毎朝10分でわかる海外ニュース2021年12月28日
みなさまおはようございます。今朝のニュースは「ヨーロッパのロックダウン回避術、ニューヨーク州の人種差別の現状、日本の小売が3ヶ月連続で増加、インドの再生エネルギーブーム、オーストラリアの感染者増加」の5つです。各地域、国での感染拡大の勢いに歯止めは効くのか、ヨーロッパでは国境を跨いで隣国で買い物を楽しむ人、オーストラリアでも市中感染のリスクも顧みずマスク不着用で行動する人などが至る所で増えている印象です。そんな中オーストラリア最大のとしシドニーを中心に感染が拡大しついに感染者数1万人を超えました。楽しいホリデーシーズンということもあっって、心のタガが外れてしまったいるのかもしれません。日本では規制緩和から3ヶ月で小売の業績回復につながっていることもあり、規制緩和が経済回復において有効的だということは実証済みではあるものの今後の感染者増加に対しての対応策はどうなのか？政府の手腕にかかっています。
How the Dutch Are Escaping Lockdown Restrictions in Belgium and Germany
ベルギー、ドイツでロックダウン規制から逃れたオランダ人たち
オランダで起きた新たな監禁事件は、隣国のベルギーやドイツの道路や商店街を満員にしてしまうという、予想外の結果を招いた。ヨーロッパ全土に広がるオミクロンの変種に直面し、オランダ政府は12月19日、社会との接触に新たな制限を導入し、午後5時に必要ない店舗を閉鎖し、接客業を停止した。しかし、オランダの人々の中には、買い物やお祝いをやめずに、これらの活動を店舗やレストラン、バーが営業している国へ移した人もいる。
New York State Declares Racism a ‘Public Health Crisis’
ニューヨーク州、人種差別を「公衆衛生の危機」と宣言
ニューヨーク州知事Kathy Hochulは木曜日、人種差別を公衆衛生上の危機と分類するなど、差別や人種差別に対抗するための一連の措置に署名した。法案の多くは、新生児とその母親に影響を与える医療上の人種差別を評価する措置など、パンデミックの際に浮き彫りになったニューヨークの医療制度における不公平を対象とするものだ。特にニューヨーク市では、黒人の母親が妊娠に関連した原因で死亡する確率が白人の母親の8倍と、全米で最も高く、妊婦死亡率の危機は深刻だ。その他の法案は、ヘイトクライムの定義の見直し、法執行機関によるヘイトクライム被害者と加害者の人口統計データの収集・報告方法の正式化、特定の国家機関に対しアジア系米国人と太平洋諸島民に関する人口統計データを特に報告するよう義務付けることなどに重点が置かれている。
Japan’s Retail Sales Rise for Third Month as Shoppers Catch Up
日本の小売売上高は3ヶ月連続で増加、買い物客が追いついたため
日本の小売売上高は3ヶ月連続で増加した。ウイルス懸念の緩和により、オミクロンの変種が出現する前に消費者による支出が促進されたからだ。総務省が月曜日に発表したところによれば、11月の小売売上高は前月比1.2％増で、これは買い物客が衣類や自動車に多く支出したためである。エコノミストは、全体として1.3％の伸びを予想していた。
India’s Renewables Boom Set to Lift Power Exchange Spot Trading
インドの再生可能エネルギーブームが電力取引所のスポット取引を活発化させる
インド最大の電力取引所によると、インドでは再生可能エネルギーが急増し、スポット電力取引が大幅に増加する見込みだ。インドエネルギー取引所（Indian Energy Exchange Ltd）の事業開発部長Rohit Bajaj氏は、「買い手はますます従来の長期契約から、より安価な再生可能エネルギーを選ぶようになるだろう」と述べている。数年以内に国内の電力の4分の1以上がスポット取引で購入されるようになり、現在の4倍になる可能性がある。
Australia’s Daily Covid Cases Surge Past 10,000 for First Time
オーストラリアのCovid感染者数が初めて1万人を突破
オーストラリアでは、オミクロンの感染が急速に拡大する中、パンデミック開始以来初めて、コビッド19の患者数が毎日1万人を超えたと報告された。ニューサウスウェールズ州では、月曜日に6,324人の患者を記録し、520人のうち55人が集中治療を受けている。この最も人口の多い州では、オミクロン型による初の死亡例も報告された。この死亡例は、基礎疾患を持つ80歳代の男性で、2回分のワクチンを接種した後、老人ホームで感染したものだった。
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