10分でわかる海外ニュース　2024年２月14日

オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳＆まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
食材を買おうとショッピングセンターにいき、お店に入ろうとするとそっちじゃないと２歳の息子に手を引かれた。
ズンズンと迷いなく進んでいく息子。
とうとうショッピングセンターをでてしまった。
右に行くとずいぶんな遠回りになると思い左に曲がろうとすると、「ちがう」と言い、右に曲がってこれまた手を引いて歩き出した。
「どこに行くの？」と聞いても「あっち」としか答えない、ただ迷いなく進む足取り。
ついには信号を渡って、芝生を横目に公園までたどり着いてしまった。
そして手を広げてひとこと。「ブランコ」どうやら乗せてくれと言うことらしい。

たまにこうやって買い物ついでに連れてきているのかなと思い、家に帰って妻に聞いてみるとこの公園にきたことは一年前に一度だけあると言われ驚いた。ひょっとして前世の記憶か何かあるのかしらと首を捻っている。

【金融ニュース】

MSCIが発表したアジア太平洋株式指数は4日ぶりに上昇し、韓国株はベンチマークであるコスピが約1％上昇した。日本の日経平均株価は、東京エレクトロンが通期の売上高と利益の見通しを上方修正したことを受けてハイテク株が上昇し、2022年11月以来の高値となった。中国、香港、台湾、ベトナムは旧正月のため休場。

円相場は火曜日に下落し、年初の140円から1ドル＝149円前後で取引された。最近の円安は、日銀当局者が「中央銀行は支援政策からの撤退を急がない」とコメントしたことを反映している。日本経済は、夏の痛烈な収縮の後、第4四半期には年率1.2％の成長に戻ると見られている。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■タイ、観光回復のため臨時休暇を発表

・タイの閣議は、東南アジア諸国が観光産業の回復を維持しようとする中、4月の伝統的な新年祭期間中に公務員の休日を追加することを承認した。

4月12日の特別休暇は、政府機関やその他の国家機関に適用され、いわゆるソンクラーン祭りの期間を4月16日までの5日間に延長する。スレッタ・タビシン（Srettha Thavisin）首相は、火曜日の閣議後、この動きは地元の観光と消費を後押しするだろうと述べた。

■米雇用主、スーパーボウルでの1600万人の病欠に備える

・アメリカはスーパーボウルを国民の祝日にすべきなのかもしれない。

実際の試合ではなく、その翌日を。スーパーボウルのスペクタクルがますます輝きを増すにつれ、NFLがチャンピオンに輝いた翌日の月曜日に出社しない人々がいるという報告も増えている。

いわゆるスーパーボウル・マンデーは、暦の上で最も生産性の低い日として日常的に名前が挙がっている。UKGワークフォース・インスティチュートの調査に基づく推計によると、カンザスシティ・チーフスが延長戦でサンフランシスコ49ersを下した後、今年は約1600万人が欠勤すると予想されている。

■シドニーの住宅高騰で「孫のいない街」になる可能性

・ニューサウスウェールズ州の生産性委員は、シドニーの目を見張るような住宅価格が若い家族の流出を促進しており、この傾向を逆転させなければ、オーストラリアの港湾都市が「孫のいない」場所として知られるようになる可能性があると警告した。

2016年から2021年の間に、シドニーは30歳から40歳の年齢層の人口を、増加した人口の2倍も失うことになり、住宅密度を高める必要性が浮き彫りになったと、ピーター・アクターストラット氏は、生産性委員会の新しい報告書に添付された火曜日のビデオで述べた。

【最後に】

オーストラリアの郊外に行っても平均物件価格が1億円以上の街が増えてきた。当然アパートだって値上がりしている。
もちろんシドニーなんて行けば1億で買えたら安いとすら思う人がいるだろう。それほどまでに高騰しているオーストラリアの不動産市場。
30−40代の子育て世代がもっと住み良い環境、子育てしやすい場所を選ぶのは当然といば当然。
そんなこともあってか、オーストラリアを引き上げて母国で暮らそうという移民やその家族を耳にするのもまた増えてきた。
スペイン、イタリア、イギリス、ニュージーランド、香港、シンガポール、タイ、韓国、日本。いなくなった人たちの分、また入ってくる人がいる。