは、私の中では即決して、見事にJOINさせていただくことになりました。
Gaudiy でいいなと感じるところ
今私が感じている Gaudiy の人たちの良いなと感じているポイントをあげてみようかなと思います。あくまでエンジニア目線なので、ちょっと偏っている部分はあるかなと思います。
1.「何を成し遂げたい?」をベースに考えている
エンジニアとして働いていて、「どんな課題があってその開発が必要なのか?」を1人1人のエンジニアがヒアリングしたり、模索したりしていることが多いなと感じています。
開発をしているとどうしても機能重視の考え方になって、本当に届けたい価値とは違うものができてしまうことは往々にして発生するのかなと思います。
恥ずかしながら、自分はまだこの視点の切替は得意とは言えないと思っているのですが、エンジニアが当たり前のように「何を成し遂げたいのか?」を理解しながら開発を進めていこうとしているのが、いいなと感じているポイントです。
ただ、ここは会社として改善していきたいポイントでもあって、事業全体としてまだ「ユーザーにどんな価値を提供できるのか?」は模索しているところもあり、領域としてはまだまだ不確実性は高いと感じています。
プロダクトをグロースさせるためには、より “提供価値” を意識した開発を行っていかないと、世界に通用するプロダクトにはできないと思っているので、個々がより意識していきたいです。
2. オーナーシップが阻害されない
Gaudiy として最大のアウトプットを出すために必要だと感じた取り組みは、全員が提案できます。
そのための仕組みを会社で作っており、エンジニアには馴染み深い Pull Request の形で提案・解決方法をあげて、レビューをもらって組織のルール(Gaudiy Protocol)に反映させていく方式をとっています。
最近だと、SELECK さんのこちらの記事が詳しいかなと思ったので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
また、開発チームの目線で考えると、開発リーダーのような役割は現状設けていません。これは、どうしてもこの役割があるとトップダウンな開発になるところがあり、弊社が会社の Value としてあげている DAO的 な組織を体現するには、障害になりやすいのかなと思います。
基本的には、開発の技術的な意思決定や仕様の意思決定にもレビューのプロセスがあり、基本的には何か意思決定が必要な時はチームで意思決定をしていく流れがあります。
3. 人格がいい人たちが多い
少なくとも自分は人間関係で悩んだことはありません。トラブルの原因はだいたい人間関係から来ることが多いかなと思いますが、基本的にみなさん気さくで相手への配慮ができる人たちだなと思います(当たり前ですかね?)。
年代を問わず優秀なメンバーが多く、学びが多いので、働けていてよかったなと感じています。最近もどんどん業界をリードするような優秀な人が続々 JOIN してきており、焦りとワクワク感を持って仕事しています。
Gaudiy ではお試し入社制度をとっており、全社員に「この人と働きたい!」と思ってもらうことで入社が決まります。自分は最初「なんてファンキーな制度だ...」と思ったのですが、これは双方にはっきりとしたメリットがあるかなと思います。
会社としては「文化をとめない人材なのか?」を見ることができるし、お試し入社側も「Gaudiy 本当にあっているのか?」を見極められる大事な期間になります。
この制度もあって、バックグラウンドとかは多様な人たちがいながら、根本的な価値観が Gaudiy にあっている人たちがいるのだろうなと思っています。
今まで何をやってきたのか、そしてこれから
エンジニアとして、いろんな経験を積めています。スタートアップなので純粋にやることも多く、エンジニアの技術的なキャリアアップとしても楽しめる環境だと思います。
細かいのはもっとありますが、通常業務では以下があげられるかなと思います。
アーキテクチャの設計
決済システムの開発・改善
認証基盤の開発・改修
NFT に関するオフチェーン・オンチェーンの開発
クラウドインフラ・セキュリティに関する開発・改善
今は主にバックエンドのエンジニアとして活動していて、プロジェクトリーダーもやらせていただきました。
上述しましたが、今は開発リーダーの役割はないので、プロジェクトリーダーという存在は Gaudiy にはありません。
自分より優秀なエンジニアしかいない中で、どうしたらチームの最大限の力を出せるのか、悩みながら進行していく経験をさせていただきました。個人的にはうまくいかなかったことのほうが多くて、時には私がうまく立ち回ることができずに、ボトルネックになってしまっていたこともあったと思います。
改めてチームメンバーの優秀さに気づくことができたし、よりチームを底上げしていかなければ、目指すプロダクトまで到達できないなと感じています。
ですので、自分の成長がプロダクトの今後を決める(そんなことはない)との思いで、邁進していきたいと思っています。
さいごに
Gaudiy では絶賛採用強化中です!
「結局のところ何をしているの?」って言われることも多いのですが、ぜひ弊社のカルチャーデックを見ていただければと思います
興味を持ってくださる方がいれば嬉しいです!